優しいようで誰も幸せになれない。そんな虚無感が全身を包みました。別の世界なら二人はどんな人生を歩んでいったのか気になる作品でした。
棄却の面白さ。本作はそこに尽きるだろう。目的はあっても目標を棄却する。監禁はしても狭義の肉欲は棄却する。そもそも生命を棄却する。まっさらなキャンバスの縁にだけ偏執的に犠牲者を描いたような作品だった。
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