とても素敵でした。
一度目で驚いて、二度目で伏線やヒントに気づくことができました。
ちょっと疑問なんですけど、この物語の視点って主人公でしょうか。それとも第三者(いわゆる神の視点)でしょうか?
作者からの返信
ありがとうございます。
最後の数行だけが第三者の視点、その他は主人公の視点として書きました。
拝読させて頂きました。
ふわり、と花が香る。
ひらり、ひらりと蝶が舞う。
陽の光は暖かく僕を包み込む。
───今日は、読書日和だ。
この繰り返し使われるフレーズが、読み進めていく内に深い意味を伴い、最後には不思議な読了感を与えてくれました。穏やかな始まりからその雰囲気そのままに紡がれていく僕と彼女の物語に見入っていました。
何故彼女の姿ではなく声などの描写が多いのか、その理由が明かされた時はなるほどと思いました。しかしながら、主人公の特徴があってこそ彼女の本当の姿が見えたのかなとも思えますし、失ったことがただ絶望に繋がるのではないということを改めて教えられたような心地です。
全体的に文句のつけ所がなく素晴らしい作品ではありますが、個人的に気になったのが絵本の中での王子様の行動でしょうか。
「王子様が化け物に攫われたという噂」が流れているにも関わらず、そこで「2人で逃げよう」というのはみすみす噂を現実にしてしまう行動になるのではないかなと思いました。例えばここで「もう会わないようにしよう」と言って、会えない日々を送る中でそれでも怪物の姫が会いに来て、そこで駆け落ちを決意するのならまだ理解は出来るのですが、最初から「逃げる」一択だと少し王子を愚かしく思ってしまいます。
とは言え気になったのはそこだけでした。先ほども申し上げましたが、全体的な完成度は非常に高く、素敵な世界を紡がれていましたので拝読させて頂けて本当に良かったです。一意見として軽く受け止めてくだされば幸いです。
この度はRT企画にご応募下さり誠にありがとうございました。今後も頑張ってください!
作者からの返信
ありがとうございます。
確かに絵本の中の話もしっかり考えて書かないとこのようになってしまいますね……今後の参考にさせていただきます!
読んでいると優しくなれるお話ですね。
こんな話を書いて頂き、ありがとうございました。
読書日和、良い言葉だなぁ〜。
ふんわりとしていて、何もかも包み込んでくれる。
彼と彼女の出会いと別れ…そしてきっと彼は彼方の世界で先に行って待っていた彼女に会えた、そう思えるお話ですね。
怪物に見えても、心の中まで怪物じゃないし、そんなの勝手に周りの人達が決める話だし。目が見えなければ、逆に見えるものも有るんですよね、うん、そう思えるお話でした。
本当に、こんな話を書いてくださり、ありがとうございます。
作者からの返信
こちらこそありがとうございます。