儚い言葉
俺達は今、俺の学校の教室にいた、理由は一つここに敵さんが来るらしい。
どうやら、感知型の能力者がいるようで、ある場所だけ生命反応が異常らしい。
それが、学校らしいが。
「おい白宮、学校のほとんどの奴らはもう帰ったぞ」
「なおさら、探しやすくていいじゃない」
どうやら、話によると暴走するのには二種類あって、自分が能力持ちなのを知ってるのと、知らないの。
前者は自分の能力、アークの存在について知っていて自由に力を使える、後者は自分の生命反応に対して体が耐えられなくなって、自我もなく、暴れてしまうのだ。
「んで、どうやって見つけるんだ?」
「これを着けなさい」
これは、ただのくろぶち眼鏡だった。
「なんだこれ?ただの眼鏡じゃねえか」
「全く違います、これはいま軍にいる感知型の能力の方と視覚共有するためのものです」
俺は白宮にいわれるがまま眼鏡をかけた、すると、教室の窓から部活をやってる生徒や教師のオーラ的な何かが見える事に気が付いた。
「ふぁ?」
「ふぇっ?」
俺達はお互いに変な声が出た。まず声を出した。
「何でお前こんなに生命反応がバカ高ぇんだよ」
そう、白宮のオーラはすごくデカかった。
そのあと、俺の言葉を無視するかのように。
「あなた、本当のに生きてるの?生命反応がまったくない、、、」
そこで、俺と白宮の会話が終わった、何故なら、、、
ドコッ
攻撃されたからだ、相手の狙いは白宮、白宮は自分の能力で避けたようだ。
俺はどうやら狙いではなかったらしい。
俺は攻撃された方向を見ると化け物がいた、どうやら俺は場違いらしい、見た目はいたって普通の男子高校生だが、つけてる眼鏡で見ても、オーラは凄かった。
「今のを避けるのか、面白い!!」
「黒井君!あれがランクAだから気を付けて」
いや、気を付けてもなにも、教室の床は削り取られ俺の足一個分動いたら下の階に落ちてしまう。
俺は戦っているランクAと白宮をみて思った、
よし、逃げよう。
「ごめん白宮、後は任せた!!」
「はぁっ?」
俺は白宮に背を向け教室を出ると、全力で走り抜ける。
角に差し掛かったところで、俺は止まり、目の前にある階段を駆け上がった。
逃げ出して見たものも、腐っても白宮は女だから、助けてやるか。
「はぁ、はぁ」
流石に疲れたが、ここは白宮と化け物が戦ってる場所の一階上、俺は勢いをつけて廊下に空いた穴に飛び込んだ。
この穴に飛び込む前、どちらのオーラがAランクのオーラか俺はしっかり覚えていた。
いや、Aランクのオーラから目を離さなかった。
Aランクに対して俺は、自由落下ドロップキックを、俺の怒りと共にぶつけてやった。
「オラァー!!、ふざけんじゃねえ、俺はな怪我したくねぇーんだよ」
「ぐふぇ」
「白宮!!上に向けて全力でぶっぱなせ!」
「えっ!?いきなり何ですか!!」
多分、Aランクは俺の自由落下ドロップキックは対して効いてない。
だが、それでいい俺は注意をひいて足止め出来れば、あとは白宮が勝手にやってくれる。
「じゃあな」
俺はAランクを足蹴にするとと、俺は廊下から見えた校庭に転移した。
すると、そこから綺麗な打ち上げ雷がはっきりと立ち上っていた。
そのなかに、何か固形の物が見えた、きっとAランクの奴だろう。
「ふぅ、流石だな」
打ち上げ雷が止み、白宮が俺のところまで、能力を使って一瞬で来た。
俺は、白宮に労いの言葉を掛けてやろうと。
「おつかれ、ありがとな」
「これぐらいは、軍の仕事ですから、貴方もそっ、その頑張りましたね」
そんな、白宮のギリギリ聞こえるかどうかのお礼を聞いて、俺は、こいつを助けて良かったのかもしれないと思っていた。
最初で最後の明日へ~fastmorning~ @kkokei
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。最初で最後の明日へ~fastmorning~の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます