クリスマスに孤独な少年と少女を描いた物語です。2人の何気ないやりとりが、とても印象に残り読みやすいです。箱がところどころに出てきますが、次の箱は何だろう?とどんどん読み進めたくなります!
『ねじれの出逢い』──そんな新たな視点にのめり込みました。実に読み進めやすく、簡潔で的確。誰しもが抱えているような彼の悩みに「うんうん、なるほど」と頷くことでしょう。彼へ助言をくれる彼女もまた新鮮さを手にしたようで、互いが再び出会う日をつい思い馳せてしまいました。
三次元の少年と、五次元から来た少女の、たった四時間の交流を描きます。少年が用意した見えない箱。少女が望み時間とスリットを超えた理由。少女視点、ほぼ会話のみで進むストーリーが、特異な状況と制限時間を置き去りにして、のんびりと紡がれてゆきます。少年が渡した透明な箱は、実質的に五次元の世界を変えるものとは、別のもの。けれど少女にとっては、それこそが、クリスマスプレゼントとなった事だろう。
クリぼっちのお仲間諸君こんな有意義なクリスマスは嘗てあったろうか、いやないカップルでイチャつく非合理的な過ごし方なんてなくなってしまえ(しおしお……5次元からやってきた少女と現代のクリぼっち少年の会話劇言葉のキャッチボールって意外と難しいあなたはちゃんと出来ていますか?ボクは出来てません(伝わらない、誤解される、そんな人に刺さるおはなし