応援コメント

八.星竜の告知」への応援コメント

  • ジェラは自分を責めていたんですね。
    姉に永遠の命を与えたために、悲劇が起きたのではないのかと。
    それは悲しい考えだと思いました。
    姉の幸せを思う一心で行ったことですので、そんな風には思って欲しくないと思いました。
    今のジェラは朗らかな好青年ですが、そこに至るまでには、色々と彷徨ったんだんあとしみじみしてしまいます。

    一週間後。
    気が遠くなるほどの時を待ち続けた者にとって、この言葉はどう聞こえたのだろうと考えてしまいます。
    今までの待った時間と比べれば、まるで現実感のない数字だと思いました。
    本当に終わりがあったんだという、安堵だったようにも感じられました。
    どこか張りつめていた気持ちが切れそうになって、膝から崩れ落ちそうだと思いました。
    この言葉に含まれる時の軽やかさが、まるで夢のようだと思いました。
    ジュラの流す涙に、じーんと来てしまいました。
    本当に良かったなあジェラと、語りかけたくなってしまいます(・v・)

    作者からの返信

    そうなのです。当時はまだ幼く、姉の元に訪れた幸せが壊れてしまうなんて想像もつかなかったわけですが、ハルを失ってから彼もずっと思い悩んでいたんですよね。
    時の司竜たちは比較的短命で、ジュラに至るまで幾度か転生(つまり死亡)しているので、様々な出逢い別れもあり。それでも、今代の時の司竜であるジュラは、彼らなりの結論を見つけたようです^ ^

    いつか必ず、の望みが、一週間後、と具体的に示されて、一気に現実味が押し寄せてきました!
    想像してくださった、まさにそんな心境だと思います。
    いろんな思いや過去の記憶が押し寄せて、安堵と嬉しさと訳の分からない感情に泣くしかなかったのでしょうね。
    あと一週間、すべきことは多くはないのですが、少しだけ波乱があります。あと数話ですが、ジュラとはまったく違う思いで一週間という期限を受け止めたティルシュの胸に、去来したものは……。

  • ここまで、まとめて感想をば…!
    ジュラとティルシュの砂漠を渡るシーンが、すごく印象的でした。ティルシュが砂に足を取られて歩きづらそうにしてるところとか、妙にリアルでしたし、砂漠の夜の星のシーンも、朝焼けのシーンもとても綺麗でしたし…。
    それらを背景に語られる、過去の話は切なくもどこか静謐で、印象的です…。

    ティリーアが健気に待ってるのが、相変わらずいじらしいなぁと…。
    一方で、姿を変え、人間であることをやめても一途に想い続ける様子は、どこか狂気のようなものも感じるというか…やはり人間ではない、存在なのかなぁと、しみじみと実感させられます(愛の深さ故というのは分かっているのです…!すみません、上手い言葉が見つからなくて…土下座

    人間らしいといえば、シエラの方が人間くさい悩みを抱えている気がしますね。「〜しなければ」だとか。自分の選択に後悔を頂きつつも、きっと同じ選択をするんだろう、と思ったりとか。。力を持つ故の悩みとは思いますが、自分を信じきる強さもないところが…グッときますね…こういうキャラ、好きです。。

    ティリーアが永遠の命を得なければ、という仮定がありましたが、仮にそうだとしても、ハルは結局、人間と共に歩んで国を作って…という選択をしていたような気がします。
    そういう意味では、ティリーアが永遠の命を得て、側に寄り添えた、今の選択で良かったのかなぁ、とか。。

    あぁそして、エフィンとかアルトとかの、ちらっと出た過去話に裏話が凝縮されすぎてて、驚かされっぱなしです…っ…過去編で読みたいけど、バットエンドと考えると【当人達にとってはそうでないかもですが)…うぅ…辛い…。

    この話で、ジュラがもうすぐ約束の時と知って泣くところが、すごく良かったです。長い間待ち続けてきたからこその涙なんだろうなぁと…。

    作者からの返信

    丁寧な感想ありがとうございます!
    子供の頃に読んだ「風の大陸」の影響で、砂漠の世界というのが好きでして、描写にはめちゃ力入れて書きました。極北のオーロラと砂漠の夜空が見に行きたいトップ2なんですが、どちらも人の身には過酷ですよね。過酷な環境ほど美しいのはなぜなのでしょう。
    本編とは関係ないですが、砂漠のサボテンに住むゲラ(キツツキ)とフクロウがいるそうです。生き物は強かですね……(^^

    ティリーアの場合は深い愛というより、当初は依存に近いです。あとがき以降にある巻末付録で少し触れているのですが、「永遠の命」を得てしまった彼女は「自然に死ぬ」ことはできなくなってしまったのですよね。
    子供がいればそちらに想いを向けることもできたんでしょうが、彼女は子供ができない身体ですし。感情が希薄なため、新しい出逢いを求めるということも思いに浮かばず……。
    精霊化はシエラの采配なのですが、(恋歌でちょっと触れたように)ひとときの間だけ「人間を精霊に」あるいは「精霊を人間に」することはできて、なので、全てが順調にいけばティリーアは人間に戻ることができます。
    その辺は最後に明かされますので、お楽しみにーです(笑)

    シエラはリュライオからの評価は低いですが、めっちゃ情の深い気質なので、もはや時織りワールドのお悩み解決竜と化してますね。
    律より情を選ぶところがあり、それで後から自責の念にかられることも。人や魔物に寄り添う性質からか、人間臭い面が際立っているのでしょう。
    私も好きですよー、このひととにかく便利で書きやすくて(^^

    ハルがいずれにしても人を導く道を選んだのは確かなのですが、ハルが奇跡を仕掛けたのは「ティリーアとの永遠の誓いを果たすため」でした。
    なので、ティリーアが定命のままであったら、あるいはハルの死後に約束をあきらめて違う道を選んでいたら、ハルが帰還する理由はなかったんですよね。
    永遠でも定命でも、ハルの愛情は変わらないんですが、書き手としての私はティリーアの存在で救われた者も多く知ってるので、やっぱりこの選択で良かったのだと思います。

    エフィンとアルトの裏話については、巻末付録でガッツリ書いてますので、お楽しみにーです!
    実は砂伝三の時点ではまだ途中経過で……彼らの結末はまだ、出ておりません(ハピエンは一番遠く険しい道というか、あいつらどうやったらハピエンになるのー? って感じですが^^;)

    そんなわけで、ジュラの待ちわびた星の日もあと一週間。
    その間にもう一波乱、ありますが!
    お楽しみください(^^

  • 本当に「もうすぐ」なんだなあと胸がいっぱいになります。ティリーアちゃんのことを想うとほんと、よかったね、よかったね、としか。
    個人的にエフィンさん贔屓なので、彼の複雑な心境が我が事のように思えたり^^;
    ところで今回のお話の前半は、「新婚さんいらっしゃい」というサブタイトルに脳内変換してよろしいでしょうか?……フォローはシエラさんにお願いいたします<(_ _)>

    作者からの返信

    エナガさん、祝100コメ目でした! いつもありがとうです(^^*

    はい、あと一週間、あっという間の……はずですが、もう一波乱あります。ここに来て何もないはずないよね、な人が登場し(ごにょごにょ。お楽しみに!
    エフィンは迷子の魔獣みたいなものなので、あの一言をいうのもすごく頑張ったんですねー。在り方の善し悪しはともかく、彼も感情を持った生き物なわけですし……。(これで厚生するわけでもないですが。


    おっと、シエラが撮影器具の準備をしてスタンバっている!?

    「アレだろ、新妻は包丁の持ち方も知らない箱入り令嬢でした、……ってか?」

    このあとジュラに叩き出されるまでがお約束。(笑

  • エフィンの選択がここで定まるわけですね…!
    シエラの、お前の選択を尊重するって構えもかっこいい…。

    作者からの返信

    何たって、お頭ですからねー、シエラ(^^
    運命を見守る、というのは、彼が自身に課したスタンスでもあるのですが……まあでも甘さも人情も彼のいいところであります(笑

    エフィンは言っても、できることは限られてるんですが(というか必要要素でもない)、機動力と情報収集力を生かして……。
    明確な味方にはなれない彼ですが、少しずつ彼も変化を重ねてきてるのですよね。

  • 長い間待ち続けたのは時の竜達も同じなんですよね……。
    ジュラくんの想いが、あふれてきてなんだか……。

    最後の台詞にたどり着くまで、エフィンは相当の葛藤があったんじゃないかと思います。
    ここにくるまで色んなことがあったからこそ、今の彼なのかなぁ。

    作者からの返信

    アスラは、純粋に待ち続けられたティリーアと違って、罪悪感とか葛藤とかいろいろ抱えてましたからね。
    つらい運命を辿った代もあれど、一つ一つ積み重ねた生の先に、彼(ら)は彼(ら)なりの答えを見つけたのでしょう。

    エフィンはある意味わかりやすい悩みなのですが、素直になるにはもう少し経験値が必要です(^^
    それでもシエラに本音を言えるくらいには、彼もいろいろ積み重ねてきてるのでしょうね。