曇りは薄れ 雨はあがり

曇りは薄れ 雨はあがり

こころ晴れやかに憑き物が落ちる


泪の瑞々しさ 葵の解き

水溜まりの水黽が風に馳せる

虹の橋の架かる蒼海の深い杜

光と闇を乱反射して眩暈を熾す


命は焔に魅智を遷す

綿毛は永い時を翔る


想いなど軽々しく


未だ波の花がぐらつき

生みの底に手を伸ばす


雷鳴に射たれ 光よ

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る