人の手紙を掘り返してはいけない
やっほー!
みんなげんカナ? 私は今現在22時なのに今日はまだなにもしていないぞ!?ということに打ち震えて急いでこれを書いています。薄ら寒いがずっと続いている夜です。
やっほー! というのは挨拶としてとても優れていると思うので、みんなもっとちゃんと大人とかも使ったほうがいいと思う。遠くからやっほー! って言われたらなんだか気持ちが山みたいになるかもしれないし、おつかれさまです、とかより気持ちがいいと思うのですよ。
ところで私はやたらに挨拶をする人が本当に苦手なんですけれどもみんなはどう思います? 職場で出会うたびに「おつかれさまでーす」って言う人いるじゃないですか? 出会うどころかレジに入っただけで「おつかれさまでーす」っていう人いるじゃないですか? いや私三分前にも言われましたけど!? ってなるじゃないですか。ていうかお客さんの前で従業員に挨拶しないでもらえますか?? ってなるなじゃないですか。
と思ったけど好きな先輩が「おつかれー」って言ってくれたらそれだけで「気分上々☆」って口に出して言っちゃいたいくらいになるので私がただその人を嫌いなだけだった。おわり。
で、今日はさまざまな理由で作業ができなくて、物を書かないで眠るなんてことはできないと思ってこれを書いているのですが、さっきまで手紙の整理をしていたのですよ。
と、言いますのも私は結構な情念系の言葉の虫なので、人間が放った言葉を一言一句違わず体に染み込ませたいという情熱を常に抱えながらも、雰囲気しか言葉を覚えていない生活を送っていて、だからもう人間が書いた文字なんてものは、もう体がひっくり返って心臓がブローチになっちゃうくらい大好きなのですね。大好き、というのとはちょっと違ったかも。なんていうか、だからそう、情念の塊なので、人間の書いた文字を見ると体の中に情念が渦巻く感じがするんですよ。
手紙ってものすごい不思議だよね、私はずっと気づいていましたよ、手紙が不思議なものだということに。だって語られていることは今じゃないのに、その人は今語っているんですわ。ですわ? なんで?? 急にお上品になってしまいましたけれども、タイムストリップ、ではない、時間は洋服を来ていないから脱げない、タイムストリップ、え?? 違うな、タイムスリップ? タイプスリップですね、タイプスリップを引き出すことに集中しすぎたことにより、タイムスリップと言う言葉で何を言おうとしたのかは忘れましたが。
私の部屋にはネルフの割と大きめな箱、例えて言うならば、指揮者が乗る箱の半分くらいの大きさの箱があって、その中に新旧様々なもらった手紙を詰め込んでいるのですが、もう三年くらい前から「いっぱいだな」と思っており、一年くらい前から「箱が閉まっていないな」と思っており、半年くらい前から「箱から手紙が出ているな」と思っておりましたので、今回、絶対に今ではないのに片付けを始めたという寸法なわけです。
そういえば! カクヨムコン中間通りましたー!
小説とエッセイ!
もう心から、本当に心からみなさまありがとう。あとは大優勝の金額を念頭において、私が受かることを念じていてください。どうだろーね!!
強めの閑話休題。
私は最近めっきり片付け、収納にハマっておりまして、少し前まではなぜすぐにまた取り出すであろうものをわざわざ片付けるのか? という思想を持っていたので、何かを片付けるということをしたことがなかったのですけれども、整理整頓をすると人生が捗るということにある日急に気づいたので手紙の整理をしようと思ったのです。
まずはざっくりと、多い人は人物で分けて、あとは高校とか、親戚とか、職場とかで分けて整理したらよろしいんじゃないかと思い、でも手紙というのは封筒に入っている宛名があるものばかりではありませんので、というよりほどんどが何にも包まれていませんので、中身を確認する必要がありました。ねー。
今日はその中から、私の心がえぐれた手紙を紹介します。
え、なんで???
って思うじゃん。思う思う。でもなー、自分ひとりでは処理しきれなかったんだよなー。いやさすがに内容まではそこまで書きませんけれども、なんていうんだろう。すごい、ものすごい、いろいろ、あれですね――。
結構切れ端とか、裏紙とか、もうほとんど読めない感熱紙とかあって、たとえば日付が書いてあって「スクールカウンセラーとの面談があります」みたいなこと書かれてるくしゃくしゃな紙とか。そういえば私は廊下ですれちがった教師に「鬱病治ったか?」みたいな挨拶をされて「なおってません!!」って元気に答えるような学生生活を送っていたので、スクールカウンセラーの面談も勝手に先生に入れられていたのだった。
とか思い出して、でもスクールカウンセラーのことは「話が面白くない」以外になにも覚えておらず、あの頃のわたしは本当にお笑いに厳しかった。友達と授業中にまわしていた手紙も入っていて、えんぴつの文字の上に違う色のペンで文字書くみたいな節約上手な手紙だったんですけど「エンタのテロップはマジでゆるせない」「わかる。テロップうまいのはテレ朝だよね。内Pとか最高!」「でもビキビキはもともと面白くないよ」「スピワゴも変な3段オチとかしはじめたからなー」「まじでエンタ見てお笑い語ってるやつむかつく」「お笑い歴浅いやつがお笑い語るんじゃねー」みたいなやり取りしていて、マジクソ自意識じゃん!? サブカルクソ野郎か!? と思って心がえぐれましたね。めっちゃ内容語ってるなそれにしても。こういった経緯があるので、若者とかが自意識振りまいてても優しくしてあげよう、とは決してならず、そういう若輩者に会うとただただ恥ずかしい、見たくないから早くその自意識をしまってくれ頼む!って感じで目をそらしてしまうんだな。いぬ。
あと小学生~中学生の手紙にはなぞの伏せ字がありましたね。「こんど東○かJ○のコ○サ○ト行きたい」みたいな。え、なんの伏せ字? どういう?? と今のわたしは思いますけれども、過去の私たちはそれがにやにや笑っていたんです。答えがわかりますか? これは超初級問題です。
あとはあれですね、備品チェックの用紙(トマト缶の横に3と筆記してある)の裏に書いてあるお手紙とか。名前はなかったですが、イタリア料理屋さんでバイトしてたときの同い年のフリーターの先輩の女の子が(当時は先輩には絶対敬語という謎のあれそれがまだカッコとしてありましたよね。今は割とタメだとタメ口じゃないっすか?)辞めるときの手紙で、私はその女の子がかわいいのですごく好きで、その子も私が彼女を可愛いと思っていることを十分に理解しているので、木で作られた猫をぴょんぴょんぴょんってディッシャーの上ではねさせて「にゃー」とか言ってきたりして私が「ひえっ、か、かわいい」とかいうと「ちょろ~」とかいってくれてかわいかった。その子の手紙には私がいるからスベリ知らずだった、サンキューみたいな地元じゃ負け知らずみたいなこと書いてあって、思い出しかわいい~~ってなった。「まぁ私かわいいから」っていうのがその子の口癖で私はその口癖がすごく好きであった。
あとはツイッターでも言ったけど「中1になったら彼氏ほしー」とかいう手紙があって、それは子供会が一緒の女の子の手紙なんだけど、小さい頃から恋に生きていて、小5の時になんとかいう先輩にチョコあげたいけど恥ずかしいからあげてきて、って頼まれてバレンタインデーに全然そんな知らん男の子の家までなぜか私が行って、その男の子は急にめちゃでかい私が家に着たもんだから「え、まじか」みたいな顔をしていて、私は私で作法をしらないのでカンタばりの無造作なやり方でチョコを押し付け、大した説明をしなかったので男の子は中の手紙を見るまでたいそう怖かったのではないか、と今なら思います。彼女は本当に恋多き女で、よく好きな男の子と話している女の子に対して「むかつくー」というような手紙を送ってきていた。
色恋でいうと、高校の時の名前を聞いても顔を思い出せない子からの手紙があって、それは大雑把にいうと、というかこの話そこかしこで擦ってる話なんでどっかで書いたかもしれませんが、高校の陸上競技大会みたいなやつで、400メートルトラックを使って100m200mってどんどん距離伸びていくリレー(スウェーデンリレーというらしいが)があり、しかし誰一人最後の400mを走りたがる人がいなかったため、クラス女子全員でじゃんけんということになったのだが、それで負けた子が泣き出して当時私はだいぶ心根が尖っていたので、泣くんじゃねえよクソッタレがと思い、その思いが爆発して「代わりに私が走るよ~」と罪深い発言をし、すげー足が遅いのに山のめっちゃ広い競技場で400mを走り、帰ってきたらクラスメイトが全員爆笑していて「鹿が乱入してきたのかと思ったwww」って泣いてた女子まで笑ってたのでお前は!!!ゆるさん!!!となったんですが、その時のたぶん100mを担当しためっちゃ足の早い子が、手紙で私本当に体育会系だかさ~こういう勝負事とか負けたくないわけ、筋肉ももりもりだしねwwみたいなこと書いてて、あ、一番嫌いなタイプですねすみません、と思い、絶対に勝とうね、みたいな話のあとに「いぬちゃん(私)は恋バナしないの~? しない人ほど気になるぞ~~」と書いてあって、あ、マジで嫌いですすみません。と今なった。
このように手紙により、過去に自分が洗いざらい? 洗いざらいされるって寸法なわけ。ときどきおばあちゃんからの「足はよくなりましたか? おばあちやんは、まいにち畠にいつています」みたいな手紙とかあって、おばあちゃん! ってなるし、感熱紙に当時最先端だったであろうワープロで作られて「フルコース券」(お手伝い券のフルコース版らしい)みたいなのも出てきて、あとはこれもツイッターで話したけど(https://kakuyomu.jp/works/1177354054887686937/episodes/1177354054889864165)このエッセイでサイゼリヤで話していた人生の師匠(二個下の幼馴染)がペーパーナプキンで書いた落書きの紙とかも入っていて、私はそのときぺらっと師匠が「持って帰っていいよ」と言ったその紙が本当に嬉しく、まじで、いいの!? って感じで家に持って帰って大事に箱にしまったのでした。まるで犬のよう。骨をもらった犬のようなきもちであった。
まぁ、一番心をえぐったのは高校時代のバレー部の先輩からの手紙です。概略を述べると、なんやかんやあり、私だけバレー部を辞めるみたいなイベントごとがあったのですが、私はその部活の先輩とまぁ仲良く、させてもらっていたのですが、先輩が辞めると言っていた時にめちゃくちゃ引き止めて、もっと一緒にいたいですみたいな自意識が爆発しそうなことを言って、結局先輩は辞めるのやめてくれたんですが、紆余曲折あって、私は辞めることになり、その後、私は長い暗黒時代を過ごしたのですが最後にこんなに死にそうなんだぞ私は、ということを見せつけるために先輩たちの引退試合に行って、その時のことについて先輩が手紙をくれたのですが、そこに「お前がいなくてずっと淋しかった」みたいなことが書かれており、いろんなことを思いましたが、とりあえず一番強く思ったことが「私がお前呼びに永遠に萌えてしまうのって先輩のせいじゃね!?!」ということだったんでした。このあたりのことを参考に書きました小説『善悪みだり』(https://kakuyomu.jp/works/16816700429189507680)というものがありますので、気になった方はぜひ読んでみてください。14話あたりがクライマックスです。
宣伝上手~~~~
といったところで、もう23時で絶対に眠らなきゃいけない時間を過ぎてしまいましたので、ただただ思い出を語る会のネタはこのあたりで下げさせていただこうかと思います。おやすみー!!!!
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