第19話 (最終話) ハッピークリスマス


「海くんが君のプロポーズを蹴ってくれて僕は喜んでいます。

 千載一遇のチャンスが転がり込んできたのですからね。


 全くの初対面からのお付き合いというわけでもないですし

途中で海くんに君を攫われないとも限らないのでしばらくお付き合いして

お互いに異存がなければクリスマスには籍を入れて式を挙げましょう」


と彼は言ってくれた。


 もうその後は吃驚するくらいトントン拍子にコトが運んだ。


 少し残っていた海に対するわだかまりもクリスマスの夜

きれいさっぱりと手放すことができた。



   さ よ な ら  


 私の青春 大好きだった男の子!





 ――――― お― わ ― り ―――――


 ☆.。.:*  .。.:*☆   。.:*  .。.:*☆☆.。.:


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ハッピークリスマス 設樂理沙  @manchikan

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