設定資料

設定・用語集

ここは、『黒鉄のアマテラス』の本編で登場する用語をまとめるページになっております。

ここで取り上げる設定・用語は本編でも説明していますが、本編よりも事細かに説明していこうかと思っていますので、大体把握してくださっている方でも少しは楽しめるようにしています。

※必要最低限な内容は本編で記していますので、逆に用語集を読まないと分からないというものではございません。

「これってどんな意味だっけ?」、「前に出てきたけど忘れた」と言った場合に読んでもらえると便利です。

用語には事前に、何章何話で初登場したかを記しますので、参考までにどうぞ。

※設定には、一部ネタバレを含む内容もありますので、ご注意ください。



・アマテラス(プロローグで登場)

人類の敵・アヤカシを専門に戦う特殊部隊。

正式名は『対あやかし機動隊アマテラス』

アマテラスに所属し、アヤカシに対抗できる力を持つ者を神威かむいと呼び、全国各地にあるアマテラスの支部に在籍し、『小隊』と呼ばれるチームに所属する。(小隊は後に解説する)

アマテラスの仕事の大半は『アヤカシの討伐』であり、壁外に蔓延るアヤカシを駆除することが主な任務の内容である。


・アヤカシ(プロローグで登場)※第2章1話で詳細あり

アヤカシとは人が生み出す思念・怨念といった目に見えないものが、突如として具現化した存在であり、人類の敵である。

物語のはじまる30年前に起きたひとつの事件がきっかけで、という未知のエネルギーが発生するのだが。その魔素と思念、それと人や動物の血肉が交わることで、思念は肉体と意志を手に入れアヤカシという人類を襲う存在となる。

アヤカシには多数の個体が存在するが、どれも攻撃的なものが多く、どれも人を襲う習性がある。

多くのアヤカシは夜行性で、昼間は影に隠れていることが多いが、中には明るいうちでも行動ができるものもいる。


・外壁区(第1章1話で登場)

都市シェルターとも呼ばれていて、アヤカシの脅威から身を守るために造られた高さ20メートルにも及ぶ外壁に囲まれた街である。

外壁区の中では、多くの民間人がアヤカシに怯えることなく平凡に生活をしている。壁内の規模は各地のシェルターで大きく異なるが、一都市が丸々納まる程に広大である。

ちなみに、主人公の薙たちがいる火天かてん支部のある横浜外壁区は横浜市の大半を囲む程の規模を誇っている。

外壁区の一角にはアマテラスの支部が置かれていて、外壁区の周辺を蔓延るアヤカシの討伐や防衛を行う。


・アマテラス支部(第1章1話で登場)

各外壁に設けられたアマテラスの本拠地。

支部の名は、仏教における十二天がモチーフになっており、各外壁区によって支部の名称が異なっている。薙が所属している横浜外壁区はの名が付けられていて、全国に存在する支部には十二天の別の名がついている。

支部の内部は壁内の施設のなかでも特に広大な面積を要しており、規模は一般的な大学のキャンパスほどはある。

神威となってアマテラスに入隊すると、各支部の小隊に配属される。

施設内は、主に支部の本庁を中心に、各小隊のミーティングルームやトレーニングルーム、隊員の宿舎などが並列されている。


神威かむい(第1章1話で登場)

アマテラスに所属している隊員である名称。名の由来は『神の力をつかさどる者』という意味である。

アヤカシ退治のプロフェッショナルとも言える。ちなみに国家資格である。

神威自体は一般人にでも簡単になれるもので、アヤカシと戦うために多くの知識と訓練を積んで、アヤカシと対等に戦える能力を身につければなることができる。


神威の力は、入隊前の研修と適正試験で用いられる特別なの投与と、その薬物の摂取により習得できる呼吸法を用いることで、普通の人にはできない超人的な能力を出すことができる。

主な能力として、肉体強化が上げられる。普通の人では飛び越えられないであろう塀や壁を飛び越えるだけの脚力があったり、リンゴを片手で握り潰せる程度は雑作もなく行えたり、些細な切り傷であれば短時間で塞がるだけの治癒能力なども備わっていて、肉弾戦で戦える能力を兼ね備えている。

神威はその力に加え、アマテラスから支給される多くの武装を組み合わせてアヤカシと戦う。

主な武装は、『黒鉄丸』と呼ばれる日本刀のような形をした近接武器であり、刀身が黒いのが特徴。最も一般的な武装のひとつで、多くの神威がこの武器を愛用している。(武装については後に解説する)


神魔じんまと神魔使い

神魔とは古来より神に従えていたとされる強力な悪魔のこと。

神の力により、邪悪な気を洗い流された悪魔であり、聖なる力を授かりし聖獣とも呼ばれている。

その力は神魔使いのみが扱うことができ、自らの側で使役することができる。

神魔使いに従うまでは決して人には自分の姿を晒さないが、契りを交わすことで姿を見せ忠義を示す。

主に動物の姿を成し、人とのコミュニケーションも図れる。

神魔使いと神魔は共存関係を取っていて、神魔使いは神魔に膨大な神通力を与え、神魔は強力な力で主を護る。

そして、神魔使いとは神魔を扱える唯一の存在。

術師との大きな違いは、霊界の上位に位置する神魔を使役できることである。

神魔使いは全国でも稀な存在であることから重宝されている。神魔使いになることに関しては、修行等でどうにかなるものではなく、遺伝的に受け継がれるしかなく、確率が極めて低いことから神魔使いとして産まれた子供は神魔使いとして生きる運命を背負わせられる。


術師じゅつしと式神

術師とは陰陽道に精通し、式神を操る者の呼び名である。正式には陰陽術師おんみょうじゅつしと呼ばれる。

神威との大きな違いは術式・神符しんふを用いて戦うことであり、式神を使役して戦わせることもできる。

術師になるには陰陽道に入門し、幼い頃から修行を積まなければならないため、鬼門の道とも言われている。稀に遺伝や天性の才能によって術師として開花することもある。

術師の最大の特徴は個々が使役する式神である。式神とは術師に従える使い魔であり、動物の霊を自らの持つ霊力で強化し戦わせることができる。

術師の強さによって式神の数や巨大な式神を使うことができる。


・対アヤカシ装備

アマテラスでは各部隊員に武器が支給される。

装備のすべてに洗礼が施されており、アヤカシを倒すのに特化している。

参式霊刀さんしきれいとう鉄丸くろがねまる:隊員すべてに支給される近接専用装備。刃渡りは60㎝前後。部隊のトレードマークとしてつばを特注で揃えることができる。

物を切るために造られた武器ではないため切れ味は無いに等しいが、アヤカシの身体を切るために刀身の原料に特別な薬物を投与して作られている。そのためアヤカシに対してその効果を発揮する。

・殺霊弾:対アヤカシ用に造られた弾丸。

弾丸は鉄丸と同じ素材を用いている。

誤射による人体への影響を抑えるために、弾頭は丸く脆い造りにしてあり、薬莢の量も最小限に威力を抑えてあるが、アヤカシへの効果は抜群。

サイズは多様にあり自分好みの拳銃に合うサイズを注文できる。

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黒鉄のアマテラス〜悪を断つ邪鬼〜 紅月イツカ @akatsuki_itsuka

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