エフィンは元は竜だったのですね。しかもティリーアとはまるで逆の立場のチェンジリングの。ティリーアと違い、差別や迫害を受けることはなかったみたいですが、他の人間とは違うというのは認識できていたのかな? しかも魔獣の妖力が混じり合い竜でもなくなってしまった、世界でただ一人の異質な存在。そんな彼が何を思って海賊王をやっているのでしょうか。
そしてティリーアの再登場! 今は肉体が消えて精霊として生きているみたいですが、竜族は存在のあり方を簡単に変えることができるのかな?
かつてハルを殺してしまった末裔との対面とのことでハラハラしましたが、やっぱりティリーアはティリーアでしたね。誰も恨まず、ただハルの約束を信じて待ち続けている。果たして、彼女のたった一つの願いは叶うのでしょうか。
作者からの返信
そうなのです、こちらは逆パターンのチェンジリング……だったのですが、そういう知識を得る前に人の世界から弾き出された、って感じですね。
彼が海に惹かれるのは、海が混沌を擁していて、そこだけが居場所と感じられたからなのですが(奪う生き方してたら海賊王になってた、みたいな)、裏設定では「元々は海竜」というのもあったりします。
(外伝二はエフィン幼少時の過去話でした)
銀河の竜(運命の竜)はいきものの在り方を変える権能を持ってまして、ティリーアが精霊化しているのはシエラの采配だったりします^ ^
シエラは今はただの竜なんですが、権能を引き継ぐ前に彼女を精霊化させたのですね。
ティルシュはちょっと反抗モードに入ってますが、ティリーアはまったく疑っていない様子。物語も第三部の折り返しですので、彼女の願いの先を見届けてあげてください^ ^
ティリーアちゃん、そういう存在になっていたのですね。なんだか……色々深いです。でもいよいよ、もうすぐ願いが叶いそうでドキドキ。
シエラさんも地味に「迎え討つ」とか言われててドキドキ(笑)すごい人なのに優しいからみんなにイジられちゃってるのですね。
作者からの返信
エレナーゼのゼオ君、恋歌のセレーン、砂伝第三部のティリーア、多少の違いはあっても同じような存在です。そして彼女が『精霊』というあり方を選んだことも、この先の奇跡に不可欠な要素であったりします(^^
シエラは毎回そんな扱いですねー!
根っこは優しいけどガラ悪くてノリもいい、愛されキャラです(笑
完結が少ない「時織り」シリーズでも屈指の出場回数を誇っている、作者のお気に入りもとい便利キャラ……。
編集済
朝焼けの紅は、胸をも満たす。
これ時期的に、分かる~となってしまいました。
もうすぐ来る新年の朝日とか、何とも言えない静謐さがあって、身が引き締まりますもん。
「魂の関係で言えば僕の姉」この言葉が嬉しすぎますっ。
アスラが生きてると、実感してしまいました。
思えばこの姉弟は、元の状態から随分と変わり、時を渡って来たのだなあとしみじみとしてしまいます。
「そんなことが本当に可能なのか?」
ティルシュは優しいですがクフォンばりに、爆弾発言をぶっこんで来ると思いました。
ここまで待っていたのに、勘違いだったかもとか頭によぎって、読んでいるこっちもハラハラしてしまいます。
納得はしていたようですが、これティルシュから見れば姉弟は狂信者に見えるのではと思いました。
ちょっと不安になってくる私がいますー(・v・)
作者からの返信
年に何度か朝日を待つ機会がありますけど、あの時間って不思議な美しさがありますよね^ ^
新年の朝日はもう、格別で!(今年の天気はどうでしょうね……!)
砂漠は湿度が低いぶん、空も綺麗に見えるみたいで、いつか行ってみたいと思うつつも旅行先としては現実的じゃないのが悩ましいです(笑)
ですです、別の生として生まれ育ちはしても、時の竜の中にはアスラの記憶と想いがつながり続けていて。ジュラは今でもティリーアを姉として見ているんですよね。二人の会話は息ぴったりで、それぞれに在り方が変わっても、仲良し姉弟の絆は続いていて。
辛いこともきっと多かったでしょうけど、この二人も支え合ってハルの帰還を待っているのでした。
ティルシュは王族ではありますがごく普通の人間で、竜族についても詳しく知らなかったので、つい口をついてしまったようです。
ジュラもティリーアもこれに関しては具体的な答えを返すことができないんですが、ティルシュの燻りは信じられるかどうかより、もっと根本的なところにあるのかもしれません。
彼は素直ですが、そこまで強い人間ではないですからね!