麓に繋がるか 山頂にゆくか

麓に繋がるか 山頂にゆくか

傾らかな下り坂 唯 楽に昇る

視界の景色は変わらず

奔流の清き水脈の音が

一定に拍子木を叩いている


青空に陽は当たり前に輝き

川沿いには一期一会の道が続く

荒れた山肌には沢山の野花

私を導き、微笑んでいた


どこまでもゆけそうな気がして

あゝ眩む世界に瞼を閉じた

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