第七章 転機(3)

 話しているうちに、孔雀はすっかり二人から離れてしまった。エルデニネは腰を上げて小指大になった孔雀の跡を追った。

「おい、供も連れずにそんな奥に行って大丈夫か」

「供はいつも連れておりません。皇上こそおひとりでいらっしゃるではございませんか」

「俺は少なくともお前よりは自分の身を守る術を身につけている……って、おい!」

 地面に置いた木桶を持ち上げて、ションホルは仕方なしにエルデニネの跡をつけた。彼ら二人以外に御花園を歩く人間はいない。だが、昨晩命を狙われたばかりの人間が一人きりで歩くなどもってのほかだ。ならば、何のためにサィンという側仕は犠牲になったというのか。

 ションホルはふと思った。この女には自殺願望があるのかもしれない。絶対に死んでしまいたいわけではないが、厭世感を持ち合わせている可能性はある。それが知らぬうちに自棄になっていたとしたら厄介だ。

「おい、少しは待て」

 ションホルの命令をエルデニネが聞くはずもない。

 養花殿の北壁を過ぎて、木々が増えてきたところで、彼はありえない光景を見た。

――養花殿の隣の壁の門が開いている。

 この養花殿の塀の向こう側は曄代から重大な事柄がない限りは開けてはならぬ場所とされている。

 ここには一人の男が住んでおり、曄代では養花殿に限り出入りを許され裏の住人といわれていた。だが、瑛代になって決して人前、特に女の前に出さぬよう、わざわざ鉄製のかんぬきまで取り付けて事実上幽閉していた。それが、いかなる理由か分からぬが、開いている。

 ションホルは胸騒ぎがして木桶を投げ捨てるとエルデニネの元に駆け寄った。

「止まれ、エルデニネ!」

 相変わらず彼女が振り返ることはなかった。可愛げのない女だと舌打ちすると同時に、エルデニネの傍の茂みから物音がして男が躍り出た。

「――っ!」

 皺の刻まれた汚れた格好の老人が横からエルデニネに体当たりし、そのまま彼女を押し倒した。

 エルデニネは体をしたたかに打ち付けて、石畳に組み敷かれる。蠅の飛ぶ体に、不浄の体臭が鼻を刺す。眼は白濁として虚ろで、白い髭で覆われた口元はだらしなく開いて涎が滴っている。エルデニネの白い胸元に気泡尻の唾液が滴る。一目で正気を失っていると判断できる老人の顔を前に、もはや悲鳴を上げる気力さえも恐怖に萎える。

「おんな……、わしの、おんな……」

 うわごとのようにぶつぶつと呟いて片手でエルデニネの手首を押さえつけ、もう一方の手は彼女の白い頬を撫でる。固い肉刺まめのついた手が皮膚を掠りながら首元に降りてくる。肉付きのある膝がエルデニネの両脚の間に割り込み、すり寄るように忙しなく太腿を撫でる。

 息を吸うことも忘れる異様な雰囲気に、エルデニネは全身が畏縮して老人を払いのけることができない。

「おかしてもいいのだろう……、わしのとっけんだ、おんなを……」

 老人の手が白い喉を押さえ、突然、悪霊につかれたかのように力が入る。反対の手が襦裙の胸元を掴み、衣服を脱がそうとするのをハッとして空いたほうの手で抵抗する。

「くっ――」

 呼吸の道を塞がれてエルデニネは喘いだ。しかし、それすらも眼前の恐怖に呑み込まれて声にならない。

「おい!」

 追いついたションホルが老人を引きはがすまで、時間はかからなかった。首を絞めようとする手を剥がすと、咳き込むエルデニネをよそに、ションホルは老人を羽交い絞めにした。

「離れろ、ムグズ!」

「じゃまをするな! わしのおんな……!」

 悲鳴に似た雄叫びとともに、老人・ムグズが全身で抵抗する。なおもエルデニネに手を伸ばそうとする彼を、ションホルは引きずって離す。引き離されるのを拒んで振るった拳に殴られて、ションホルは手加減をやめ、ムグズの肩を掴むと茂みに向かって放り投げた。地面を泳ぐようにもがく彼を、ションホルは逃すまいとしてうつ伏せにして両腕を捻じ上げる。

 数十幅の絵を見ているかのように長い時間だった。エルデニネは己の身の上に起こった出来事を、まるで隔てられた世界のように遠く感じた。呼吸が治まっても生きてる心地がしない。指先ひとつを動かすだけで再びムグズに気取られて組み敷かれないかと恐ろしかった。ションホルが老人を押さえつけている間に、自分が人を呼びに行かなくてはならない。だのに、体が石のように強張って手も足も動かない。

「養花殿にいる衛兵を呼べ!」

 ションホルがいまだ足掻こうとする老人を押さえながら命じた。声を出すこともできぬエルデニネは、せめて頷く努力をしようと試みたが、うまく頷けたかは分からなかった。

 頭では理解しているのに、すぐには動けなかった。それどころか、動かねば、と思いつめるほど焦りが出て体の節々に力が入ってしまう。

 呼ばなくてはならない。早く行かなくてはならない。でなければ、いつまたこの老人が暴れ出してしまうか分からないのだから。そう己を叱咤するほどに、想いとは反対に体がいうことを聞かない。

 ションホルが歯痒い表情をした。やはり養花殿の女は役立たずだと罵られても仕方がない。そう思ったが、しかし、彼の口から出た言葉はエルデニネにとっては意外なものだった。

「急がなくてもいい。今暫くは俺にもこの男を留めておける」

 彼なりの心遣いだろうか。他人を慮る人間には思えないのに、と思ってエルデニネはその考えを打ち消した。助けてもらっていて礼を欠く考えだ。

「こっちを意識するな。すれば囚われてしまうぞ。遠くの木々でも見ておけ。自然と動けそうになったら振り返らずとく行け。衛兵を呼んだらお前は戻ってくるなよ」

 彼の声に焦りはなかった。落ち着いた声音を聞いていると、エルデニネの体から次第に余計な力が抜けてきた。だが、まだ腰に力が入らない。

 彼女はいわれた通り、二人から視線を外して自然の群れに目を移した。抑えつけられた家畜のように息を荒げていた老人は、ションホルによってようやくおとなしくなりつつある。時折うめき声やうわごとが聞こえるが、さっきのような勢いはもう感じられない。

 エルデニネは指先が己の意思で動くのを確認すると、ゆっくりと立ち上がった。意識を目の前の木々や鳥の鳴き声に集中させると、小走りでその場を離れた。

 走ることなどめったにないエルデニネは、肩で呼吸をしながら、サィンはこのような恐怖に面したのち死んでいったのだろうかと考えた。彼女は首を一突きにされて絶命したが、命の灯が失われていく過程は、さっき呼吸の道が塞がれたよりも苦しいのだろうか、と。人に助けてもらってさえそら恐ろしいのに、誰の助けも得られずに息絶える時を過ごした彼女の深い絶望とはいかほどだったか。己の身に照らし合わせてもまだ理解に足りぬ恐怖だったのではなかろうか。そう考えると肩がぶるっと震えた。

 養花殿に二人の衛兵が見えた時、エルデニネは安堵に感情が昂ぶった。

「お助けください!」

 張り上げた声にただならぬ様相を見取って、片方が慌てて駆けつける。

「どうなさいましたか、トズのお方」

 よろめく体を衛兵に預けながら、彼女は息も絶え絶えに話す。

「御花園で見知らぬ老人に、襲われました。ションホルが、捕まえています、が、暴れて身動きが取れません。どうか彼をお助け下さい……」

 衛兵は頷くと、もう一人に事情を話してすぐに向かうと答えてくれた。

「あなた様はへやでお休みください。あとで人を遣りましょう」

「いいえ、わたくしが案内いたします。連れて行ってください」

 かぶりを振ると、エルデニネはションホルのいいつけを破って衛兵とともに御花園に舞い戻る。

 ションホルは先程と寸分違わぬ位置で、うつ伏せにしたムグズの背に跨っていた。ムグズは抵抗を止めたらしく、涎を垂らして荒く呼吸をしている。涎が白い石畳を灰色に濡らすのを見て、エルデニネは気を悪くした。

 ションホルは息を切らせて衛兵と駆けてくる彼女を認めると憮然とした面持ちになる。何故戻ってきたのだと顔に書いてある。しかし、エルデニネには声をかけずに真っ先に衛兵にムグズの捕縛を命じる。すぐ後ろには事情を聴きいて駆けつけたハドゥと兵数名が応援にやって来た。

「養花殿の離れの門が開いている。閂も外れていた」

 ようやくムグズから解放されたションホルは武官であるハドゥに経緯いきさつを伝えた。ハドゥは門へ駆けるとじっと検分する。

「錠は壊されていない。閉め忘れか、或いは故意に開けたか」

「確か離れは縁故のない宮女の墓地にもなっていただろう。下見の可能性はないか」

 暗にサィンを埋めるために開けたのかという疑問だった。それ以外に開ける用事が思いつかないのだ。ハドゥは首を振って確認せねば分からぬといった。

「昨日の今日で墓地へ運ぶには早急過ぎる。恐らく父はまだ検めの最中だ。この二年養花殿の死者はいないので下見を命じたのかもしれないがお前に報告なく先走らないはずだ」

 ションホルも頷いた。同じ考えらしい。

「その男は一先ず牢に入れておけ」

 縄をかける最中、何度か抵抗を見せたムグズを牢獄へ連れて行くよう指示する。兵たちは礼を取って承諾すると老人を囲んでその場を離れた。

 丸一日も立たずして二度も奇怪な事件が起きた。しかも衆望寄せられる天還祭の直前に、である。ションホルは髭のない顎に手を置いて視線を地面に落とした。だが、思考を邪魔するように、ハドゥが肩に手を置いた。

「考えるのは良いのだが、あの者はお前を待っているようだぞ」

 親指でエルデニネを示されて、ションホルは一時忘れていた影を思い出した。

「そうだ。エルデニネ、お前何で戻ってきた」

 責めたわけではなかったが、エルデニネはそう受け取ったらしく恐縮した。いいつけを破った自覚があるだけに後ろめたそうだ。まだ調子が戻らないらしく、顔色が芳しくない。

「申し訳、ございません……」

 ムグズが連行されて緊張の糸を解いたのだろう。まともに返事をするよう戻ったエルデニネに、ションホルは安堵した。

「衛兵を配備した養花殿が今のところ安全のはずだ。心細いのであればトゥルナの側仕を傍に置いておけ。アルマに貸しているのであれば返してもらえ。アルマにはこちらから代わりの者を手配する」

 用件だけいうとションホルは桶を拾ってまだ済んでいない鳥の世話に向かおうとする。それをハドゥが制した。

「待て。俺も男女の仲には疎いが、今のいい方が最適ではないということだけは分かる。まずは案じていた気持ちを伝えるべきだ。不安を胸に抱えたままだとこの者の魂が悪霊に魅入られやすくなる。最悪生霊となって彷徨うこともある。安心させねばならないと思う。それは男の役割」

 ハドゥの言葉にションホルは舌打ちした。ならばお前がやればいいではないか、といわんばかりである。そもそも、ハドゥのいわんとする男女の関係でもなければ、己の通路に偶然いただけの女なのだ。だが、ションホルはこの二つ年下の輩には弱いところがある。

 仕方なしにエルデニネに対峙する。

「此度の件は我々の管理不足だ。すまなかったな。偶然にせよ故意にせよお前は二度も襲われようとしている。今しばらくは養花殿内におとなしく留まっていろ。そのうちに事件を解決する」

「案じていたとはいわないのか。それに、そこはそのうちにではなく必ずといっておくべきだ」

「ああもううるせぇな! 必ず解決するから早くへやに戻れ! それとも戻りたくねぇ理由でもあんのかよ」

 口調が素に戻っていると指摘され、苛立ちを隠せないションホルにエルデニネがとつと答える。

「先程、人を呼ぶ時にサィンがどうやって息を引き取っていったか考えていました。その現場に戻るのは辛いのです」

「トゥルナの側仕とともにいれば恐怖も紛れるだろう」

「それは……」

 いたたまれなくなってハドゥが口を挟む。

「側仕を呼びたくない理由があるのか」

 エルデニネは質問に俯いた。数拍の間をおいて重い口を開く。

「異能が――予知が降りてくる時、得もいわれぬ恐怖と苦しみがあり、背筋が冷えて嘔吐しそうになり、いつも取り乱してしまうのです。そのようなみっともない姿を他人に晒したくありません……」

 異能は気味が悪いというのに個人的には同意する、と彼女がいったのをションホルは思い出した。誰しもが羨み妬む予知を得たのに、それは彼女を都度苦しめてきた。だからこそ彼女は自身の外見にも異能にも価値を見出しておらず、臆病で諦観した言葉が他の者の反感を買ってきたのだろう。

「みっともなくても助けを呼ばねば始まらん。オルツィイという娘だったな。お前の側仕は。アルマの近くで見たことがあるが、あの娘ならばお前の恐怖も取り除けよう。まずはお前が今のように話すことだな。己の矜持と妥協して対話しなければ始まらない。人がずっと孤独でいるのは無理な話だぞ」

 ションホルの言葉に侍っていたハドゥも頷いた。

「ん。突き放したいい方だが概ね間違いではない。この男も長い時間をかけてそれを克服してきた」

 何かいいたげな隣の視線を無視してハドゥは続ける。

「だがしばらくは不安だろう。どうにかしてやったほうが良い」

 どうにもできぬ不安を抱いていたからこそ、この場所に戻ってきたのは分かっていた。しかし、ムグズの目的が女である以上、過度に印象に残るであろうエルデニネは姿を晒すべきではない。正気を保っていない人間が万が一再び放たれでもしたら、今度こそ無事では済まないだろう。

 けれども、エルデニネ本人がそれを理解していないようだ。銀の乙女トズというのがどれほど眼を惹く存在であるか。

「ならばハドゥ、お前がこの女を連れて行くことだな」

 ションホルは煩わしさを包み隠さなかった。

「なるほど。承知した」

 息が合うのか、その一言でハドゥは閃いたかのように頷いたが、エルデニネには全くどうなっているのか分からなかった。

「エルデニネ殿、外出の許可が下りた。養花殿に必要なものを取ったら俺とともに参ろう」

「内密に事を運べよ」

「ん。努力する」

 勇んで歩き出したハドゥの後を追うエルデニネは、ふと、何故ここに戻って来たのかともう一つの理由を思い出して振り返った。己の背中を見送ってくれていたのだろうか、自然とションホルと視線がぶつかった。

「どうした。まだ何かあるのか」

「はい。皇上……。いえ、鷹坊使ションホル様にお伺いします」

 ションホルは訝しげに眉を寄せて、言え、と促す。

「あの孔雀には毎日いつ頃餌をやるのですか」

「そんなことか」

 拍子抜けして肩の力を抜いてションホルが答える。

「午の初刻頃だ。最も、必ずその時刻とは限らん。政務の他にもやらねばならぬことができてしまったからな」

「そうですか。分かりました」

 エルデニネは胸の前で両手のひらを組んでこうべを垂れた。そのまま数歩下がって背を向ける彼女を、ションホルは待て、と呼び止めた。

「餌をやってみたいのであれば、あれが待てる間だけ待ってやろう。とはいえ、天還祭が終わってからまだお前にその気があるのであればの話だ」

 きまりが悪そうに、ともすればいじけたような口調だ。人に歩み寄るのが苦手なのはお互い様らしい。エルデニネはやや驚いて、思わず笑みがこぼれたのを自覚した。

「お許しいただけるのであれば」

「許すも何も、鷹坊使にそんな権限はない。鳥飼は鳥の世話をする。皇帝の鳥が長生きするようにな」

 ションホルはハドゥとエルデニネが養花殿への門を抜けるのを見届けて、今度こそ御花園の奥に点在する鳥舎へ進んだ。

 天還祭に一つ波風が立つかもしれない。ムグズの彷徨は果たして偶然なのだろうか。誰かが手引きしたのではないか。だが、エルデニネが御花園を必ず訪れるとは限らない。だから、彼女を明確な目的として襲うには計画がずさんだ。

(――とすれば、今日の計画はムグズの行動がどのようなものか見るための試しか、或いは俺が目的か?)

 だとしても、あの老人が己をどうこうできるとは考えにくい。ハドゥのように特別武に秀でておらずとも、薬漬けになって匙すら落とすような還暦過ぎの老人に負ける気はしなかった。

(だた、女を求めていた。執着というのか。確か天還祭の一年神主である“祝爺ツゥイェ”は祭祀を終え死ぬまでの間、養花殿の女を好きに抱ける。歴代ツゥイェがそうであったように、あれも女を抱くことだけを生きる糧としていたか……)

 今度生きた女を目にしたらば、底に秘めた力で強奪を試みる可能性が高い。底の力を引き出されてはいかに老人といえども雄の大動物。不意を突かれては歴戦の戦士でもないと力負けしてしまう。

 ムグズが故意に放たれたものだとすれば、大きな行事ごとに何者かがまた手引きをして彼を放逐するかもしれない。そうして衆目を攪乱した暁に黒幕が狙うのは己の命か、それとも旗印になるはずだったエルデニネか。

 ションホルは御花園の木々に隠れた小さな鳩舎に辿り着いた。丸い穴が一か所だけ穿たれた木製の小屋だ。入城した当初は、鳩はここに最早帰ってきていなかった。奥まった場所に設置されていたために、壊れてから放棄されたのかもしれない。今は修繕して数羽の鳩がここを根城としている。

 鳩舎の鍵を開ける。蝶番がぎいと音を立てた。

 棚状に並んだ巣穴の一羽一羽を眺めて、そのうちの一羽に腕を伸ばす。片手で鳩の脚に括り付けられた小さな布きれを解く。指一本の長さしかないそれを彼は指で袖の内側に入れると、最後に拳を少しだけ上にあげて奥に滑らせる。

「ほーら、餌だぞ」

 用事が済むと、いつも通りに小屋の外に穀物や豆類を撒く。鳩が小屋から飛び出て餌をつつく。のどかな光景を眺めながら、ションホルは天還祭か、と独りごちる。

「因縁か……」

 唇を固く結ぶと、小屋掃除のための水を近くの池へ汲みに行くのだった。

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