天国の階段は虹の端

天国の階段は虹の端

大きな手桶はプールになろうか

春夏秋冬の色を反芻する鈍い穹


波紋は身動ぎ 芽吹く生命は寶

しまいの手段は死にものぐるい


でも

たのしいことをしえたことには

かわりはないひとひたりぽつり


廃園のゴンドラは今日も

真っ白だった子供らの歓声

風に扇がせてはふわりと雲は懐く

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