第4話 シンカイの野望

 1


 アイドラの夢を見た。

 確かに見たのだが、どんな夢だったのか思い出せない。

 何か大切なことを、夢の中で教えてもらったような気がするのだが。


 目が覚めたのに、まぶたを開くことができない。

 だが温かい何かが体を優しく包んでくれる。

 口に何かの汁が注ぎ込まれた。

 滋養あふれる美味だ。

 味わっているうちに、再び眠りに落ちた。


 2


 誰かがいる。

 誰だ。

 ジュルチャガだ。


 わしは、助かったのか?


 バルドは声を発しようとした。

 しかし喉がつぶれてしまったようで、声を出すことができない。

 体も動かない。

 まるで金縛りにでもあったように。


 口に水差しが差し込まれ、水が口中にそそがれた。

 いや、水ではない。

 ワインをたっぷりの井戸水で割ったものだ。

 熱を持った口に、しごく気持ちよい。


 生きているのだとしたら、ただちに聞かねばならないことがある。

 バルドは必死に言葉をつむごうとした。

 その努力の果てに、喉はしわがれて声にならない声を発した。


  何人、死んだ。


 それは今バルドが最も知りたいことである。

 ジュルチャガは過たずこの質問を聞き取り、ちょっと悲しそうな顔をして何かを答えた。

 だが耳鳴りが激しくて聞き取れない。

 それを察したのか、ジュルチャガはバルドの耳に口を寄せて、こう言った。


「たくさん、生き残ったよ」


 その言葉に慰められて、バルドはもう一度眠りに落ちた。


 3


 それから何日かのあいだに、バルドは何とか会話できるほどに回復した。

 まだ立って歩くことはできない。

 手も足も体中がやせ細り、力を失っている。


 信じがたいことだが、今日は、三月の七日なのだという。

 魔獣の大群が押し寄せたのが一月の十七日で、バルドが倒れたのは十八日の夜明けごろだった。

 七十二日が過ぎたことになる。

 バルドは丸二か月近く眠りこけていたのだ。


 ジュルチャガとカーズが交代で付き添い、水や牛の乳や果物の汁や野菜を煮たものを、吸い口で飲ませてくれる。

 汗を拭き取り、目やにを取り、下着を着替えさせ、下の世話までしてくれている。

 この二か月ずっとそうだったのだろう。


 あのとき、いったい何が起きたのか。

 なぜ自分は生きているのか。

 ジュルチャガから、そしてザイフェルトから、バルドはそれを聞いた。


 あのとき。

 バルドからあふれ出た光は、屋外にいた誰もに見えたという。

 光の奔流は黎明の地平を走って、遠くから迫り来る川熊の魔獣の大群に届いた。

 一瞬、光の爆風にさらされた魔獣たちは、しかし光が収まったときには、まったく平気で立っているように見えた。

 だが、そのとき、魔獣であるはずの川熊の目は、赤い妖光を失っていた。

 川熊たちは、それまでの統制された動きがうそのように、ばらばらに動き始め、やがてもと来た方角に歩き去っていった。


 さらに奇妙だったのは、マヌーノたちだ。

 北門の北側遠くには五十体あるいは七十体ほどのマヌーノがいた。

 さらに二十体ほどが川熊の魔獣たちと近づいて来ていた。

 川熊の魔獣とともにいたマヌーノたちは光の奔流を浴びた。

 北門の北側にいたマヌーノたちにも、あふれ出した光が届いていたという。

 バルドが気を失ったあと、マヌーノたちはすべて北のほうに帰って行った。

 オオハナの魔獣を連れて。


 何が起きたのか理解できた者はいない。

 ただ一つ皆が知ったのは、バルドが起こした奇跡によりロードヴァン城が救われ、ここより西に魔獣が進撃することを防げたということだった。


 被害は甚大だった。

 ゴリオラ皇国から派遣されたファファーレン家の騎士は、三十人のうち十二人が死亡、十一人が負傷。

 従騎士は三十人のうち実に二十四人が死亡、六人が負傷。

 弓兵として勇敢に戦った従卒も被害は多く、六十人のうち三十一人が死亡、二十二人が負傷。


 ガイネリア国から派遣された部隊は、騎士七十二人のうち十九人が死亡、四十一人が負傷。

 非戦闘員である従卒十八名のうち二人が死亡、八人が負傷。


 パルザム国の辺境騎士団は、騎士六十九人のうち二十六人が死亡、三十八人が負傷。

 死者の中には副団長マイタルプ・ヤガンも含まれている。

 従騎士八十人のうち十七人が死亡、五十二人が負傷。

 アルケイオス家の騎士は九人のうち一人が死亡、八人が負傷。

 従騎士十五人のうち三人が死亡、六人が負傷。

 ミスラで借り受けた従騎士六人のうち二人が死亡、一人が負傷。


 トード家の騎士〈鼻曲がり〉ニド・ユーイルと〈気取り屋〉フスバン・ティエルタはともに死亡。

 北門が崩れたあとの戦闘で、シロヅノに殺されそうになったバルドをかばって死んだのだという。

 その場面をバルド自身は思い出すことができない。


 そのほか、非戦闘員の従卒や住民の中で八人が死に、二十人ほどが負傷した。

 アーゴライド家から借りた騎士ナッツ・カジュネルは、傷を負って一時意識不明になったが、二日で起き上がり、あとは元気に戦後処理に走り回ってくれたという。

 彼はザイフェルトと相談し、パルザム王国からの参戦者たちに恩賞金や見舞金を与えた。

 所属騎士団から褒賞がでないミスラの従騎士たちには少し恩賞を手厚くし、死者への恩賞金は弔慰金および説明の手紙とともに、生き残った従騎士たちに託した。

 そうした手紙は大将軍バルド・ローエン副官騎士ナッツ・カジュネルの名で書いた。

 二週間ほどかけてこうした処理を終えたあと、何を済ませて何を済ませていないかの報告をバルド宛にしたためた。

 そして、カーズとジュルチャガにあとのことを託し、ザイフェルトから王宛の報告書を預かって、王都に出発した。

 誰かが王に、そしてアーゴライド家に報告しなくてはならないのであり、ナッツ以上の適任はいない。

 手薄になったロードヴァン城が一人の人手も失いたくなかったという事情もある。

 剣匠ゼンダッタとその弟子たちも王都に向かった。

 働きに見合う褒賞が渡されたことはいうまでもない。


 バルドはナッツの手紙を読んだ。

 そして騎士ニドと騎士フスバンの遺族に手紙を書いた。

 書いたといってもとても手元はおぼつかないので、カーズに口述を筆記させた。

 二人とも母親が健在であると聞いている。

 この知らせをどう読むだろうか。

 そして恩賞および弔慰金を添えて、ザイフェルトに託した。

 この次辺境侯からの使者が来たとき渡してほしいと。


 またバルドは王宛の報告書をしたためた。

 報告書の最後には署名をして将軍の印形を押し、厚めの革紙で包むとコイネンシリーの樹液で封をし印形を押した。

 そして、王印の刻まれた短剣と将軍の印形を丁寧に封印し、ザイフェルトに託した。


 手紙の最後には将軍を辞職させていただきたいと書いた。

 まずい戦をやってこれほどの犠牲を出した責任を取らなくてはならない。

 指揮官級までを含めた戦闘員総数三百七十八人のうち、百三十七人が死亡、百八十五人が負傷。

 むろんこの負傷とは最低でも十日は戦線に復帰できない重傷のことであり、軽傷は含まない。

 実に損耗率八割五分。

 バルドの長い戦歴の中でも見たことも聞いたこともない大損害である。


 いや。

 死者や負傷者の割合が問題なのではない。

 数字の問題ではないのだ。

 もっともっとうまい戦のやりようがあったはずなのだ。

 神々はじゅうぶんな時間をお与えくださった。

 けれどバルドはそれをじゅうぶんに生かして準備することができなかった。

 あそこでこうしておけば、事前にあれをこうしておれば、と考えれば切りもない。

 その死者と負傷者がバルドの愚かさによって生み出されたという事実が、バルドを責めるのだ。


 打って出るわけにはいかなかった。

 それをしていたら全滅していた。

 だが迎え撃つにしても、もう少し準備のしようがあったのではないか。


 それに、である。

 古代剣の力を。

 あの不思議な力を。

 最初の段階で用いていたら。


 いや、いや。

 それが後知恵だということは分かっている。

 そのことが起きた時点では選択肢など存在しなかったのだ。

 それでもバルドは思う。

 古代剣は知らせてくれていたではないか。

 今こそ自分を使うべきだと。

 あのちりちりとした感覚にもう少し注意を払っていたら。


 バルドの懊悩おうのうを、カーズとジュルチャガはじっと見守った。


 4


 バルドの心をいっそう重くする知らせがあった。

 マイラオ城に詰めていたゴリオラ辺境騎士団の全滅である。


 同じ手口だった。

 耳長狼で注意を引いておいて、夜になって反対側からフクロザルが侵入。

 中から扉を開け、耳長狼が城内に飛び込み、気付いたときには態勢を立て直せないほど被害を受けていた。

 騎士団長はせめてもと年若い従卒たちを脱出させた。

 しかし逃げる途中で次々と耳長狼に襲われ、結局三人の少年だけがロードヴァン城にたどりついたのである。

 騎士団長、副団長、騎士三十人、従騎士十五人、そして従卒十人のうち、先に来た二人と後で来た三人を除いたすべてが、魔獣の爪牙に掛けられ、命を落としたのである。

 騎士団長のタイデ・ノーウィンゲは、寡黙で実直な古強者という趣の男だった。

 副団長のケーバ・コホウは、覇気あふれる青年で、自分もバトルハンマーを使うのでゴドン・ザルコスに会ってみたいと笑っていた。

 彼らはもう、この世にいない。


 5


 ザイフェルトが不思議なことを言い出した。

 われわれも大将軍に剣を捧げさせていただけますか、と。


 いぶかしんでそのわけを聞いて、驚いた。

 アーフラバーンは、魔獣たちの襲撃が終わったことがはっきりすると、皇都に帰って行った。

 可能な限り早く帰還するよう命令が来ていたという。

 その前に、横たわって眠り続けるバルドの所に来て、剣を捧げたというのだ。

 バルド自身は意識がなく、その剣を受け取っても返してもいないから、捧剣の儀が完了したとはいえない。

 しかし自分の気持ちは捧げたのだ、とアーフラバーンは言い、カーズとジュルチャガに伝言を頼んだ。

 それを聞いたファファーレン家の騎士たちは、われもわれもとバルドの元に押しかけ、結局全員が剣を捧げ、その名簿を作って置いていった。

 本当に名簿があったので、バルドは絶句した。


 騎士が騎士に捧げる剣は、時に臣従関係や雇用関係を美化する行為ともみられるが、その本質においては魂の契りである。

 なるほど貴族は君主に、雇われ騎士は給料の払い手に剣を捧げるが、〈私の剣はあなたの命令によってふるわれる〉という意味づけは、その表面だけを捉えたものである。

 剣は騎士の魂である。

 それを捧げるということは、相手の騎士の持つ魂の輝きに導かれて、おのれの魂がより崇高な次元に至ったという感謝のしるしであり、相手を魂の導き手として仰ぐという決意の表明なのである。

 騎士道は王命にまさる、といわれる。

 国の法や王の命令や、騎士が現世で背負わざるを得ないもろもろのしがらみよりも、騎士道の命ずるところは優先されなければならないのである。

 実際にそのような美しい生き方ができる騎士はどこにもいないが、だからこそ騎士は本当の騎士道を体現する真の騎士と出逢えることを、いつも心の奥底で望んでいる。

 騎士は、身分立場に関わらずこれと決めた騎士に剣を捧げる権利を持つ。

 魂の師と認めた騎士に剣を捧げたからといって、王や領主に捧げた剣が無効になるわけではないのだ。

 とはいえ、他国の騎士や敵対する勢力に属する騎士に剣を捧げれば、不忠や裏切りを疑われてしまうのも事実だ。

 だからこんなふうにバルドに剣を捧げる騎士たちは、誤解を受けることもいとわないほど、バルドの騎士としてのありように感銘を受けたということになる。


 しかも、それを見たガイネリアの騎士たちも、同じようにしたがっていたようだ、とザイフェルトは言う。

 ジョグ・ウォードが許さなかったから実行はできなかったが。


 そんな馬鹿な。

 と、バルドは思う。

 このように薄汚く、愚かで、役立たずの指揮官の、どこをどう誤解すればそうなるのか。

 ファファーレン家の騎士たちの純粋さは尊いが、この名簿にある人々の剣を受けるわけにはいかない。


 悩むバルドにザイフェルトが迫る。

 ゴリオラの騎士たちの剣は受けて、パルザム辺境騎士団の騎士たちの剣はお受けくださらないのかと。

 いや、あちらも受けてはおらんとバルドは言い返したが、断られては騎士団長としての面目が立たないとザイフェルトは泣き落としにかかった。

 やむなくバルドは、病気中であるから剣を返すことはできないが、気持ちだけは受け取る、と伝えさせた。

 さっそく続々と騎士たちが部屋に詰めかけ、剣を捧げていった。

 バルドのもとには、二冊目の名簿が残されたのであった。


 6


 中原ではシンカイの侵略の嵐が吹き荒れていた。

 それは誰も予想しなかった展開をたどり、きわめて深刻な局面に達しているようであった。


 シンカイは、パルザム、テューラ、セイオン、ガイネリア、ゴリオラの各国に使者を送って開戦を告げた。

 戦乱に明け暮れる諸国の王の無道と無能をただし太平の世を築くというのが、シンカイが掲げた大義である。

 パルザムに侵攻するだろうと思われていたシンカイ軍は、なんとテューラの都を直撃し、たった一日で陥落させた。

 つまり、モルドス山系の北側を回り込んだのである。

 都以外のテューラの都市とはまったく交戦せずに、いきなり都を急襲し、王や諸高官を捕らえたらしい。


 そのあとシンカイの取った行動こそは、信じがたい。

 なんと、たった三日だけテューラの都にとどまったあと、今度は三日後にセイオンの都を襲撃し、やはり一日で陥落させたというのだ。

 テューラの都からセイオンの都までは、約三十刻里の距離だ。

 たった三日で軍を移動させたとすれば、まさに神速の侵攻である。


 ここまでのシンカイの戦い方を驚異と呼ぶなら、その次に行ったことは狂気とでも呼ぶほかない。

 なんと主将である物欲将軍は軍を三つに分けた。

 その一つは物欲将軍自身が率いて、パルザムに進んだ。

 その一つは他の有力将軍が率いて、ガイネリアに進んだ。

 最後の一つは他の有力将軍が率いて、ゴリオラに進んだ。

 つまり、二つの国の都を攻め取ったばかりでその地の慰撫もまったく行わないまま、三方面作戦を展開したのである。


 こんな馬鹿げた話はない。

 まともに聞いてよいか大いに疑わしい話である。


 電撃的にテューラの都を落としたということは、その周辺の有力都市は手つかずで残っているということである。

 当然周辺の騎士たちは都を奪還し王を助けるためにやって来る。

 これを撃破し騎士たちを屈服させてはじめて、勝利の事実は確かなものになる。

 しかもそれだけではない。

 その土地の民をなだめ、新たな支配者の徳を感得させねば、征服は征服とならない。

 そこを怠れば反乱や離反が相次ぎ、結局その国をわがものとすることはできないのである。


 にも関わらず物欲将軍は、わずかな時間さえかけずただちにセイオンに軍馬を進めた。

 いったいどれほどの戦力をテューラに残したのか。

 相当の戦力がなければ、いまだ侵略者に過ぎないシンカイ軍の将兵は、あっというまに皆殺しの目に遭う。

 そんな状態でセイオンの都さえ抜いたのは見事だが、これで数か月か数年は軍旅を進めることができない。

 そのはずなのである。


 それなのに、軍を三つに分けて、比較的近くにあるガイネリアはもとより、相当の距離を隔てたゴリオラ皇国とパルザム王国にさえ、侵攻の手を伸ばしたというのである。

 いかに強大な軍旅も、分割し遠方に送れば個々の力は弱体化する。

 占領地区の慰撫も反乱への備えもなくそんなことをすれば、補給線もずたずたになり、将兵の休養や交代もままならず、各個にすりつぶされて、野にしかばねをさらすほかない。


 しかしあらゆる常識を裏切って、シンカイは三国に対して有利に戦争を進めているという。

 こんな馬鹿なことが起こるわけはないのであって、ガイネリアの王宮では、テューラやセイオンが初めから物欲将軍と密約を結んでいたのではないかと疑っている。

 だがそれならば、もうこの時点では秘密にする必要も少ないし、そもそも侵攻軍の中にテューラやセイオンの騎士が混じっているということもないのがおかしい。

 手柄を立てなければ分け前を要求する権利も生まれないのだから。


 こうした情報は、実はほとんどジョグ・ウォードからもたらされたものである。

 ジョグはガイネリア王からの急報に接し、ただちに都に取って返してシンカイ軍と戦っている。

 なぜかその激戦の合間をぬって、こまめにロードヴァン城に伝令をよこし、戦況を伝えてくれているのだ。

 とはいえ、ガイネリアには、テューラやセイオンの詳しい様子も分からない。

 ましてパルザムやゴリオラの戦況は、ごく断片的な情報や不確かな伝聞しか得られていない。

 だから、本当のところ今何が起きているのかはよく分からないのである。

 パルザムの王都は遠く、そして北側の街道をシンカイ軍に押さえられてしまったようで、使者はミスラ経由でなければ行き来できず、どうしても頻繁にはやり取りできない状況なのである。


 7


 バルドの健康は目に見えて回復していった。

 といっても若いころのように食べればすぐ筋肉が戻るというわけにはいかない。

 いささか頼りない体をユエイタンの背にゆだね、三月十八日、北に向けて旅立った。


 目指す先は、遙かフューザの麓に広がる大樹海である。

 王都で調べた資料からすれば、マヌーノの女王はそこに住んでいる。

 なぜマヌーノたちが魔獣を操って人間を襲ったのか。

 そのわけをどうしても知らねばならないと、バルドは思ったのだ。


 カーズとジュルチャガも、バルドの覚悟を聞いて、反対もせずただうなずいた。

 ロードヴァン城から樹海までどれほどの距離なのか、正確には分からないが、およそ百五十刻里ほどだといわれている。

 辺境で暮らしていたころの感覚からすれば、到底踏破できない地の果てへの旅だ。

 だが考えてみれば、ミスラからロードヴァン城まででも百五十刻里はじゅうぶんにある。


 手の届かない遠くにあるとばかり思っていた場所も、存外行ってみれば着けるものなのじゃと思いながら、バルドは旅を続けた。

 供連れはカーズ・ローエンただ一人。

 目指すは踏み込んだ人間は生きて帰れないといわれる魔境、大樹海である。

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