「なんだこれは……なんだこれは……」この小説を発見したときのわたしの第一声がそれでした。有名ロボットアニメのパロディを軸に、生モノに片足突っ込んだようなネタと哲学系の教養を搭載。それでいて文章のノリはライト。それぞれの要素が渾然一体となって独特のおかしみを醸し出しています。頭のいい人が全力で遊ぶとトンでもない作品が出来上がる、という好例でしょう。