第1章〜綾鷹は希望か絶望か 日常編 前編
綾神生徒会〜②ダンガンロンパ風声劇
前回のあらすじぃ〜
俺たち生徒会メンバーは会議のため生徒会室に全員集まった。そこでayuちゃんから次の日に学校紹介のイベントがあると説明される。次の日、無事その学校紹介を大成功させた俺たちは生徒会室で昼食をとっていたのだが…その途中、急な眠気に襲われて……
第1章〜
〜綾鷹は希望か絶望か…日常編 前編
目を覚ますとそこには見慣れない天井と電灯が映っていた。ゆっくり体を起こすとまたしても見慣れないベットと、質素なテーブルしか置いてない個室…
神「ここは…?」
1度、頭の中の記憶を整理する。確か、学校紹介を終えて昼食をとっていたはずだ…ダメだ。そこから何があったか全く思い出せない。しばらく考えるもラチがあかないのでとりあえず部屋から出てみることにした。ガチャっ…。目の前に階段が見える。どうやらここは2階らしい。階段から1番近くの部屋、【神聖ゆうき】と書かれたネームプレートとオレをイメージしたであろうドット絵があるところを見るとここは俺の部屋で間違いないらしい。そこから部屋が5つほど並んでおり廊下を挟んだ反対側にはトイレがあった。とりあえず階段を降り、降りた先の1番近くの部屋を開けてみることにした。
ガチャっ…
す「あっ!ゆうきくん!良かった…」
神「あれ!?すかいちん!?それにゆましゃんも…」
そこは、リビングとキッチンが隣接されたような部屋で、真ん中の大きなテーブルにすかいとゆうまさんが不安そうな顔で座ったままこちらを見つめていた。
神「ええっと…ここはどこなんです?おれ、生徒会室からの記憶がまったくなくて…」
ゆ「それは私たちも同じよ…すかいちゃんとも話していたのだけれども、どうやら生徒会役員全員がここにいるようね…」
神「え!全員が!!?」
す「うん…ここに降りてくる時に気がついたんだけど役員全員の名前とそれっぽい絵があったから…多分それぞれの個室で寝ていたんだと思う…」
ちょうどその時、再びリビングの扉が開いた。
姫「お姉ちゃん!!良かった!心配したよ!」
すかいを見つけるなり飛びついた姫ちゃんとその後ろからゆっくりとさゆずも部屋に入ってきた。
さ「先輩もいたんですか…٩( ⌯᷄Д⌯᷅ )۶ファ~昨日あんまり寝てませんでしたからね、けっこう寝ていた気がしますが…ここはどこですか??」
さゆずは意外と図太い神経をしているらしく、普段とあまり変わらない様子で話しかけてきた…
神「ああ…それなら今ちょうど話してたんだけど誰も覚えてなくてな…これからどうするかを話すところだったんだよ」
ゆ「なら、かすみんを起こしてくるわね。きっとまだ寝てるはずだから…」
ゆうまさんが会長を起こしに行ったのでとりあえずはテーブルに座る。役員全員がここにいるということはやはり昼食を食べたあと何かあったのだろう…考えれば考えるほど不安になっていく…しばらくすると…
ガチャっ…
か「あれ?なんでみんなここにいるの…?」
ゆうまさんに連れられた会長が目をこすりながら部屋に入ってきた。
神「会長、とりあえず座ってくださいよ。そのことについて話しますから…」
みんな無意識だったにも関わらず生徒会室と同じ配置に着席する。
か「それで!?これはどういうこと?」
ゆ「どうやら…全員、この建物に閉じ込められてしまったようね。」
姫「え!閉じ込められてるんですか!?」
す「そうなんだよ…さっき玄関が開くか試してみたんだけどピクリともしなくて…」
さ「そもそも、なんでこんなところにいるんですか!」
神「それが…みんな生徒会室からの記憶がなくてな。だれかなんでもいいから覚えてることとかない?」
辺りを見渡すも誰も口を開かない…
神「玄関が開かないとなると、助けを待つか…さすがに役員全員がいなくなれば誰かが気がついて探してくれるだろ!いや、待てよ…2階からなら外に出られるんじゃないか?」
ゆ「それもむりよ。2階の窓はどれも完璧に施錠されていて開かないわ…」
姫「それじゃあこんなところで助けを待つしかないんですか…」
その言葉に一同がだまりうつむいてしまった。
その時だった。
バタンっ!!
モ「うぷぷぷぷ〜驚いてる驚いてる。まるで豆鉄砲をくらったパンダだねw」
姫「うわっ!!人形が喋った!!」
モ「人形とは失礼だなぁ〜僕はモノパンダ。こんなにプリティーなパンダはそういないよ?せっかくこの建物から出る方法を教えに来てあげたっていうのに。」
突如この部屋に入ってきた約50センチほどの…白黒のパンダは…いや、元々パンダは白黒なのだが…中心から白と黒に分かれたパンダは部屋に入ってくるなりたんたんと話をはじめた。
さ「え!!この建物から出られるの!」
モ「うぷぷ〜やっぱり気になっちゃうよね。それでは発表しましょう。この建物からの脱出条件は【人を殺すこと!】です!」
神「…は?」
一瞬思考が止まった…
神「いやいや!ちょっと待てよ!人を殺すなんてそんなこと出来るわけないだろっ!」
モ「だったらこの建物で一生過ごすしかないねっ」
す「一生って…」
神「いや待てよ…このハーレムが一生続く…だとっ…」
か「ちょっとゆうき!いまはふざけてる場合じゃないでしょ!このままじゃあ、お菓子が食べられないじゃないの!!」
す「いやいや会長も突っ込むところ違いますから!だって…ここにいるのって…」
モ「そうだねっ。要するにここにいるメンバーで殺し合いをしてもらいます!」
ゆ「殺し合い…」
姫「そんな…」
モ「もちろんただ殺すだけじゃダメだよ?そのあとの【生徒会裁判】を乗り切らないとクリアにならないからね!」
神「生徒会裁判??」
モ「そう。殺人が起きた場合、犯人はだれか?という裁判を行うんだけど、殺人を起こしたクロとそれ以外のシロに分かれて戦ってもらうからね。見事、シロをだまし裁判で生き残ったらそのクロは脱出、騙されたシロはお仕置きになります。」
ゆ「つまり、ただ殺すだけじゃなく犯行がバレないようにしなければならないのね…」
姫「じゃ、じゃあ…シロが勝ったらどうなるの?」
モ「そうなれば、殺人を起こしたクロがお仕置きになって残ったメンバーで殺し合いを続けてもらうだけだよ。」
さ「さっきから言ってる…お仕置きって…?」
モ「【処刑】だよ。」
メンバー全員に緊張が走る…。いや、1人を除いてか…
か「ねぇ!さっきからなんの話をしてるの!私にも分かるように説明しなさいよ!」
モ「まぁ細かなルールはリビングの後ろの壁に貼ってあるからそれを読んでよ〜それじゃあ、君たちの殺し合い、楽しみにしてるよ!うぷぷぷぷ〜♪」
モノパンダが部屋から出ていくと当然、部屋には重い空気が漂う。でも、やっぱりこの雰囲気を壊してくれるのは会長だった。
か「ねぇ!だからなんの話なの!!殺し合いってどういうことなのよ!」
す「そ、そうですね。とりあえず見るだけでもルールは確認しておきますか!」
みんなはゾロゾロとリビングの壁際にあるルールの書いた紙をのぞき込んだ。
〜ルール〜
その1、生徒会役員はこの建物内で共同生活となります。共同生活の期限はありません。
その2、夜10時から朝7時までを「夜時間」とします。夜時間は原則として自室からの外出を認めません。外出を見つけられた際はお仕置きの対象となります。
その3、就寝は2階にある自分の個室のみ可能です。自分の個室以外での就寝はお仕置きの対象となります。
その4、モノパンダへの暴力は禁止です。ルール違反者はお仕置きの対象となります。
その5、殺人が起きた場合はその一定時間の後【生徒会裁判】が行われます。生徒会裁判は全員参加が義務付けされています。
その6、共同生活のルールは順次増えることがあります。
1枚目の紙には共同生活のルールが書かれていた。そして2枚目には生徒会裁判についての注意事項が書かれていた。
〜生徒会裁判について〜
その1、この建物から脱出するには殺人を行わなければなりません。
その2、殺人が起きた場合、全員参加が義務付けされている生徒会裁判が行われます。
その3、生徒会裁判では殺人を行ったクロとそれ以外のシロに分かれて犯人はだれか?を話し合いで決めてもらい、最後に投票でクロを指名して頂きます。
その4、生徒会裁判を終え、見事クロを突き止めた場合はクロがお仕置きとなり残ったメンバーで共同生活を続けてもらいます。
その5、クロが勝利した場合、クロは脱出となりそれ以外のシロはお仕置きとなります。
ゆ「なるほど…。夜時間の外出禁止と就寝は自分の個室のみね…。確かにこれは覚えておいた方が良さそうね。」
神「会長わかりましたか?生徒会裁判のほうは俺たちの中で殺人が起こるなんてありえませんからあまり覚える必要はないと思いますが…。」
か「まぁだいたいは理解したわ。もし何かあればゆうまに聞くから大丈夫…多分…」
す「でも、これでホントに殺人が行われないと出れないってことが証明されちゃったね。」
姫「お姉ちゃんは私が守るから!何かあればすぐ頼ってね!お姉ちゃん!」
す「りむちゃん…ありがと!」
さ「もし何かあれば先輩が身代わりになってくれますよ!」
神「確かに…美少女のためなら…って死ぬのはさすがにごめんだよ!まだすかいちんと結婚式すらあげてないのに!」
す「結婚の予定なんてないよ!」
さ「先輩そんなこと言ってるとホントに後ろからサクッとやられちゃいますよ?」
神「その時はさゆゆんが犯人確定だけどね!」
ゆ「それはそうと、しばらくはこの建物で生活することになりそうだし、この建物を探索するなんてどうかしら?もしかしたら、脱出の手がかりが見つかるかもしれないし」
さ「おお!それは楽しそうですね!脱出ゲームで探索は基本ですからね!」
姫「ホントにゆうまさんは冷静ですよね。いまはそれがすごく頼もしい。ゆうきさんとは大違い(ボソッ)」
神「いやいや、俺もそれ言おうと思ってたしね!うん!」
か「じゃあ早速探検よ!お菓子やゲーム見つけるのよっ!!」
す「なにかズレてる気がするけど…こういう引っ張ってくれるのもなんだかんだ頼りになるね!」
会長だけは少し目的がズレているが全員でこの建物を探索することになった。幸い、あまりこの建物は広くないようだ。まずはこのリビングから探索を始める。
神「ええっと…大まかに考えると、ひと部屋にリビングとキッチンが隣接してて、右側がリビング、左側がキッチンって構造だよな?真ん中のさっき俺達が座ってたテーブルはみんなでご飯食べるのにぴったりだな。」
さ「リビング側には大きなテレビと…って!!テレビの下にゲームがあるじゃないですか!!」
か「え!!ゲームっっ!」
さ「ゆうきさん!あとでこれ一緒にやりましょうよ!これはなかなかの名作ですよ!」
神「はいはい…とりあえずいまは探索に集中しようぜ?」
さゆずは「はーい」と言いながら探索に戻る…会長は未だに沢山のゲームに目を奪われていた。
ゆ「かすみん?このソファーもすごいわ!とても柔らかいわよ?」
会長はゲームを手放すと今度はソファーの上でぴょんぴょんと跳ねている。熱しやすく冷めやすいタイプなんだなー。ああ、なんて可愛いんだろう…
さ「先輩、そのニヤニヤしてる顔気持ち悪いです。」
神「うわっ、ストレート!w」
姫「ゆうまさん、会長さんの扱いを完璧に慣れてますね…やっぱりお母さんみたい…」
リビングは大きいテレビとソファー、その後ろにルールの紙が貼ってあるくらいで脱出の手がかりなんて当然なかった。そして、キッチンの方に歩いていく。
す「キッチンはめっちゃキレイー!ん?食材はけっこう揃ってるんだねー。当分は食べ物に困ることはなさそうだね!」
姫「冷蔵庫には飲み物も揃ってますね〜」
か「あ!!棚にお菓子も入ってるじゃない!!良かった〜何とか生きていけそうね!」
神「会長、ここでの生活受け入れたんですか!?w」
か「べ、別にそういう訳じゃないわよっ!とりあえずは大丈夫ってだけで…」
さ「先輩イチャついてないでちゃんとさがしてくださいよ〜。あ、食器や調理器具なんかも揃ってるようですね〜」
ゆ「あら、これだけ食材も器具も揃ってるならとりあえずはちゃんとしたものを作れそうね♪」
神「おっ!ついにゆましゃんの手料理を食べれる日がっ!それは楽しみだなっ!」
す「ゆうまさん!料理する時は声掛けてくださいね!この人数ですし全員分は大変でしょうから!」
ゆ「ふふ、頼もしいわね、ありがと!」
神「すかいちん料理まで出来るなんて〜なんて素晴らしいんだろぉ〜ねぇ〜。やっぱり結婚しよ!」
さ「はいはい、先輩はこの包丁で刺されたいみたいですね〜」
俺は本気の土下座をかましたあと再び探索に戻った。10分ほど探索してもやはり脱出の手がかりは見つからない…キッチンを後にして、1度廊下に出ることにした。
姫「1階は今の部屋とトイレ、あともうひとつの部屋は何でしょう?」
ゆ「多分、談話室じゃないかしら?この部屋にあるのはテーブルと…自動販売機ね…。」
神「うわっ!この自販機綾鷹あるじゃんっ!素晴らしいよぉ!!」
さ「隣にはアイスの自動販売機もあるじゃないですか!!意外とここの生活快適なのでは…まぁPCがあれば文句なかったのですがね…」
か「ええ!アイス!!ねぇゆうまー!今度一緒に食べよー!」
ここの部屋はテーブルと自動販売機、あとは雑誌が入ったラックがあるだけなので探索にあまり時間はかからなかった。
神「あとは2階だけかー。2階はそれぞれの個室だけだったな。各自で調べようか〜」
それぞれ自室に戻り探索を開始するもやはり質素な部屋だ。なにも見つからない…諦めて最初のリビングに戻るとメンバーもぽつらぽつらと戻ってきた。
神「はぁ〜なんかお腹すいてきたなー。げっ!今まで時間気にしてなかったけどもう7時かー。」
ゆ「じゃあ、そろそろご飯にしようかしら?みんな、食べたい料理はある?」
それぞれがゆうまさんに好きな食べ物をリクエストした後、再びテーブルに座り先程の探索の情報を共有した。個室の作りはどれもほとんど同じ構造らしい。しばらくすると、完成した料理をゆうまさんが手際よく持ってきてくれた。
神「うわっ!このオムライスの卵フワフワ!しかもなんて美味しんだ!!」
ゆ「あら、そんなに喜んでくれるなら作ったかいがあったわー。」
す「ごめんなさい。結局手伝えなくて…」
ゆ「いいのよ別に。これくらいなら全然苦じゃないわ〜。」
姫「ホントに我らがお母さんって感じですね。ゆうまさん!この生姜焼きもすごく美味しいです!今度作り方を教えてくださいっ!」
ゆ「ふふ、いいわよ〜。」
普段は大人しく会長のこと以外ではあまり感情を表に出さないゆうまさんがすごく嬉しそうだ。学校で見れない表情を見ることができて嬉しく思う。こんな状況でなければもっと素直に喜べるのだが。心なしか、ゆうまさんのことを褒められたのが嬉しかったのか会長もゴキゲンだ!夕食もだいぶ食べ進んだ頃…。
か「ご飯を食べ終えたら今日も会議をするわよっ!」
さ「ええ〜。こんな学校じゃない所でまで会議ですかー。」
さっきまで黙々と夕食を食べていたさゆずは面倒くさそうに言った。
か「甘いわっ!生徒会役員たるもの常に学校や生徒の為を思い活動しなければならない義務があるのっ!」
す「今日の会長さんいつになく熱いね〜」
ゆ「これは…(´∀`*)ウフフ、さゆずちゃん?あんまり心配しなくてよさそうよ?w」
さ「???。でもやっぱりめんどーですよー」
さゆずはゆうまさんのフォローがあってもやっぱり不服そうだ。
神「まぁー、特にやることもないし1人で色々考えちゃうよりはいいんじゃないか?それに、ここは俺のハーレム!みんなで親密度あげてこーぜ!」
姫「ゆうきさんそれフォローのつもりなんですかね?誰もそんなこと思っていませんよ…。」
夕食を食べ終わると不服そうだったさゆずもしっかり着席して会議が始まるのを待っている。
か「それじゃあ、早速!今日の議題を発表するわねっ!」
会長は心なしか少し落ち着きがない。そして、いつもの会議のようにテーブルを叩いて言い放った。ダンっ!!
か【初心にかえってこそ新たな発見とヒラメキが見つかるのよっ!】
姫「それは…つまり?」
か「ということで今日はみんなでゲーム大会よ!」
さ「え!ゲーム!!」
さゆずは目をキラキラと輝かせている。
す「ゲームかー。私あんまりやらないし苦手だなー。」
神「なるほど!さっきのゆましゃんの心配しなくていいっていうのは会長がゲームをやるってわかってたからだったんですね〜!さすがゆましゃん!」
ゆ「(´∀`*)ウフフ。これでもかすみんとは10年以上の付き合いなのよ?それくらいわかるわ〜」
か「ほら!早速ゲーム大会始めるわよっ!」
みんなでテレビのある方へ移動しソファーに座る。苦手だと言っていたすかいや普段まったくゲームをやらないであろうゆうまさんも最初はなかなか輪に入れずにいたが時間がたつにつれ徐々に慣れてきたようだ。そこはやはり、超高校級の廃人、さゆずの力も大きいのだろう。みんな楽しそうにゲームをしている。改めてさゆずの才能の凄さを思い知る。
しばらくゲームをした後〜
さ「壊れろっ!」
神「おおー、またさゆゆんの1人勝ちかー!」
か「さゆずちゃん!もっかい!!」
さ「ふふん!望むところですー!」
姫「会長さん負けず嫌いすごいです(笑)これで何回目ですかw」
す「でもホントにさゆちゃんゲーム上手いねっ!」
神「そういえばさー。みんなは思い出深いゲームとか好きなゲームってあるの??」
す「さっきも言ったけど私はあんまりゲームやらないなー。小さい頃にやった医療シュミレーションゲームは好きだったけど」
神「もしかして人体マニアの才能はその時!?」
す「まぁそれが全部じゃないけど原点になったのは間違いないね!そこから人体に興味持って本を読みあさったって感じ〜」
神「忘れてたけどホントに人体マニアなんだなー(笑)じゃあさ、たとえば怪我した時なんかも介抱とかできるわけ?」
す「そうだねー。一般レベルだけど少しくらいならできるかな!」
神「すかいちーん、ゲームのやりすぎでめまいが…膝枕求む…」
姫「ゆうきさん!すぐそっち方向に持っていく!今はゲームの話でしょ!!」
神「ごめんごめんwじゃあ姫ちゃんは?姫ちゃんも脚本家の才能の原点はゲームなの?」
姫「んー。私は推理ゲームとかは好きですけど原点と言ったら違いますねー。推理よりもゲーム製作者の意図の方に意識がいっちゃいます!」
神「それはすごいなー。さすが売れっ子脚本家は違うねー!」
す「ゆうきくんはけっこうゲームするの?」
神「おれもそんなにやらないなー。RPGとかアクションゲームは好きだけど」
ゆ「あら、意外ね。ゆうきくんなら恋愛シュミレーションとか大好きでずっとやってそうなのだけれど。」
神「ゆましゃんの俺へのイメージはどんなんなんですか!いくら俺でもゲームとリアルの分別くらいつきますよ!」
姫「むしろもっと女の子の気持ちを勉強してほしいくらいです!」
す「りむちゃん…それは言い過ぎだよw」
そんなことを話してるうちに会長とさゆずのゲームもひと段落ついたようだ。
か「あー。また負けたァー(><)」
さ「会長さん筋はいいですがあともう少しですねー。もう1回やりますか!?」
か「ううん、もう眠くなってきたからいい( ˇωˇ )」
ゆ「そうね、もう9時過ぎてるもんね。9時半なんてかすみんにしては頑張った方じゃないかしら?」
神「会長、9時過ぎたら眠くなるんですか!可愛すぎます!」
ゆ「しかもしっかり10時間睡眠」
す「健康的だっ!」
姫「会長さんは子供基準が当てはまりますね(笑)」
さ「(・ε・` )もうちょっとゲームしたかったなぁ」
俺は改めてこの生徒会はホントに可愛いくて大好きだと実感した。いずれかはみんなバラバラな人生を送るだろう。でも、この生徒会で過ごした時間はホントにかけがえのない大切なもの…お金じゃ買えない、言葉でも上手く言い表せない程の「絆」それが確かにあると!可能ならばずっとそばにいたいとすら思った…。のだが…一瞬で現実を突きつけられた。。
ゆ「もうそろそろ夜時間の10時になるわ。段々と各自の部屋に戻りましょうか」
そうだ…どれだけ快適な生活だろうとここで一生過ごすなんて考えられない。出る為には…いや、殺し合いなんて絶対に起きない。起こさせない。きっと明日には助けが来てくれるはずだと。そう信じてそれぞれが部屋に戻り眠りについた…。
第1章
〜綾鷹は希望か絶望か〜日常編前編
END
綾神生徒会ロンパ 神聖ゆうき @athletics_0201
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