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『深い感情にともなう涙、それが涸れてしまったら、あとに残るのは乾ききった心だ。痛みを感じぬそんな心に何の価値があるだろう、と』
私もこれ、作中で書きたいと思っていることの一つで(洗礼の仕組みがこれだったりするんですけど)、またしろさんとシンパシーを感じて一人で盛り上がっていました。笑
そう考えると、涙の泉という名は、心の豊かな人という意味にもなってくるわけで、素敵な名前に聞こえます。
まあ、村長はそういう意図なくつけたんでしょうけどね……
この二人の、ザ・男友達という感じの掛け合いが読んでいて面白かったです。私、こういう気の置けないやりとりできる間柄が羨ましくって。いいなぁ……
ハルの計画、うまくいきますように。
作者からの返信
あちらの洗礼、感情(と能動的な思考)を奪うことで扱いやすくしている感がありますよね。長老竜は涙を悲嘆や災と結びつけて、良くないものの象徴のように語るのですが、涙ってそういうのばかりじゃない……とハルはティリーアに伝えたいようです。
この「涙の泉」という名前に関しては、次話でハルの手腕を見ていただけたらなと!(そうしてそれは第三章へもつながってゆくのです)
シエラとハルは基本、別行動なんですが、とても仲良しで(笑)
生真面目なところのあるリュライオにとっては、天敵なのですけどね。二人の関係は第二章以降も続いてゆきますが、そちらでは少し異なる色を帯びてきます。光と闇、対称であり対照であり。
第一章はあと二話で終わりますが、最終話に見知ったやつが出てきますのでお楽しみにーです^ ^
ハルとリュライオを見ていると、長く生きた竜たちの、落ち着いた空気感のようなものを感じます。
二人の周りだけ、ゆったりと時間が流れているような。
そんな雰囲気があって素敵です。
人間に竜族全体から贈り物。
うわあこれ絶対にに、村長は嫌がるだろうなあと思いました。
「何でそんな事をしなきゃならんのだっ」とゴネそう。
何やら村に、激震が起こりそうな?
シエラといる時のハルの砕けた感じ。
リュライオともリラックスしているでしょうが、リュライオと話している時とはまた違った印象を受けました。
悪友との会話って感じで好きですっ(・v・)
作者からの返信
クォームに次いで長く生きているふたりなので、ときどき年齢不詳の達観を見せたりしつつも、こういう子供っぽい面だってあるリュライオなのでした^ ^
そうなのです。村長にとっては望ましくない事態なのですが、そこはハルもしっかり考えて……というか牽制の手段を想定しているわけですね。
第一部はそれほど激しいことにはなりませんので、安心して見守っていただけましたら!
シエラとハルは親友であり、悪友であり。深い相談事も、悩みも共有しあえる対等の友なのです!
こうしてみるとリュライオはハルにとって、庇護対象なのでしょうね(笑)
暴れ狼……ひでえ言われようだなと思ったらまあ納得というか、何してんだシエラさんというか。
でもシエラとハルのやり取りがすごく好きです。親友の特権的な雑い距離感というか、無駄な遠慮を持たないというか。
ハルさん革命とか目論んでいるんだろうか。続きがとても気になるところ。
作者からの返信
生真面目で優しいリュライオを怒らせるのは、シエラくらいしかいません……てくらいの天敵です(^^
悪意はありませんが悪気があるので、そりゃ嫌がられるよ、みたいな。
ハルにとっては唯一対等の目線で付き合えるのがシエラなので、大事な親友なんですよね。ハルに意見できるのも、今のところはシエラくらいなのです。
ハルとシエラが対等なの、かっくいいよね。〈運〉がどれほど大切なファクターなのか、シエラの立ち位置とキャラクターからわかる。
作者からの返信
羽鳥ワールドでは、運と奇跡が結びつけられているところあります!
エレナーゼ世界ではそれがとりわけ顕著なんですが、そこには創始者がハルだから、という理由もあったりします。
光と闇の親友関係、私の好みと、物語世界における理想が凝縮されてる感じはありますよね。