綾神生徒会ロンパ
神聖ゆうき
プロローグ〜絶望の始まりと希望の6人!?
綾神生徒会ダンガンロンパ風声劇台本
ここは、私立神聖ヶ丘綾神学園。県内で見てもそこそこ大きな学校だ。そこまで頭が言い訳でも、ずば抜けてスポーツの成績がいい訳では無いが自由な校風で生徒からも地域の人からも愛されている学園だ。もうひとつ、この学園には秘密があるのだがそれはあとで紹介しよう。この物語は、そんな綾神学園生徒会での数日間のお話。
キーンコーンカーンコーン♪(SE)
神「(´Д`)ハァ…やっと終わったァァァ。さぁて今日は会議の日だったなぁー。生徒会室に行くかぁ。」
す「ゆうきくん。生徒会室に行くところ?」
神「あぁ、そうだよっ。すかいちんも行くでしょ?」
この美少女はすかい。俺と同じ2年C組のクラスメートで同じ生徒会に所属している。
す「もちろんいくよー。でも、その前に先生にプリント運ぶの頼まれちゃってー。今日生徒会室あける当番私なんだけど、代わりにあけといてくれない?」
神「あいよぉー。じゃあ、生徒会室で✋」
すかいと別れた後、職員室で鍵をとり生徒会室に向かう。
ガチャっ。ガラガラガラー。
神「ちぃーっす。ま、オレが生徒会室開けたんだし1番のりは当然か…」
寒さに1度カラダをブルっと震わせたあと、暖房を付けて自分のマグカップにお茶を入れて一息し他の生徒会役員を待つことにした。
ガラガラガラー。
さ「お疲れ様ですぅ〜。あれ、先輩だけなんですか?ふふ、二人きりですね〜。」
俺の次に生徒会室に入ってきたこの子はさゆず。ウチの生徒会の役員で役職は会計。。そうそう、いい忘れていたがこの綾神学園にはひとりひとりの才能に見合った「超高校級の〜」のような称号が付けられている。ちなみに彼女は「超高校級の廃人」。まだ1年生にしてアニメ、ゲーム、ボカロ、声優、動画など多くの分野の知識をたくさん知っている。なにやら、自作のBL小説を書いているらしいのだが…オレが出てないことを祈るばかりだ…(笑)
そして次に来たのが…
ガラガラガラー。
姫「こんにちはー。え。お姉ちゃんがいないじゃないですか。(´Д`)ハァ…早く会いたくて急いできたのにー。」
次にやってきたのが姫ちゃん。すかいの双子の妹で2年A組。役職は広報で、「超高校級の脚本家」高校2年生にしていくつも本を出版しておりこれからが期待されている売れっ子脚本家というわけだ。まぁ…多少!?いや、極端に姉への愛が深すぎるのだが……
神「すかいちんなら用事あるってー。まぁー、すぐ来ると思うけどね!」
姫「ゆうきさんからお姉ちゃんを守るために早めに来たのでお姉ちゃんが来てないならまぁ…いいです」
神「いやいやおれってどういう認識なの!?」
さ「先輩はオトコの娘とくっつけばいいんですよぉー♪」
神「それは絶対ないから!!」
たわいのない会話を続けていると…勢いよく生徒会室のドアが開いた。
ガラガラガラー!!
か「今日も美しく可憐な生徒会長の登場よっ!って、まだ全員集まってないのね…最近みんなたるんでるんじゃないの!۹(◦`H´◦)۶プンスカ!」
騒々しくドアを開けてきたロリっ子はかすみん。「超高校級の萌え」で投票制なウチの生徒会にダントツの票を集めて生徒会長になった正真正銘のロリ。もちろん高校生3年生だ。超絶可愛いのに歌が上手いんだからホントに尊敬してしまう。急に核心をついた発言をしたりするが基本的にはワガママや子供っぽい発言をすることが多い……。
ガラガラガラ。
す「遅れちゃってごめんなさいっ!!」
姫「お姉ちゃんっ!!無事でよかった!心配してたんだよ〜!」
さ「Σ(゚д゚;)えっ。この校内なにか危険なことでもあるんですか!!」
神 「たまにモンスターとのエンカウントがあるかもよw」
さ 「それは間違いなく先輩のことですね( ˙-˙ )」
会長とほぼ入れ違いで入ってきたすかいは急ぎ足で自分の席へと座った。すかいは俺と同じ副会長で才能は「超高校級の人体マニア」。人体マニアなんてちょっといいイメージはあまりないのだが…好きなら仕方ない。趣味で人の身体を解剖するなんてことがなければいいが…
か「あとはゆうまだけねー。(´Д`)ハァ…」
ガラガラガラ。
ゆ「もぉかすみんっ。先に行くなんてひどいんじゃないかしら?ずっと探していたのよっ(●`з´●)」
か「ゆうまから逃げてきたんだよっ!!放課後になったら抱きついてくるのやめてよ!みんな見てるんだからねっ!」
ちょっとムスッとなったこの方はゆうまさん。会長の幼馴染で同じ3年A組、ウチの生徒会では書記を任されている。才能は「超高校級のバーテンダー」実家がBARを経営しており、よく手伝いもするらしい。飲み物だけでなく食べ物もすごく絶品らしいのでいつかは食べてみたいものだ。普段は大人しく頼れるお姉さんって感じなのだが会長のことになると我を忘れる。もしかしたらこの生徒会で1番恐ろしい人なのでは…
か「じゃあ全員揃ったしそろそろ会議を始めるわよっっ!」
さ「ええー。会議なんてしないでダラダラしてましょうよぉー。」
神「そうそう!みんなでイチャイチャしましょーよー。」
さ「散れっ。」
あれっ。今なにか聞こえなかった??…。まぁ…聞こえなかったことに…。おっと!そういえば、俺の自己紹介が遅れたな。おれの名前は神聖ゆうき。この生徒会メンバー唯一の男子で副会長だ。この美少女ばかりの生徒会でハーレムを目指しt…ゲフンゲフン。おれの才能は超高校級のーーー。
か「ちょっとゆうき!なに気持ち悪い顔でニヤニヤしてるのよ!会議を始めるってば!」
神「気持ち悪いって…。。」
す「どーせゆうきくんの事だから変なこと考えてたんでしよォー。」
姫「ゆうきさんなら仕方ないですよね。。」
か「はいっ!静粛に!!!それじゃあ今回の議題を発表するわねっ!」
会長はどこかのアニメのように
立ち上がってから机を叩いた。ダンっ!!
か【社会の荒波にもまれてこそ、人は磨かれ成長するのよ!!】
神「ほう…」
姫「会長さん。社会の荒波って具体的になんなんですかぁ?」
か「ズバリっ!バイト経験についてだよっ!働くということで荒波にもまれながら喜びや挫折を感じて人は成長していくのよっ!」
さ「なんか壮大ですね……」
ゆ「かすみんが挫折を語るのね(´・∀・`)ニヤ」
神「会長からこんな言葉が出るなんてなー。。」
す「みんなそこまで言わなくても(笑)」
神「とりあえず、バイト経験なんですよねー。まぁ、実家がBARのゆましゃんは普段から家の手伝いをしているとはいえ確かに他のメンバーのバイト経験なんて聞いたことなかったかもですねー。」
ゆ「あら、お手伝いの話でいいのかしら。私は実家のBARで普段から調理場、ホール、レジ、なんでもやるわよ?」
す「さ、さすが超高校級…」
ゆ「普段はお金は貰ってないわー。ホントに趣味で手伝ってるって程度にしか思ってないのよ、まぁほんとに忙しいお盆や年末年始なんかはもらったりするけど…」
か「お手伝い程度ではまだまだ甘いわっ!。私のように美しく可憐な会長になるためには荒波にもまれないとダメなのよっ」
さ「会長さん!それは聞き捨てなりませんねー。こう見えて私はバイト経験豊富ですよ!主にネットが多いですが。ゲームやアプリの攻略をネットにアップしたり歌い手さんのライブチケットを販売したりなどっ。身体を動かすわけじゃないので荒波に…と言われたら微妙かも知れませんが…。」
姫「それいう感じでいいならわたしもやってるよー。これでも超高校級の脚本家だからねー。本も出してるし短編な感じでもいろいろ依頼は来るからねっ。金額的には1番貰ってるんじゃないかな?(´>∀<`)ゝてへ」
神「やっぱり。姫ちゃんが頭1つ抜けてるんかねー。もうすでに大金を手にしているなんて…うらやましい。。オレは逆にまっとうなバイト?パン屋さんとかー。弁当屋さんくらいかなー。ベルトコンベヤーに流れてくる弁当箱におかずをのせていく?みたいなやつ!ベルトコンベヤーの流れ作業って意外と腰に来たりするのよね…これでも筋はいいってほめられたんだぜっ(☆∀☆)」
さ「先輩はパン屋就職ですかー。私朝食パン派ですし結婚しましょう!」
神「現金だなおいっ!」
さ「まぁ1番はまひるさんとのカップリングを期待してますがね!」
神「だからそれは空想のオトコの娘なんでしょ!嫌だから!」
か「すかいちゃんは?バイトしたこととかないの?」
す「バイトかー。実は私、それっぽいことしたことない…かも。。むしろ、りむちゃんがそこまで稼いでるなんて私びっくりだよっ!」
姫「(´>∀<`)ゝてへ。お姉ちゃんは私が養うよ♡」
神「じゃあさー。やったことなくても、これからやってみたい仕事とか。将来の夢的なのでもいいんでない?」
す「やりたいことかー。あんまり考えたことないなー。でも、将来の夢なら……あっ、でも、仕事は関係なくて……//」
神「ん??とりあえず言ってみたら?」
すかいは時間をあけ、顔を赤くしてボソッとつぶやいた
す「…あ、あの……お嫁さん…になりたいです///」
生徒会室がピンク色に染まった。
間違いなく全員が心を撃ち抜かれた。
神「すかいちん!今すぐ結婚しよう!!その夢叶えさせてあげるよ!何不自由させないしオレが一生養っていくから!!それなら問題ないだろ!」
ガシッと手を握り宣言した。
す「問題アリアリだよ!むしろ山積みだよ!」
さ「先輩ずるいですっ!!すかいさんとはわたしが結婚します!!」
ゆ「あら、さゆずちゃんはゆうきくんのことが好きなのではないの?」
さ「それは確かにそうですが、いまのセリフを聞いて黙っていられませんよ!それにさゆずはオールジャンルいけるのです!!」
姫「くっ。お姉ちゃんはわたしのだもん!!私が1番愛してるんだっ!!ゆうきさんなんかに渡さないですよ!」
か「あれはすごい破壊力だったわね。さすがの私でもキュンとしてしまったわ。。普段ハキハキしてる分デレた時の破壊力はすごいわ…すかい…恐ろしい子っ。」
す「そ、それはそうと!!会長はどうなんですか?あれだけ自信たっぷりってことはけっこうバイトしてるんですか?」
か「ふふん╭(°A°`)╮よく聞いてくれたわねっ!!生徒会で私より荒波に揉まれまくってる人なんていないんじゃないかしら!」
神「まさか…お父さんの肩もみとか言いませんよね…!?まっさかねーー。」
か「え……そ、それは…」
さ「ええ!!まさかの図星ですか!!」
か「そ、そんなわけないじゃない!!」
ゆ「じゃあ、なんのバイトをしたのかしら?これまでそんな話は聞いたことがないのだけれども…」
か「た、例えば、あれよっっ!朝、玄関から新聞をとってお父さんに渡したりとか…」
神「うわー。なんか想像できる。しかも可愛いから反論とかできんわ。。」
姫「ゆうきさん!ツッコミ役なんだからしっかりしてくださいよ!!そもそも、新聞持ってくることのどこが荒波なんですか!!」
か「それは…玄関開けた時の寒さ…とか」
一同「………。」
か「ほら!肩たたきなんかだと長時間すると疲れるじゃない!?」
さ「ほえー。ちなみに何時間くらいやるんですか?」
か「10分…とか?」
神「短っっ!!」
す「え、会長それでおこづかいもらってるんですか!?」
か「1000円…。」
神「お父様、会長に甘々じゃないですか!!荒波どころか波すらたたないレベルですよ!!」
ゆ「(´Д`)ハァ…かすみん。予想通りだったわね。まぁそんなかすみんも可愛いけど♡」
姫「会長さんがこんな性格なのってやっぱり家庭環境が原因なんですね。。」
か「もぉ!!とにかく!!人が磨かれるためには働くってことは必要なのよっ!ということで、みんなでできるバイトを探すわ!!」
神「えええー。みんなで出来るバイトって…話の飛び方がすごいなw」
す「もぉ慣れたようなものだけどね…」
その時だった。。この時を待っていましたとばかりに勢いよくドアが開いた。
ガラガラガラーー!
あ「そんな諸君らに朗報だぁぁぉ!!君たちにピッタリのバイトを見つけてきてやったぞ!」
突然やってきたこの大人っぽい女性はウチの生徒会の顧問の先生である。生徒達には「ayu先生やayuちゃん」と呼ばれておりとても美人で人気の先生だ。ちょくちょく生徒会に足を運んでは雑談をして帰っていく…。実は、この学園の卒業生だったらしく「元超高校級のピアニスト」。学生時代から数々の賞を総ナメにしたとか…。しかも元生徒会役員だったとの噂も…。その素質をかわれて教師に採用され…こうして生徒会の顧問もしているのだ…。まぁ、噂の多い先生だからどこからどこまでが本当なのかわからないが。
か「えっ!バイトがあるんですか!!」
会長がキラキラと目を輝かせている。
確かにナイスタイミングだが…
あ「まぁバイトといっても明日の新入生への学校紹介と来校者へのパンフ渡しだがな(笑)」
す「そういえば明日は新入生が学校見学に来るって担任の先生も言ってたね。」
神「うわー。すっかり忘れてたよ。」
姫「私の担任も言ってましたね〜」
さ「え、じゃあ明日学校に来ないといけないんですか?めんどくさいなーー。」
ゆ「さゆずちゃん。そんなこと言っちゃダメよ。これも立派な生徒会の活動よ?」
さゆずは「はぁーい」といいながらも少し不満そうだ…
姫「生徒会の活動は全然構わないのですが、それなら別にバイトとは言わないのでは?」
あ「まぁ君たちは学生だからな。流石に生徒会活動で給料を払うわけにはいかないが、明日の昼ご飯くらいは準備するつもりだ。」
さ「お昼ご飯…(о'¬'о)ジュルリ」
か「ということは、会長からのありがたいお言葉を新入生に聞かせられるという事ね!ふふん!(◦`꒳´◦)ᵎᵎ今年入る新入生はホントにラッキーねっ!ゆうまー、一緒に学校紹介の内容考えよー!」
ゆ「しかたないわねー。(´∀`*)ウフフ」
と、完璧にバイトの話からは横道にそれたのだが。言い出しっぺの会長がいいなら良いのだろう。。そのあと、「じゃあ、明日七時半に生徒会室に集合だ」とayuちゃんは言い残し生徒会室を出ていく。このあとは普段通り雑談をしながらダラダラと過ごした。まさか…このあとあんな絶望的事件に巻き込まれるなんて誰も予想していなかっただろう…
そして、次の日の朝〜
さ「おはよーございますぅ〜」
ゆ「あら、さゆずちゃん今日は眠そうね?」
さ「昨日新作のゲームを徹夜でプレイしてたら…寝るの遅くなってしまいましてー。」
目をこすりながら眠そうなさゆずが1番最後に生徒会室に入ってきた。
す「会長って寝顔まで可愛いんですねー。」
姫「こうやって見ると会長さんとゆうまさん親子に見えますねw」
会長はゆうまさんにひざ枕されたままどうやら寝てしまったようだ。
神「いまなら襲ったりいじわるしてもばれないよな!?w」
ゆ「ゆうきくん。そんなことしたら…わかるわよね?」
神「怖いよ!ゆましゃん、目が本気なんですけど!!」
さ「ゆうきさんの目が潰れてさゆずのことしか見えなくなればいいのに…(ボソッ)」
神「そこ!聞こえてるから!!」
なんとかメンバーが揃いそれからいつもの雑談が続く…。しばらくすると…
あ「やぁやぁ諸君★しっかり集まってくれてるみたいで何よりだ。早速だが今日の新入生の学校紹介についての説明をするぞー。簡単に言うと、実際に新入生に学校紹介をするチームと生徒玄関で来校者に入場パンフを渡すチームの2つに分かれてもらう!」
か「私は文句なしに新入生にありがたい言葉をきかせてあげる側ねっ!」
神「ありがたい言葉ってw」
ゆ「昨日がんばって考えたもんね。なら、私もそっちのチームに行こうかしら。」
神「なら俺はパンフでも渡すかな。あんまり前に出ていくのは得意じゃないし。それに、新入生の可愛い子をチェックするチャンスっ!!」
す「ゆうきくんならそう言うと思ったよw」
姫「ゆうきさんは基本それしか頭にありませんからね。」
さ「(`・ω・´)ムッキー!そうはさせませんよっ!先輩の思い通りにさせてられません。さゆずもパンフチームにいきます!」
ゆ「あら、やっぱりゆうきくんのことが気になるのね。」
さ「可愛い新入生をウチのBL同好会に勧誘しなきゃなのです!」
神「そっち!!?意外なところに刺客がいたんですけど!?」
姫「さゆずちゃんもキャラぶれないよね(笑)」
す「んー、なら私はどっちにしようかな?」
神「無難に考えれば学校紹介側じゃない?会長と副会長はいた方がいいだろう。」
す「でも、私も前に出るのは恥ずかしいし緊張して話せないよー(>_<;)」
神「大丈夫だって!どうせ会長が全部話してくれるよ。やる時はやる人だからね!」
か「もう!どうせってなによ!すかいちゃん、ありがたい言葉を言うのはウチに任せておいて!」
会長がない胸をポンッと叩いて、いかにもわたしに任せなさい!と言いたげな顔だ。
姫「お姉ちゃんがそっちに行くなら私もそっちがいいなー。」
ゆ「でもそうなると、パンフ渡す方が忙しくなるんじゃないかしら?」
あ「まぁ確かに、6人なら人数を均等に分けるのが無難だが…」
神「こっちなら大丈夫ですよ!パンフ渡すだけなら2人でも足りますし、それに、映像とか照明とかそっちの方が人数いた方が楽になると思うし!」
す「ゆうきくん意外と容量いいもんね。それにさゆずちゃんがついてるし大丈夫だよね」
神「意外と!は余計だけどなっ!さゆゆん、2人だと大変かもだけどそれでもいいか?」
さ「はいっ!先輩と2人っきりになるチャンスじゃないですか!!」
あ「なら、これで決まりだな!時間はないんだ。早速準備開始だ!」
ayuちゃんの掛け声でそれぞれのグループで準備を進める。腐っても生徒会役員だ。みんなやると決めたら仕事は早い。
そして〜新入生への学校紹介が始まる。
さ「おはようございます〜♪新入生への学校紹介は体育館へどうぞ〜♪」
神「パンフレットどうぞ〜(*^^*)ニコッ靴はスリッパに履き替えて中に入ってくださいね〜♪」
約30分でパンフを渡し終えるとホッと一息つく。
神「意外と早く終わったな〜」
さ「そうですね。私意外とこういう仕事好きかもですねー。楽しかったし才能あると思うんですよねっ!!」
あ「やぁやぁ★お疲れさんっ。もうすぐ、学校紹介が始まるぞ。君たちも体育館へ向かったらどうだ?」
そうですねっ。と言いながら3人で体育館へ向かう。その途中、ayuちゃんがポツリと言った。
あ「君たちは生徒会活動は楽しいか?」
さ「ん?。まぁ楽しいですよ?」
あ「すまない(笑)別に深い意味はないんだ。さっきのパンフ渡しがイキイキとしてたんでな(笑)」
神「そりゃあ、可愛い新入生を見放だ…」
…さゆゆんにヒジで腹に一撃を食らってしまった…そんなことを話しているうちに体育館につく。静かに体育館の扉を開けると会長の声が聞こえてきた。
か「新入生のみなさん…こんにちは!この綾神学園、生徒会長のかすみんよ!今日は学校について……」
あ「君たちは本当にイキイキとしているな…」
ayuちゃんが小さい声でつぶやく。声は出さずにじっとayuちゃんの話に耳をかたむける。
あ「実はな…私には娘が1人いてな。生徒会に入りたいといつも言っているんだ。」
ayuちゃんがクスリと笑う。やはり、美人な先生だ。
さ「え!先生結婚してたんですか!初耳ですよ!」
あ「いや、結婚してるわけではないのだが…まぁいつかは生徒会に入れてやりたいと思ってるよ(笑)」
神「ayuちゃんの娘さんなら可愛いこと間違いなしですね。いつでもオレのハーレm…」
またさゆゆんに一撃を食らってしまった。
あ「まぁ今が楽しいと思うなら今の一瞬一瞬を大切にするんだな。失ったあとでは後悔しても遅いからな…」
意味深なセリフを残すayuちゃんにオレも真面目に答えを返す。
神「これでも1から生徒会を作った身ですから。メンバーは本当に大切で大好きですよ…もちろんayuちゃんも。これから先、ayuちゃんの娘さんにも会えたらいいですね。自慢のメンバーですからね。きっとみんな歓迎してくれますよ。」
あ「( -ω- `)フッ、キミは本当に掴みどころのないやつだ。せいぜい、その大好きなメンバーに嫌われないようにな。ロリコン紳士くんっ!」
神「嫌ですよ!そんな不名誉な呼び名!」
あ「では、ほかの先生にあいさつしてくるよ。学校紹介が終わったら生徒会室で待っていてくれ。昼食を持っていくよ。」
さ「やったぁぁー!おひるぅ♡」
ayuちゃんは歩いていった。そのあとさゆずと学校紹介を最後まで見届け、学校紹介組メンバーと合流したあと生徒会に戻った。
生徒会室にて〜
か「はぁ〜疲れた〜c⌒っ.ω.)っ」
ゆ「ふふふ、お疲れ様〜ヽ(・ω・*)ナデナデ」
す「ゆうきくん達もお疲れ様!」
神「別にこっちは大丈夫だったよ!」
さ「ええ、むしろ楽しかったくらいです!」
す「私たちはほとんど立って見てるだけだったねw」
姫「お姉ちゃんはなにもしなくていいってば!何かあれば私がやるから!」
す「りむちゃんそれは言い過ぎだってw」
さ「はぁ〜さゆずお腹がすきましたよー。」
姫「私は早く帰って小説書きたい…うずうず。」
す「あ、りむちゃんお昼食べ終わったらショッピングに付き合ってくれない?」
姫「いく!!ちょうど行きたいと思ってたんだよね!」
神「切り替えはやっっ!!言ってること全然違うしw」
さ「ぐりむさんほんとにすかいさんのこと好きなんですね。」
その時だった。ガラガラガラガラー。
あ「やぁやぁ諸君★お疲れ様〜。保護者の方からお褒めの言葉をもらったぞ。やっぱり君たちに頼んで正解だったな。さぁお待ちかねの昼食だ。あと、お菓子の差し入れもあるぞー。「塩昆布」だ。疲れに塩分はいいぞぉー!」
さ「やったぁ!おひるっおひるっ♡」
す「ayuちゃん塩昆布すきなの!?意外w」
え「お?意外か?1日に何袋も食べる時があるぞー╭(°A°`)╮」
神「うわっ。なんかイメージがww」
あ「まあ、とりあえずゆっくり昼食を食べてゆっくりしてから帰るといいだろう。今日は本当にお疲れ様!まだ仕事が残っているのでここで失礼するが戸締りだけはしっかりな!」
はーいという返事を聞くとayuちゃんは生徒会室から出ていってしまった。そのあとは各自雑談しながら昼食を食べることにした。
ゆ「かすみん、野菜も食べなきゃダメよ?」
か「ええー。ゆうまー私の代わりに食べてもいいよ?はい、あーん♡」
神「ゆましゃんが丸め込まれてるし、あのあーん♡うらやましいんですけど!!すかいちん、オレにあーんしてよー。」
す「もうゆうきくん何言ってるの!しないからっ!」
姫「ゆうきさん!お姉ちゃんに変なことしないで!はい♡お姉ちゃん!あーん♡」
す「もうりむちゃんも恥ずかしいからやめてよ〜」
と言いながらしっかりあーん♡してもらってるし…。さゆずちゃんは動画を見ながら自分の世界に入ってるし…。仕方なく黙々と昼食の弁当にはしをつける。弁当を食べ終えたあと、何気なくayuちゃんが持ってきた塩昆布に手を伸ばす…
神「あ!これ意外と美味しい!!普段あんまり食べないけどこれいけるわ!」
さ「ゆうきさんばっかりずるいです!さゆずにもくださーいっ!」
弁当を食べ終えたメンバーが続々と塩昆布に手をつけ始めた…すると…あれ…急に…眠気が………襲ってきて………。
このあと…俺たちは…見ることになる。絶望の始まりを…。果たして6人の生徒会役員は希望になることは出来るのか。
パ「うぷぷ〜次回をお楽しみにね♪」
プロローグ
絶望の始まりと希望の6人〜END
次回…第1章、綾鷹は希望か絶望か
お見逃しなくっ!!
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