ナリン殿下の回想 橘外雄

 第七回直木賞受賞作です。

 実のことを言うと同作者の「墓が呼んでいる」の方が、恋愛物語なのでカクヨムユーザーのニーズに合っていると思ったのですが、地理的な知識も必要になるかもしれないので紹介するのをやめました。

 しかし感動の度合いで言えば、どちらも雌雄つけがたいので支障はないでしょう。

 この作品の個人的に優れていると思った点は、現代にも繋がる人種の違いによる差別が要点になっているところでしょう。

 この作品の結末は、特に人種差別が明白なシーンです。自分は悲しみを抑えることが出来ませんでした。

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今年読んだ僕の個人的ベスト本 青キング(Aoking) @112428

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