釣りの小説なんて珍しいな、と思い読み進めていくと、
まあなんと読み易い丁寧な物語なんでしょう、なんて感嘆してたら、
いつの間にか異世界ファンタジーが始まっておりました。
兎に角まずはこの物語の入り口に脱帽。
あらすじ読まずにページ捲ってたら、普通に釣りのボーイミーツガール小説始まったと思いました。
そしたらまさかの異世界ファンタジー。
しかも古き良き匂いがします。ホビットとかたまりません。
ありのままの自然と共生する、科学の入り込んでない純然たるファンタジーは、
コテコテのテンプレ異世界ファンタジー小説界に舞い降りた望郷の詩です。ノスタルジア半端ない。
確信します。
不思議な入り口の傑作です!