第70話 夏の終わりは何故に切ない

 修学旅行最終日は、午前中に歴史資料館や防空壕の見学を行い、午後にガラスづくり体験やお土産を買ったりした。

 俺も実家に紫芋のお菓子や、サーターアンダギーの材料なんかを買って送った。


 晴奈や由美ちゃんにも何かお土産買っていった方がいいよな。なにがいいだろうか?


 そんな風にして、ゆっくりとではあるが、沖縄との別れの時間は迫ってくるのだった。



 そしてついに帰る時間となり、飛行機に乗り込む。

 機内の小さな窓からのぞく沖縄の風景は、来た時よりもはるかに陽気に見えた。


 飛行機が空に舞い上がる。湧き上がった歓声はやがて収まり、皆沖縄の思い出話に花を咲かせる。

 雪芽と夏希も、庭や相沢と一緒に楽しそうに話をしている。

 それをみて、俺は安心し眠りにつくことができたのだった。



 地元に帰ってくると、そこはもうすっかり秋だった。

 日も沈みすっかり暗くなった駅で、クラスメイトは少しづつ去っていく。

 ある者は親の迎えの車で、ある者は徒歩で、ある者は電車で、帰路につく。


 俺は電車で帰る予定で、最寄り駅からは母さんが迎えに来てくれるという。

 さすがの母さんもこの荷物を抱えて歩いて帰って来いなんて鬼畜なことは言わないようだ。


 どうやら雪芽と夏希も同じようで、俺たちは隆平たちに別れを告げて、改札へ向かった。



「あーあ、終わっちゃったね、修学旅行」

「そうね。なんだかあっという間だった気がする」

「もう少しなっちゃんや陽介と遊びたかったなぁ……」


 電車を待つ間、雪芽と夏希は修学旅行の日々に思いをはせていた。

 確かに、修学旅行はあくまで修学が目的。自由に遊ぶ時間なんてほとんどなかったんだから、遊び足りないと感じるのはわかるかもしれないな。


「じゃあまた近いうちにどこか行くか。秋だし、紅葉狩りとか」

「あ、それいい! 陽介お弁当作って来てよ!」

「え、俺の弁当か? 大して上手くないから普通に買った方がいいだろ」

「いいこと言ったわユッキー。私結局陽介の料理の腕がどのくらいなのか知らないもの。ぜひその機会に披露してもらいたいわね」


 そんなことを話しながら、やってきた電車に乗り込む。

 4人掛けの対面席に座って、3人でどこに遊びに行こうかなんて話で盛り上がる。



「そういえば明日から3連休じゃない? そこでどこか行ってもいいと思うんだけど」

「あー、わりぃ、俺明日はちょっと用事があるから、明日以外で頼む」

「へぇ? どこ行くの?」


 夏希の提案を断ると、雪芽が興味深そうに聞いて来る。

 俺に休日の予定があることがそんなに不思議なのか? 確かに大概暇だけども。


「飯島さんのところに行くんだよ。ちょっと報告しておきたいこともあるし」

「またー? ホントに陽介は全く……」

「いやいや、別にそんなんじゃないって!」

「え、飯島さんって、誰よ?」


 雪芽のジト目を何とかやり過ごしていると、夏希が首を傾げた。


 そうか、夏希は飯島さんのこと知らないんだっけ。

 確か飯島さんのことを紹介はしたけど、名前までは言ってなかったか。


「飯島さんってのはこの前夏希に紹介した占い師の人だよ。そういえば結局夏希は行ったのか? 占い」

「うん、行った。……ふーん、あの人がねぇ。確かに綺麗な人だったものね」

「いやいや、だから違うってのっ」


 向かいに並んで座る雪芽と夏希から、責め立てるような視線が突き刺さる。


 なんでだ? 俺は別に何も悪いことしてないはずなのに、何が気に入らないんだ?

 確かに飯島さんは綺麗な人だとは思うけど、それとこれに何の関係が……?



「……でも、確かにあの人の言う通りになったから、当たる占い師だって話は本当かもね」


 俺がいろいろと言い訳をしていると、夏希がそんなことを言った。

 なんで言い訳しないといけない状況になったのかは分からないが、興味がそれたことはありがたいので、全力で乗っかっていくことにする。


「どんなこと言われたんだ?」

「えっと、ユッキーと修学旅行中に仲直りできるタイミングがあるだろうって。実際そうだったからすごいわよ」

「あぁ~、なっちゃん私と仲直りしたくて占い行ったんだぁ。へぇ、そうなんだぁ」


 雪芽は夏希の占いに行った理由を聞いて、嬉しさをにじませたニマニマ笑いを夏希に向けた。

 その視線を受けて、夏希は恥ずかしそうに顔を赤らめ反論する。


「な、なによ、悪い? 私だってユッキーと仲直りしたいってずっと思ってたし、その方法が分かんないから占いに頼ってもいいかなって、そう思っただけよ」

「えへへ、なっちゃんもそう思っててくれたんだぁ。私なっちゃん大好き!」

「も、もうっ、何よ抱きついたりして! ……でもまぁ、私も好きよ、ユッキーのこと」

「え!? じゃあ私たちって相思相愛……?」

「バカなこと言わないの! ……まぁ、間違ってはいないけど……」


 ……うん、俺はいったい今、目の前で何を見せられているんだろうか。

 二人がまた前みたいに仲良くしているのはいいのだが、これ前よりずっと仲良しになってないか? それもちょっと危ないベクトルで。

 ま、まぁ? 二人が幸せなら俺はそれでもいいけどさ……。


 となるとちょっと待てよ? 夏希と雪芽がくっついたら、晴奈の気持ちはどうなる? あいつは雪芽のこと大好きだから、ショックを受けるかもしれない……!

 その時は、俺の胸を貸してやるとしよう。きっとお兄ちゃんキモイとか言われると思うけど。



 そんなくだらないことを考えていると、あっという間に電車は目的地に着いた。

 降り立ってみると、やっぱりそこは無人で、夜ということもあってか人の気配がまるでしない。

 なんだかその静けさが懐かしくて、帰ってきたんだなぁと実感する。


 夏希と雪芽も、それぞれ親が迎えに来るらしく、俺たちはしばらく駅のホームで時間を潰すことにした。

 二人は俺抜きで、明日駅で遊ぼうなんて話をしていた。まったく、すっかり元通りだな。


 そうこうしているうちに夏希の親が来て、静江さんが来て、二人とも帰っていく。

 俺は独り駅のホームで親を待ちながら夜の音を聞く。



 あれほどうるさかったカエルの鳴き声も、もうすっかり聞こえなくなって、ただ静かに虫たちがさざめいているだけだ。

 風が吹くと、ススキの穂が揺れる音が、どこかから聞こえてくる。そうした微かな音すらも、秋に染まっている。


 ……もう、夏は終わったんだな。あの地獄のような季節が。


 そんな感傷的な心を、秋の空気がそっと、吹き抜けていった気がした。





 ――――





「なるほど、では二人は仲直りできたんですね」

「はい。俺も夏希と仲直りできましたし、これで大丈夫ですかね?」


 土曜日の昼下がり。俺は飯島さんといつものカフェで、コーヒーを片手に修学旅行であったことの一部始終を話していた。


 飯島さんは俺の話を聞き終わると、コーヒーを一口すすってから頷く。


「おそらく大丈夫だと思います。これで雪芽さんの精神面は安定するでしょうし、倒れる心配は現状を維持し続ける限りないと思います」

「よかった……」


 安心して息を吐く俺に、しかし飯島さんは厳しい態度を崩さない。


「いいですか、柳澤君。雪芽さんの寿命を延ばしている要因が、あなたとの関係性だけでないということが分かった今、安心してもいられないんですよ。雪芽さんの寿命を延ばしている要因はおそらく雪芽さんの精神に関係しているという仮説はこの前お話ししましたよね」

「はい。雪芽の気持ちがある条件を満たしていると、雪芽は白血病を発症せずに生きていられる、みたいな話でしたよね?」


 そんな話を、中間テストの後に聞いた。だから二人が仲直りすることは雪芽の体調を万全にするために必要だとか何とか、そんなことを言っていた。


「そうです。今回雪芽さんが倒れたのは、夏希さんとの喧嘩が原因だと考えられるでしょう。それが、雪芽さんの倒れた要因に直結している可能性は十分に高いです。言いかえるなら、夏希さんとの喧嘩で、雪芽さんの精神面に変化があり、その変化によって雪芽さんは倒れてしまった。ということです」

「でも、喧嘩の原因を聞いても教えてくれないんですよ、あいつら」



 弱り切った俺とは対照的に、飯島さんは落ち着いた表情で、とんでもないことをさらりと言った。




「大丈夫です。その原因を私は知っていますから」




「……え?」

「夏希さんが私の元を訪れた時に確信しました。それまではあくまで予想だったんですけどね」

「ちょ、ちょっと待ってください! じゃあその原因を教えてくれれば早い話じゃないですか! どうして俺に教えてくれないんですか?」


 すると飯島さんは、雪芽たちと同じように微笑んで、


「乙女の秘密は守られるものですから」


 と、そう言った。



「それに、この仮説は立ててはみたものの、まだ謎が多いんです。どうして雪芽さんの気持ちが彼女の生死にかかわってくるのか、どうして柳澤君なのか、どうしてそんなに面倒臭い条件にしたのか。そういったことが全く分からないんです」


「え、え? 何の話ですか?」

「もしこの仮説が正しかったとして、なぜループまでさせる必要があったのか、この一連の事件に犯人がいるのか、いたとしたら一体誰がこんなことを……」


 飯島さんは戸惑う俺を完全に無視して、独りの世界に入ってしまった。


 そうしてつらつらと俺に分からない話をし続けた飯島さんは、無言でコーヒーをすする俺に気が付き、照れたように笑った。


「あ、ははっ、すみません、つい……」

「いえ、それはいいんですけど、つまり飯島さんは雪芽が倒れる条件が分かったってことですか?」

「はい、そうです」


 そんな重要なことを、飯島さんはまたもやさらりと言ってのける。


 それが本当だとしたら、俺にとってはめちゃくちゃ嬉しいことなんだけど、この人の表情は微動だにしないんだよなぁ……。一度飯島さんが爆笑しているところとか、見てみたい。



「ただこの仮説は柳澤君にはお話しできません」

「乙女の秘密とやらのせいですか?」

「それもありますが、単にこの仮説を柳澤君に伝えると、あなたの人生の選択肢を狭めてしまうからですよ」

「えっと、どういうことですか?」

「それを詳しく話すことができないってことです」


 飯島さんは困惑する俺を見て、口元に微笑みを浮かべる。

 その様子はなんだか俺をからかっているようにも、楽しんでいるようにも見えて、なんだか複雑だ。


 飯島さんにとっては謎が解けて楽しいのかもしれないけど、俺にとっては友達の命を救えるかどうかの瀬戸際なんだ。隠さずに話してもらいたい。


「でも、それじゃあ俺が雪芽を救えないじゃないですか。俺、雪芽を救うためなら何でもするって決めたんです。選択肢が狭まったくらい何ともありません」


 しかし飯島さんは頑なに首を振る。


「いいえ、ダメです。こればかりは柳澤君には言えないんです。あなたが雪芽さんに夏休みの秘密を明かせないのと同じように」


 それを言われると苦しいな……。俺だって雪芽が何と言おうと夏休みのことは明かせない。

 雪芽は繰り返した夏休みのことなんて知らないんだ。あの苦しみを、あの悲しみを。


 あれは俺が雪芽を救うために勝手にやったことだけど、きっと雪芽はその責任を背負い込もうとする。

 でも、あの細い肩にあんな重いものを背負わせたら、きっと雪芽は今の雪芽ではなくなってしまう。自責の念でその重みを何倍にもして、潰れてしまうだろう。


 だから俺は雪芽が何と言おうと、夏休みの秘密を守り抜く。そう決めた。



「じゃあどうすればいいんですか? 俺は雪芽の倒れる原因を知らないまま、雪芽の精神の安寧を守っていかなくちゃいけないってことですか? そっちのほうが選択肢が狭い気がしますけど」


 すると飯島さんは困ったように眉間にしわを寄せ、コーヒーをすする。

 そして逡巡の後に口を開いた。


「確かに、そう言われると私も心苦しいですが、私の仮説が正しなら柳澤君が特別何かする必要はありません。現状維持で問題はほとんどないと思います」


 そこまで言うと、飯島さんはコーヒーカップから手を放し、机の上で軽く手を組んだ。

 そして至って真剣な表情をして問いかける。




「柳澤君は雪芽さんといて楽しいですか? 話をしていて楽しいと感じますか?」




 それにどんな意図が含まれているんだろうか? 俺には詳しくわからないけど、ひとまず素直に答えた方がよさそうだということだけは分かった。




「はい、楽しいですよ。あいつは時々とんでもないことを言い出すけど、一緒にいて心地いいし、何気ない話でも楽しいと感じます」




 すると飯島さんは優し気に微笑んで、


「じゃあ大丈夫です」


 そう言った。



 しかし、その後に表情をまた硬くして、弟に注意する姉のような口調で続けた。


「ただ、あまり現状維持に固執しないでください。柳澤君の心のままに行動することが、きっと雪芽さんを救うことに繋がりますから」

「心のままに?」

「そうです。雪芽さんを救いたい、守りたい。そんな優しさを持っていれば、きっと大丈夫です」


 それはひどく曖昧で、先が見えなくて、俺にとっては今までと何も変わらないんだけど、飯島さんはまるで雪芽は大丈夫だと確信しているかのように見えた。


 ……だったら、俺は飯島さんを信じるだけだ。仮に信じなかったとしても何もできることなんてないんだから、どうせなら信じてみたい。



「私はこれから、雪芽さんの寿命を延ばしている原因を作った犯人を捜します。きっとその犯人を突き止めることが出来たら、ループの謎も解明できるでしょうから」

「……犯人? 誰かが雪芽の寿命を延ばしているっていうんですか?」

「はい。あるいはその逆かもしれませんが、犯人がいる可能性は十分にあります。この一連の事件にはなにか作為的なものを感じますから」


 一体何の話だろう。いろいろなことが一度に起こりすぎて、俺には処理しきれない。

 ひとまず、雪芽は大丈夫そうだということ。次は雪芽の寿命をいじったり、夏休みをループさせた犯人を捜すってこと。この二つは分かった。



 なんだか状況は飛躍的に進んでるのに、俺だけ取り残されている感じがしてならない。


 俺も何かした方がいいんじゃないか? このまま何も知らずに飯島さんに頼り切りじゃダメな気がする。

 でもそれが、雪芽の寿命を断ち切ってしまうことになったらと思うと、俺は現状維持に注力した方がいいのかもしれない。


 なんだか釈然としないまま、俺は飯島さんと別れ、帰路につく。

 そうして考えを巡らせていても、これといった妙案は浮かんでこなかった。


 ……俺は、どうしたらいいんだろう。このまま日常を生きているふりをして、雪芽が再び倒れたら慌てふためいて飯島さんの元へ駆け込む。そんなことでいいんだろうか。

 今の俺は、何をしたらいい? 何を目標に動けばいい? 雪芽を救うために、今の俺は何ができる?



 その時、鳴り響く笛の音が聞こえた。

 弾かれたように顔を上げると、目の前には見慣れた駅の風景が広がっている。

 どうやらいつの間にか到着していたようだ。


 俺は慌ててドアを開けると、駅のホームに降り立った。

 走り去っていく電車を背に、俺以外誰も降りない無人駅のホームを、夕日に顔をしかめながら歩く。



「あれ、陽介だ」

「あんたこんなところで何してんの?」


 誰もいないはずの俺の後ろから、聞きなれた声が聞こえた。

 振り返ると雪芽と夏希が仲良く並んで立っていた。


「あれ、お前ら二人して何してんだ?」

「だからそれこっちのセリフだってば。まさか同じ電車に乗ってたなんてね。4両しかないのによく出会わなかったわね」

「陽介は飯島さんとの用事、もう終わったの?」

「……ああ」

「どうしたの? 元気ないね」

「ははぁ~ん、さては飯島さんにフラれたのね? 陽介可哀想に」

「ちげぇよバカ」


 そんな風に二人に揶揄からかわれながら、俺は改札を抜ける。

 改札を抜けて目の前に広がる田んぼには、あたり一帯をアキアカネが舞っていた。

 もうすっかり秋だな。夏の面影はもう、少しも残っていない。



「あっ、見てハート型の猫」

「あ、ホントね。ちょっと生意気そうな顔だけど可愛いじゃない」

「割といい毛並みだな。飼い猫か?」


 雪芽の指さしたハート型の模様を持った猫が、雪芽の足元にすり寄ってきた。

 その猫を構いながら、雪芽は嬉しそうに笑みをこぼす。


「なんだ、雪芽は犬が好きだって聞いてたけど、猫も好きなのか?」

「え? あぁうん。猫も好きだけど、どうして?」

「いや、何か笑ってたから」

「あぁ、それは――」


 雪芽は俺と夏希を交互に見て、また嬉しそうに笑みを浮かべる。




「二人と一緒にこの子を見れたから」




 言っている意味が分からず、思わず夏希を見るが、夏希も俺と同じように訳が分からないと言った表情を浮かべて俺を見ていた。

 俺たちは二人顔を合わせて首を傾げた後、もう一度雪芽に視線を戻す。


 雪芽はひとしきり猫を撫でた後、さっと立ち上がって振り返る。




「やっぱり二人といるときが一番楽しい!」




 そう言って満面の笑みを浮かべる雪芽に、俺は何も返す言葉がなかった。

 ただなぜか、涙が溢れそうになって、赤く染まった空を見上げた。


 すると見上げた夕焼けの空を、悠々と飛ぶシラサギが目に入った。


「ほら、見てみろ雪芽。あれがシラサギだ。前教えたアオサギと違って真っ白だろ」

「わぁ、ホントだ! 綺麗な鳥だね、白鳥みたい!」

「白鳥だなんて大げさよ。でもまぁ、よく見ると綺麗な鳥ね」


 そうして二人が空を見上げた隙に、目元を拭う。

 再び見上げた空は、それでも少し滲んで見えて。

 それでも赤い空を飛ぶシラサギの姿だけは、はっきりと目に焼き付いていた。

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