12-2,書いておきたいこと ~夢~
夢を見ていた。今のさ迷う僕じゃ見られない将来の夢たち。あの時ならばどんな夢だって見られた。誰も認めない小さな夢だけれども僕はそれらで人生の設計図を描いてみる。名前は決まっている。それは僕の人生なのだから。僕はずっと見てきた両親の背にありったけ夢を語る。これが七年前のこと。
僕はいつだって未来に歩いている。見失いそうな時はたくさんの目標が書かれた紙を見る。だめ、今日も実行できてない。無理なのか儲からないのか、大人は認めてくれない。僕の理性だって否定している夢。僕は大きくなりすぎたのかもしれない。でも、そんなことで未来を諦めて自殺しちゃったりしないよね? だって僕は花の高校生だもん。
あの夢を叶えたい。たどり着くのはきっと、ずっとずっと先のこと。でも、もし着いたら過去を振り返ってみてね。僕の生きた軌跡が見えるから。
例えば、この前のような一個もチョコのないバレンタインデーとかね。
短編の集い M.A.L.T.E.R @20020920
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。短編の集いの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます