1.入学式

それは「3年間の高校生活上の人生を決める」と言っても過言でないくらい大事な日。


私はここで失敗した。


HRが終わった瞬間、

女子は自分に抵抗しない、気の合うとかは関係なく、とにかく話せる仲間をできるだけ作ろうという人間らしい行動をいきなりとった。


でも、私は心から本音を話すことの出来ない友達なら別に欲しいとは物心を着いた時から思っていなかった。


だから、小中学生の時から親友はいなかった。


むしろ、そんな人間を好きになってくれる人なんてものは誰もいなかった。


でも、でも、田舎の高校でお弁当を1人で食べることは流石につらい、みんなの視線はストレスを生み出す枯れない井戸みたいなものだった。


まさか、私と同じ境遇の人間がいた。

その人が私と同じ気持ちで輪に入らなかったのかは、今でも分からない。しかし、これはまたとないChanceだと思った。この機会を逃さいようにするべく、必死に相手の話しに合わせて、ブティックの服を売ろうと必死な店員と言ったような感じで1人友達を作ることが出来た。


彼女は今でも私の友達であり、なんでも話すことの出来る親友だ。

だか、その他友達は出来なかった。


初日作れた友達は、1人だけ。40人クラスで、仲間は1人。これが私の入学式。正直この時の行動は今でも悔やんでいる。親友が出来たのは確かに成果だ。


けれども、周りを見てもばかり、心休む時があらず何時でも心臓はバクバクしていてジャングルという名の茂みの中でさまよっていて生きた心地がしなかった。

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高校生活を普通に生きていく方法 ZOO @pyonzoo

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