これは本当に素晴らしいです。Excellent以上です!
素敵な世界観であり尚且つ背景描写も丁寧で……。
一つ一つの話も短く読みやすいのに深い意味が読み取れて作者様の才能を感じました。
言葉の運びも美しいし、リズム性もよく、「本」として不可欠なものが全てまとめてありました。
ずっと孤独だった夜の少女と恵まれていて快活な昼の少女。
2人が出会い楽しそうに喋っている姿は作者自身の頭の中でこびりついて離れないくらいです。
最後は孤独の自分を受け入れた彼女が1つになりましたが決してバッドエンドではなく、ハッピーエンドだなぁ、と感じました。
これがきっと童話作品の王道ですね。
夜を照らした一条の光に私の心は癒されっぱなしでした。
素晴らしい、という言葉だけじゃ足りない気がしました。
書籍化しないかなぁ……と密かに思っております。