悲しいけれど、愛に満ちた物語。

アンドロイドと、人間の話。そこにある意味定番とも言える感情の問題が、少し違った形で組み込まれています。
果たして、初めてアンドロイドを設計した人は、何を思っていたのでしょうか。

更に、自害できないという制約。
寿命というものは、無慈悲に関係性を引き裂いてしまいます。この作品ではその悲壮がより強調され、それによってとある気持ちが説得力を持って心に訴えかけてきます。

優しさに溢れている素敵な作品でした。良いものをありがとうございました。