第54話 海辺の村


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 くらくらと、頭が上手く回らず世界が微かに揺れているような錯覚を覚える。真っ直ぐ歩いているはずなのに、ふらつく足が全く言う事を聞かない。

 発熱なんて一体何年ぶりだろうか──そんな事をぼんやり考えながら、朦朧とする意識を必死に保ってトキはひたすら歩き続けた。



「……あの、トキさん、そろそろ休憩しましょうか? 身体、辛いでしょう……?」


「……っ」



 ふと、彼の身体を支えようとセシリアの手が背に触れる。途端にトキの心臓は跳ね上がり、びく、と肩を揺らして彼は彼女の手を阻んだ。


 逃げるように離れたトキの姿に、セシリアは一瞬驚いたように目を見開きながら、悲しげに肩を落とす。



「……あ……、ごめんなさい。また、近かったですか……?」


「……い、いいから……今は来るな。放っておいてくれ……」



 早鐘を打つ胸を押さえ、熱を帯びる顔を逸らして、掠れた声を絞り出す。今朝より幾分かマシになったとはいえ、未だに喉からこぼれ落ちる音は普段のそれよりも低く嗄れてしまっていた。ふらつく身体をアデルに支えられながら、トキはセシリアを避けるようにふらふらと歩いて行く。



「……私、やっぱりまた何かしてしまったのかしら……」



 しゅん、と俯いてしまった彼女に、周辺をふわふわと飛んでいたステラが「プギ〜」と心配そうに擦り寄って来た。そんなステラに「あ、ごめんね。大丈夫よ」とセシリアは微笑む。


 ふと、先導していたロビンが「うげ!」と声を発したのも、丁度その時で。



「……は〜……マジかよ、面倒だな……」


「……? どうかしたんですか?」



 足を止めてガシガシと頭を掻くロビンに小走りで近寄れば、何やら手のひらサイズの通信機器のような物に視線を落とした彼が困ったように苦笑した。



「……カーネリアンにあるギルドから、緊急招集がかかっちまった。何かあっちで問題が起こったらしいから、急いで戻らねーと」


「……え? でも私たち、今カーネリアンに向かってるんじゃ……」


「……ああ、それなんだけどさ……」



 ロビンは通信機器をポケットにしまい、トキの体調を考慮して一旦カーネリアンの手前にある小さな村に向かっている旨をセシリアに伝えた。彼女は黙ってそれを聞き、やがて納得したように頷く。



「……確かに、トキさんがあの状態では、野宿を繰り返しながらカーネリアンに向かうのは少し酷ですよね……体調が悪化したら大変ですし」


「だろ? それにお前ら、森の中に荷物全部置いて来ちまったって言うし……。一度その村で簡単に旅支度整えて、それからカーネリアンに向かった方がいいかと思ってたんだよ」


「なるほど……」



 ステラを抱えたまま、セシリアは再び深く頷いた。アルマとの戦闘の際、崖から落ちてしまった二人は旅の荷物をキャンプ地に置き去りにしたまま川に流されてしまったのだ。

 ロビンと過ごしていたお陰で最低限の物資は補えたものの、カーネリアンまでの道のりはまだまだ長いらしい。彼の言う通り、一度近くの村で簡単に旅支度を整えるのが無難だろう。



「分かりました、私達は一度その村に立ち寄ってからカーネリアンへ向かいます。ロビンさんは、すぐにカーネリアンへ?」


「そうだな……俺はすぐ帰らねーと。……うう……でも可愛いセシリアと離れたくない……」


「……な、何を言ってるんですか、もう!」



 わざとらしく泣き真似をしてみせるロビンに、セシリアは「からかわないで下さい……」と頬を赤らめる。そんな様子を離れて眺めていたトキが面白くなさそうに睨むが、ロビンは怯むどころか楽しげに笑いを噛み殺して彼女から離れた。



「──じゃ! 俺は一足先にカーネリアンに戻るわ。あっちに着いたら顔見せてくれよ!」


「あ、はい、また! お気を付けて」


「プギ~」


「おっ! ストラフティルも、またな! セシリアがトキの看病すんの邪魔すんなよ? お前はその間、あのオオカミと仲良く遊んでろ」


「……プギ!?」



 アデルを指差すロビンの言葉に、ステラはビクッと体を震わせた。そのまま恐る恐るとアデルに視線を向ければ、ブンブンと尻尾を振るアデルは好奇心に満ちた瞳をキラキラと輝かせ、ステラの丸い背中を見つめていて。


 ぞぞぞ、と背筋が凍り付く。



「……プ、プギ……」



 ──次の村に着いたら、おそらくセシリアはトキを献身的に看病する事になるだろう。その間、ステラは必然的にアデルと過ごす事になるのだ。しかし未だに肉食獣アデルを恐れている草食獣ステラにとって、それは死を宣告されたのも同然であって。


 そう思い至った瞬間、ステラは動いた。



「プギぃ~~ッ!!」


「きゃ!?」



 突如ステラは大きく羽根を広げ、セシリアの腕の中から飛び立った。そしてそのまま、ロビンの顔面にべたりと張り付くようにダイブする。「ぶぉ!?」と奇声を上げたロビンに慌ててセシリアが「す、ステラちゃん!?」と呼び掛けるが、お構い無しにステラはロビンにしがみついて離れない。



「プギー! プギー!」


「ちょ、おい、ストラフティル!? 俺もう行かないといけないんだけど!?」


「プギぃぃ〜!!」



 ぐぐぐ、とロビンがステラを引っ張るが、強い力でしがみつくステラはビクともしない。おろおろとその様子を見つめるセシリアだったが、やがてロビンは諦めたのか顔面にステラを貼り付けたまま溜息を零した。



「……何だよ、お前も付いてくるか? ギルドの招集」


「プギ! プギ!」



 こくこくと頷くように、ステラは背中の羽根をばたつかせた。しょうがねえな、とロビンは後頭部を掻き、セシリアへと顔を向ける。



「……なんかよく分かんねーけど、コイツ離れねーし……お前らがカーネリアンに着くまで、俺が預かってても大丈夫か?」


「え? ……あ、はい……それは、構いませんけど……」



 大丈夫だろうか、と顔面にステラを貼り付けたままのロビンを見つめる。しかし彼は何事もなかったかのように荷物の中に手を突っ込み、そこから菱形に形成された黒い石を取り出した。



「……それは?」


「ん、見た事ねーのか? “転移石てんいせき”だよ。自分が示した場所に一瞬で移動できる便利な石。ただし使える人数は限られてて、このサイズだと二人が限界ってとこか」


「へえ……! そんな便利な物が!」


「……買うと超高いけどな」



 言いつつ、ロビンは転移石を持った手を振り上げた。ステラを顔面に貼り付けたまま彼は微笑み、「じゃ、また後日!」とだけ言い残して、手に持っていた転移石を地面に叩き付ける。パキン、と黒い石にヒビが入ったその瞬間、ロビンとステラの姿は忽然と消えてしまった。



「……っわ……消えた……!?」



 すごい、と感嘆の声を上げるセシリアの背後で、トキはチッ、と面白くなさそうに舌打ちを放った。「何でアイツ、豚まで手懐けてんだよ……」と小さく呟くトキの妬みの言葉を聞きながら、アデルがこてんと首を傾げる。


 そんなトキにちらりと視線を移して、セシリアは小さく微笑んだ。



「……ロビンさん、行っちゃいましたね」


「……」


「……ふふ。なんだか、この三人での旅は久しぶり。変な感じですね」


「……!」



 彼女の言葉に、トキはハッと目を見張る。よく考えてみれば、確かにそうだ。二人と一匹だけで旅をしたのは、ディラシナを出た直後の数日間の間だけだったのだから。


 特にここ数日間は──主にロビンのせいで──騒がしかっただけに、突然訪れた沈黙に少しばかり違和感が蔓延ってしまう。セシリアはその沈黙を誤魔化すように、はにかみながら振り返った。



「……何だか久しぶりすぎて、ちょっとだけ緊張しちゃいます。最近は賑やかでしたし……」


「……別に……」


「……あ、トキさん、体調は大丈夫ですか? もう少しで村があるみたいですし、そこで少し休憩しましょう」



 ね? と微笑んでセシリアはこてんと首を傾ける。そんな彼女が、やけに眩しく見えてしまって。熱によって溶かされた頭も上手く回らず、トキは居心地悪そうに口元を隠しながら「……ああ……」と小さく頷くのが精一杯だった。


 そんな中、不意にアデルが何かを感じ取ったのか、パッと顔を上げる。直後に「ガゥ!」と短く吠えたかと思えば、彼は唐突に走り始めてしまった。



「……あ! ちょっと、アデル!?」



 走って坂道を登って行ってしまったアデルは、何やら嬉しそうに尻尾を振り回してとうとう見えなくなる。どうやら何かを見つけたらしい。



「……虫でも見つけて追い掛けて行ったんだろ……結局はデカい犬だしな」


「犬じゃないです、オオカミです!」


「……似たようなもんだろ」



 反論するセシリアに掠れた声を返し、トキはふらりとアデルを追って坂道を登り始める。──しかしその直後、坂の向こうから男の悲鳴が響いた事で、二人は息を飲む事になった。



「──うわあああっ!?」


「!?」



 慄いたかのような叫び声。二人は目を見開き、坂の上に視線を投げる。まさか、アデルの向かった先に人が……? とセシリアは顔を青ざめ、ゾッと背筋が凍るのを感じながら即座に地面を蹴った。



「アデル!!」


「おい……!」



 力無く呼び掛けるトキの声すらも耳に届かず、セシリアは胸に満ちる不安に表情を歪ませる。


 もし、また、アデルが人間に襲われてしまっていたら。



(嫌……!!)



 ギュッと目を閉じ、彼女は一気に坂道を駆け上がる。

 はあ、はあ、と息を上げたセシリアが坂を登りきり、まず最初に目にした物は──若い青年の上に馬乗りになり、嬉しそうに尻尾を振ってその顔を舐め回している──アデルの姿だった。



「……え……?」


「うわ、あは! あはは! やめろよ擽ったい……!」



 ぽかん、と呆気に取られ、セシリアはその場で立ち尽くしたまま強張らせていた体から力を抜く。けらけらと笑う青年の声を聞く限り、どうやらアデルが人を襲っているわけでも、襲われているわけでもないらしい。


 無事だった──そう結論に至り、セシリアはホッと安堵の溜息を吐いた。



「ワフッ! ガゥ!」


「やめろよ、こら! あはは……!」


「アゥン?」


「おい、いい加減にしろ……! ──アデル!」



 しかし、アデルに頬を舐められ、けたけたと笑いながらその名を告げた若者の声に──セシリアは再び身を強張らせた。

 アデルとじゃれ合う男の姿が、ようやく鮮明に視界に入った瞬間。彼女は大きく目を見開く。


 その視線に気がついたらしい青年も、不意にセシリアへと顔を向けた。すると彼女同様、彼の瞳も大きく見開かれて。



「……、セシリ、ア……?」


「……っ」



 一瞬の沈黙を挟んで、青年は彼女の名を告げた。途端にセシリアはたじろぎ、顔面を蒼白に染めてその場から一歩後ずさる。だが勢いよく立ち上がった彼にその腕を捕まえられてしまい、そのまま彼女は両肩を強く掴まれた。



「……セシリア……! セシリアだろ!?」


「……、あ……」


「本物か!? お前、無事なのか!?」


「……」



 赤茶けた短髪に、セシリアのローブにあるものと同じ標章が入っている白いロングコート。透き通るように青い彼の瞳が、ふるりと揺れて細められた。


 肩を掴んでいた手が震え、ぐっと抱き寄せられたセシリアの華奢な背中に、それが回される。青年に抱き締められたセシリアは、びくりと震えて更に身を強ばらせた。



「セシリア……! 良かった……無事で……っ! 本当に、良かった……!」


「……っ」


「この、バカが……! 勝手に出て行って、居なくなって……! 俺達が、どれだけ心配したと思って……!」



 泣き出しそうな声が紡がれ、セシリアはぐっと息を飲んで俯いた。


 彼女は、彼のことを、とてもよく知っている。


 自分が“セシリア”として人生を歩み始めたあの頃から、ずっと側に居てくれた人。



「……マルク……」



 微かな声でその名を紡いだ──その瞬間。

 密着している二人の背後から、鋭い殺気に満ちた視線が突き刺さった。



「──!!」



 は、と青年は目を見開き、腰に携えていた剣を瞬時に引き抜く。抱き締めていたセシリアを庇うように背後に隠し、彼は飛び込んできた男の攻撃を即座に剣で防いで弾き返した。


 ──ガキィン!


 金属がぶつかり合う音が響いた瞬間、セシリアは息を飲んで悲鳴のような声を上げる。青年──マルクに斬り掛かった彼が、自分の仲間であったからだ。



「トキさん!!」



 その名を叫ぶと、セシリアの前に立ちはだかるマルクの正面でトキはふらりと膝を付いた。殺意すら込められているのではないかという程に鋭い眼光でマルクを睨み付け、獣さながらの様子で殺気を放っているトキにセシリアは思わず慄いてしまう。そんな彼女の前で、マルクは眉を顰めた。



「……? セシリア……お前、あの男の知り合いなのか? あんな汚い格好のドブネズミと?」



 マルクはトキに剣を向けたまま、訝しげに彼女に尋ねる。するとセシリアはキッと目を吊り上げた。



「ど、ドブネズミなんかじゃないわ! トキさんは私の大事な旅の仲間なの! ひどい事しないで!」


「……は? 仲間!?」



 マルクは驚愕に目を見張り、今一度トキの姿を凝視する。


 擦り切れて着古された大判なケープに、解れて破けたストール、履き潰されたブーツ。無造作に伸びた黒髪に、包帯が巻かれた傷の多い腕。じろりとマルクを睨み付ける彼の姿はどこからどう見ても、底辺層の世界で生きている“ろくでなし”に他ならない。マルクは到底信じられないと言うように目を見開いたままかぶりを振った。



「仲間って……お前本気で言ってるのか!? じゃあ、今まであの男と二人で旅を!?」


「……っ」


「……嘘だろ……冗談じゃないぞ! あいつどう見ても、ただのロクでもない賊の一派じゃないか!!」



 マルクの言葉に、虚ろな目を細めたトキの眉がぴくりと動く。セシリアは一瞬声を詰まらせたが、すぐに眉間を寄せてマルクを睨んだ。



「……やめてマルク! そんなの、貴方に関係ないでしょう!?」


「……っ! セシリア、お前……!」


「剣をしまって!」



 鋭くマルクを睨みつけたまま、凛と澄んだ声が叱咤するように草原に響いた。マルクは暫し唖然と彼女の目を見つめていたが──やがて何か言いたげな表情を浮かべながらも、大人しく彼女に従って剣をしまう。


 カチン、と剣が完全に鞘に収まる音を耳が拾い上げた途端、セシリアはマルクの横をすり抜けてトキの元へ駆け寄った。



「トキさん! 大丈夫でしたか!?」


「……っ、……は……」


「トキさん……!」



 ぐらり、短剣を握り締めたままトキの足がふらつく。そんな彼の体をセシリアが支えれば、トキは短剣を地面に落として力無く彼女に凭れかかって来た。


 ぐったりと力が抜けて辛そうな呼吸を繰り返すトキの体は、今朝感じたそれよりも随分と熱い。



「……大変……熱が……!」


「クゥン……」


「アデル……トキさんの体、背負って歩ける?」


「ガウ!」



 威勢良く吠えたアデルに微笑み、セシリアはトキの体をゆっくりとアデルの背に降ろした。トキは朦朧とする意識を必死に保ち、アデルの背に体重を預ける。



「……その男、熱があるのか?」



 不意に、一連のやり取りを黙って眺めていたマルクが静かに問いかけた。セシリアは彼と目を合わせることなく黙り込み、やがて複雑な表情で小さく頷く。



「……へえ……そうか」


「……」


「……だったら、すぐに教会でハンナに手当てをさせよう。行くぞアデル」



 マルクは淡々と声を発し、トキを乗せたアデルに指示を出して歩き始めた。セシリアは慌てて彼の腕を掴む。



「……っ、待って、私は……!」


「帰りたくない、か?」



 彼女の心を読み上げたかのように問いかけるマルクに、セシリアはびくりと肩を震わせて立ち止まる。青い双眸がセシリアを射抜き、彼女は何も言えずに俯いた。


 そんなセシリアに小さく溜息を零すと、マルクは背を向け、再びアデルを誘導して歩き始める。



「……残念だが、もう俺はお前を見つけた。お前が生きていると分かった以上、多少強引にでも修道院へ連れ戻す」


「……」


「それに、この男は早急に治療した方がいいんじゃないか? こいつを見捨ててもいいって言うんなら、勝手に逃げても構わないけど」


「……嫌」



 セシリアは静かながらもはっきりと答え、翡翠の瞳を揺らして苦しげに呼吸を繰り返すトキを見つめる。

 彼を見捨てるなんて、出来ない。しかしこのままマルクについて行けば、確実に修道院に連れ戻されてしまうだろう。



(……勝手に、村を飛び出したのは、私だから……)



 セシリアは視界の奥に映った小さな海沿いの村を一瞥し、表情を歪めた。穏やかな青い海、白い砂浜、聳える教会。


 ああ、どうして今まで気が付かなかったんだろう。



(……セシルグレイス……)



 セシリアの育った、小さな村──セシルグレイス。大きく聳える教会の懐かしい鐘の音が、ゴーン、ゴーン、と優しく響いている。その音を耳で拾い上げながら彼女は俯き、ぎゅっと強く両手を握り締めた。



「セシリア」



 マルクに名前を呼び掛けられても、セシリアは俯いたままやはり目を合わせない。しかし彼はお構いなしに彼女の腕を掴んだ。



「……!」


「帰るぞ」



 強い力で腕を引かれる。セシリアは唇を薄く開いたが、そこから拒絶の声が紡がれる事はなかった。彼女はただ黙って地面を見つめ、やがて、こくりと小さく頷く。



「……わかり、ました……」



 蚊の鳴くような声で返された言葉に、マルクの口元が満足げに笑みを描いた。そしてそのまま、彼らはゆっくりと歩き始める。


 ──こうしてセシリアとトキはマルクに導かれ、彼女の故郷と言っても過言ではない“海辺の村”へと、いざなわれてしまったのであった。




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