ティルシュは本当に聡明ですね。
「僕の国でなら、お腹いっぱいにできるのに」と言うジュラの呟きで、
城の食事が誰かの辛抱の上に成りたっていると、感じられるなんて。
クーデターがなければ、立派な王になっていただろうなと思ってしまいます。
建国の竜の故郷が地球っ。それも日本!?
だからジュラは「いただきます」と言ったのですね。
共和国ってことは、地球の近代を知っている竜っ。
しかし百年ほど前の戦争で、その竜は死亡。
これはハル的な意味の「死」と思っていいのでしょうか。謎が謎を呼びますねっ。
陽が落ちてからの砂漠の旅路。
「ここを越えた先に何があるのかを、ティルシュは知らない」
この一文のティルシュの気持ちと同じ気持ちで、私も砂漠越えに同行している気分になっております。
どこへたどり着くのか楽しみですっ(・v・)
作者からの返信
ティルシュは王族らしくない謙虚で真面目な青年なのですが、気質はどうやら父親譲りのようです。彼の母親も庶民出(旅人)だったので、その影響もあるのでしょうね^ ^
聡明ではありますが覇気がない、ということでクフォンに常々どやされている王太子様でした。実は彼の気質や背景も、クーデターと関わりがあったりします。(彼に非があったかは別として)
そうです、竜っていうのがリュライオのことで、彼の故郷は、実は地球でした。日本は島の形が竜に似ていたので竜族たちのお気に入り……というお話は、最終話のあとの後日談でちょっと出てきます。
竜の死はハルの死と同じと思ってOKです。この辺りの詳細も、後日談で詳しく触れられています^ ^
さて、いよいよ砂漠の旅路ですよ!
竜クロでは飛竜に乗ってひとっ飛びだった砂礫砂漠ですが、ジュラとティルシュはここに徒歩で挑みます。ジュラが彼をどこへ導くのか、見届けてください!
何やらいきなりクライマックスな様子。一日にして王座を追われるというのは燻っていた何かがあったのか、それとも以前から誰かが企てていたのか。自分が今書いているのもクーデターが出てくるので、ちょっと親近感みたいなものが湧いたりw
ティルシュは無事逃げ延びてジュラに出会うことができましたし、クフォンも手負いながらシエラに出会ってティルシュを探し始めた様子。二人は無事再開して国を取り戻すことができるのでしょうか。
作者からの返信
国を追われた若き王、運命と出会う旅の始まりです!
反乱の理由は終盤に出てきますが、以前から燻っていたものが噴出した感じですね。この話で出たティルシュの特異性が関係していたりはします。この問題は、現実でも根深い……。
クーデター要素は私好きでして、いろんな作品で取り入れております。夢空さんの作品にもあるのですねー、なんか楽しみです^ ^
温室育ちの世間知らずな王族青年が、時の竜と出会い、失われた歴史と世界の真実を知っていく……という流れが書きたくて、ティルシュは冒頭から逃亡者です。
ティルシュはいろんな意味でジェラークと対称的な存在、でもあります。彼の成長を、見届けてあげてください^ ^
竜さんはリュライオさん?「竜」と呼ばれていましたよね。
そう考えるとあれこれ切なくなるのですが……かといって別の竜さんならいいって話でもないですし^^;
ともかくファイアくん視点の物語が読めるのは嬉しいです!さらに物語世界の深さを味わえるのを、首を長くしてお待ちしております♪
あと、カクヨムコンキャンペーンの当選おめでとうございます!ヾ(*´∀`*)ノ
「こんなのあったのか~」と見ていたら、見おぼえのあるお名前が……
いつもたくさんの方の作品を丁寧に読んでいらっしゃるハトリさんを選ぶとは、カクヨムさん見る目ある!って思いました。お世話になっているひとりとして改めて、いつも本当にありがとうございます<(_ _)>
作者からの返信
竜さんは、リュライオのことです(^^
第三部は2030年から2040年の間に当たるので、100年前は1945年の終戦、大きな戦争は第二次世界大戦でした。
紆余曲折の末の大円団クッキーバトルをオマケ外伝で書くつもりですので、お楽しみに!(ネタバレにならないよね?
近況ノートにもちまっとリュライオの裏話書きましたので、気が向きましたら覗いてみてくださいね(^^
そして、そんなキャンペーンあったー! っていうのをツイッターでたまたま見かけて思い出しました私。当選してて二度びっくり。
エナガさん私を見つけてくれたのですねー、嬉しい♪(*^^)人(^^*)♪
今後もキャンペーンあるなし関わりなく、応援活動?頑張っていきますー(笑
編集済
はとりん文学名物のご飯回だ〜。
砂漠の夜空の描写がお見事。厳しい自然と対峙することになりますね。
作者からの返信
全体的に枯れた貧しい風土ではありますが、ちゃんと飯テロ挟んでおくはとりさんです(笑)
夜の砂漠って湿度が少ないだけに、星がすごくよく見えるらしいのですよね。ここラストと次話冒頭にかけて、砂漠だ砂漠だってテンション上げて書いてた覚えがあります^ ^