ＳＦ創作者のための創造論

13 志向性集積体

1. 志向性が連動して動くように組織化されたものを志向性集積体と呼ぶ。

2. 志向性集積体の影響力は連動する志向性の数と連動の効率に比例する(項目4.2を参照)。自由意志を持つ者が参加する場合は任意に連動を断ち切ることもできるため、数だけではなく連動の効率も大きく影響する。

3. 志向性集積体の機能的な柔軟性は自由意志と同様にそれを制御する神経や情報処理システムの柔軟性に比例する。項目12.2を参照。

補1. 志向性集積体の例としては、文化・価値観・宗教・教育・マスメディア・流行・常識・多数決などがある。ファンタジー世界においては魔法やマジックアイテム・結界・縁・占いや呪術などをこれで解釈できる。

補2. 言語や情報ネットワークは志向性集積体の連動効率を向上させる働きを持つ。