様々なことに挑戦していく話

 この記事はTRPG ソード・ワールドなんでも Advent Calendar 2019 への寄稿記事です。https://adventar.org/calendars/4450


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 本日はクリスマスイブですね。クリスマスイブのイブは、イブニングの略称であり、前日という意味ではなく前夜という意味が正しいそうです。

 つまり、日没にこの記事を投稿できればセーフですね。いつも通り、締め切りに追われるスタイルの私です。当日に書き始めるな馬鹿野郎。


 さて、様々な人がソードワールドについてのデータや体験談を投稿していく中で、私はSW2.5にて行われている挑戦について予測も踏まえながら語っていきたいと思います。


 まずは、現在SNEが取り組んでいるマーダーミステリーというものについて。これは、中国発祥のゲームジャンルであり、TRPGと似たような進行となっております。指定されたキャラクターを演じながら、ゲームを進行していく。少し説明が難しいですが、サンプルキャラクターで固定され、進行はGMではなく、書面に従って進んでいく点でしょうか。マルチで出来るゲームブックと言ったほうがいいのかな。

 ゲームを遊んでいく中で、個人の目標と、全体の目標が存在する。どちらを優先して行動するのが肝心なゲームとなっております。


 現在は、マーダーミステリーが遊べる施設でしたり、個人でも遊べるようにSNEから二つのキットが販売されています。『九頭竜館の殺人』『何度だって青い月に火を灯した』の二つですね。うーん、凄いかっこいい。


 近日発売されるGMマガジンでは、SW2.5のマーダーミステリーが付録としてついてくる! ……ま、まぁ? 一緒に遊ぶ? 友達見つけるのが大変なんですけど!!? それはいつも通りの事でしたね。


 また、新作リプレイ『10ガメルの心臓』の発売や、『蛮王の烙印』の続刊が告知されました。今まではプレイ体験のようなリプレイ本が主流でしたが、物語性を重視した傾向もあるように感じられます。

 リプレイ動画というのが主流になっていったことで、そもそもリプレイ本の存在を知らないといった人も増えています。その点を考えると、物語として読みやすい形式にするというのは一番大事になってくるかもしれませんね。


 TRPGもそろそろ世代交代の時期。どどんとふのサービスが終わることもそうですが、TRPGを遊んでいた世代が親から子へと移り変わろうとしている印象もあります。イベント会場に向かうと、こう、年齢差が露骨に表れるというか……


 やめましょう、この話題は誰も救われない。


 ソードワールドを取り巻く環境はこれからどのように広がっていくか、楽しみですね。


◆◇◆


 さて、それではソードワールドを盛り上げていくためにどうすればいいかと考えまくるのですが、実際上手くいかない。広報が重要とは考えるものの、目につくようにアプローチしていくのがかなり難しいと考えています。


 きれいな形で目に入るように行動するためには、ツイッターの利用等が大切なのかなぁと思いながらポチポチツイートしたりしています。それで目に入ればちょっと嬉しかったり。


 セッションの感想が上がっていると、面白そうだな、楽しそうだなといったイメージが見てるだけでも膨らんでいきます。まずは自分たちが楽しんでいく事で周囲と感情を共有させていく。当たり前のことですが、それが大事なのかなぁ。


 やっぱり、楽しそうな人の周りには面白そうな人が集まりますからね。それが大切。特に、TRPGは最終的には気が合う人と良く遊ぶようになるという流れになるかと思います。そこに行くまでの雨受け皿のような場所。最近だと様々な場で見ることが出来ます。コンベンションサークルでしたり、discordのグループ。ツイッターでいいねを送りあってる謎の集団。謎だ。でも、それがいい。


 さて、皆さんにはそのような場所が三つくらい存在するでしょうか?


 ……え? なんで三つなのかって?


 一つだけだと視野が狭まりますからね! その集団の独自のルールに飲まれていったり、あれ? なんかおかしくない? と省みることが難しくなります。幅広い点からみて、行動できるようになればもう完璧!


 と言いたいところですが、いや難しいよなぁそれ……


 最終的にTRPGのグループが乱立し、複数の人が複数のグループに所属することが出来る。そんな場になる事が理想になるのかなぁ……


 と、まぁ色々考えてしまいますが、まずは楽しむことが一番大事!!


 皆さんが満足できる環境にいるのであればそれで十分。上手く具体的にこうすればいい! と確定することが出来ない環境ではありますが、初心に戻って、童心に帰って遊んで行ってもらえればなと思います。


 最近では同人TRPGといった様々なジャンルが増えていきました。既存のTRPGにも、新しい試みが増えてきています。このような中で、自分たちが最大限に楽しめる場が生まれることを祈って!


 


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僕がTRPGコンベンションに行った時の話 クロア @kuroa1016

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