応援コメント

〈外伝一〉Shine in the Hands of You」への応援コメント

  • 「それでも」祈ってしまいますよね。たとえ短い時間だったとしても、産まれてくる奇跡、母親と抱き合うことのできる奇跡を果たさせてあげたいと思ってしまうから。

    ハルは自身の権能の大きさに自覚的ですね。

    作者からの返信

    そう。リュライオは優しくて素直で、見ないふりをすることはできない気質なのでした。大きな権能を与えられていてもそれを振りかざすことはできなかった後の彼が、この頃から現れております。

    ハルのこの自覚的なところは第二部に関わってきますので、頭の隅にとどめ置いて頂けるとよいかもしれません^ ^

  • クォームとハルが気が合いそうなのは何となく私にも分かるかもしれません。
    というかクォームさん、私から見るとかなりコミュ力高くって、誰とでも仲良くできてしまいそうな気がするんですけど違うのかしら!笑

    それにしてもハル、ものすごい力の持ち主なんですね。いえ、崇められていることかるそれは分かっていたつもりなんですけど、何だろう、蘇生までできてしまうとなると、世の中を見る目が変わってしまいそうで……私なら力をもて余してしまいそうで。
    だからこそ、彼もそんなに多用しないんでしょうけど、結構それも辛いことだろうなと思います。彼は感情が分からない人ではないから、余計に。
    救える命を救わないと言う選択は、きっと苦しいものだろうなと思いまして……

    作者からの返信

    実はハルとクォームの関係って、保護者と悪戯っ子というですね(笑)
    砂伝の時期、クォームは主に別世界(彼のホームグラウンドは「氷冷界」といいます)で活動していたので、砂伝では各部の終章に登場して賑やかしていくだけなのですが、そこでちょっと関係性が垣間見えるかと思います^ ^
    クォームって感覚や思考が人外すぎて、人間を理解できないんですよ。ので、人間に近ければ近いほど本能的に彼を厭うようになるんですよね。純銀の髪で超美人の性別不明がふわふわ宙に浮いて話しかけてきたら、悲鳴上げて逃げるのが当たり前の反応ですから……。(ってことで、竜世界ではすごく頑張って人間っぽく振る舞ってた彼でした)

    ここでこの話を出したのも、ハルのすごさ(異質さ)を知ってもらう意図がありまして。彼は蘇生まで行えるんです。でも、その力を使わない、隠している……というのを知っていてもらおうと^ ^
    ハルの、権能の扱い方、自覚は、第二部での彼の行動の原点になります。楽しみに、とは言い難い流れではありますが、記憶の片隅においていただけましたら!

    次話では新たにもうひとり、重要キャラが出てきます。
    彼の持つ権能は、竜クロから入るとちょっと馴染み深いかもしれません^ ^

  • ここに出てくるクォームと、竜世界クロニクルのクォームは同一の竜なのですね。
    別の作品に、親しんだキャラが出てくるとワクワクしてしまいます。
    こちらの作品の方が先ですので、この物語から竜世界クロニクルの世界へ渡ったのかと思うと、何か壮大な空間の広がりを感じてしまいました。

    リュライオに生き返らる事の意味を、考えさせる所が印象的でした。
    その言葉を踏まえて、なおも復活を求めるリュライオに、大人しさの中に強い意思を感じました。
    リュライオ良い子っ(・v・)

    作者からの返信

    そうそう、そうなのです!
    砂伝は時代を跨ぐ物語なのですが、クォームは第三部直後から竜クロ世界へ移動しているのですね。竜クロに砂伝のネタバレは一切ないのですが、背景がちょっと深まるかなと思います^ ^

    リュライオは本当に優しい竜で、(竜クロ創世竜の)ファイアにとってはお母さんのような存在だったのですが、その一面はこの頃から見えていたようですね。ここでのハルの対応は、第二部におけるハルの行動の背景になっていたりします。

    次話では、もう一人の重要人物(竜)が登場です!

  • 自主企画への参加ありがとうございます^^
    ここまででコメントさせていただきますね。
    すごく丁寧かつ優しい文章、おまけに練られた世界観、読んでいてすごく楽しめました。
    登場する人物のやりとりやエピソードの一つ一つにちゃんと意味があって、深く考えさせられる物語ですね。
    そういう点でも勉強になります。

    作者からの返信

    コメント星評価、ありがとうございます!
    企画を見たときに、普段はファンタジーを読まない方からのレビューを幾つも頂いたことを思い出し、参加してみようと思った次第です。
    第一部はこの雰囲気のまま優しい恋愛譚として終わりますが、第二部以降は重くシリアスな物語になっていきますので、お好みでどうぞです。
    楽しんでいただけますように(^^

  • チェンジリング。一般的な意味では妖精が人の子をさらった後に妖精の子をおいていく、というものですが、この世界では少し違うみたいですね。魂の有り様が近い存在であるがゆえに、竜として生まれながらもその実は人として非常に近しくなってしまった、というところでしょうか。親として子が本当に自分の子なのか信じられなかった辛さを、ハルが変えてくれた。この瞬間から、本当の家族の時間が動き始めたように感じました。

    種族に貴賤はない。様々な世界では種族間でお互いこそが優れていると対立し、時には戦争にまで発展することがままありますが、ハルは竜が優れているとも、人が優れているとも言いませんでした。ハルはすごく大人というか、俯瞰的な物の見方をしている感じがありますね。すごく賢者的な魅力を感じます。
    と感じた後にきた、ハルの感受性の高さ。出会ってすぐ、ティリーアのために涙を流せるのはハルが本当に優しいだけなのか、それとも今後の伏線?

    そしてティリーアが見えるという星からの未来図。すごく今後の展開に重要そうな感じですね。今後が楽しみです。

    外伝はハルとリュライオの出会いの話かな? 本編では落ち着いたハルとは対象的にちょっと感情的な感じのリュライオですが、一つの命の生き死にに対してここまで心を傷められるんですね。やっぱりハルと同じようにリュライオもとても優しいのでしょう。
    そして初出のクォームという名前。今後のお話のキーパーソン的な役割の人なのかな?

    作者からの返信

    読み進めてくださり、ありがとうございます!
    差別や偏見の根底にあるのは無知や誤解だと思っていて、そういう意味では両親(というか主に母親)も被害者なのですよね。今までの気まずさが一気に氷解することは難しいですが、本当の家族の時間が動き出した、ほんとその通りだと思います(^^

    外伝でほんのり触れていますが、ハルとリュライオ(そして後々出てくるクォーム)は特殊な成り立ちの竜なのですよね。イメージとしては、自然(地球)の化身とか自然神に近いかもしれません。
    竜族の外見は精神年齢を反映するので、ハルは比較的精神性が大人である、と言えるんですが、彼のものの見方と優しさは人が見るところとズレている時もあります。(その辺のアレコレは、第二部以降の主軸になっていきます)

    リュライオは、共感力が高すぎる気質で女性的な面が強いですね(^^
    ハルよりは感情的というか、動揺しやすいです。彼の動揺に自然の力が同調して影響することも、実はよくあります(笑)

    クォームは、この砂伝本編では各部の終わりに出てきて騒がせていく程度の出番ですね。彼の役割が開示されるのは終盤も終盤の方なのですが、非常に特殊な存在のキャラです。
    登場したときに、「あぁコイツが」と思い出してあげてください(^^

  • 子鹿のエピソード、深く考えさせられる話ですね。
    すごく印象に残りました。

    作者からの返信

    この物語は「地球が出来て動物がうまれて、人間がまだいない頃」の想定なのですが、ハルの権能に対する向き合い方を見せるエピソードになってきます。
    これの意味は、第二部にて……。

  • こんにちは、はとり様。
    綺麗な文字の羅列がとても読みやすく書かれており、すぐに物語に引き込まれてすらすらとここまで一気に読み進めました。
    三人称の使い方が丁寧で勉強になります。


    ハルとティリーアの会話にドキドキしながら、2人と星の未来がどうなっていくのか……この先の展開に期待が膨らみました。
    一息入れたら、また続きを読んでいきます。

    作者からの返信

    お読みくださり、ありがとうございます(^^
    一度完結まで書いたものをオールリライトしているので、文章には結構気を使ったつもりです。読みやすいと言っていただけて嬉しいです!

    第一部は素直に進むシンデレラストーリーなので、楽しんでいただけましたら幸いです。
    ぜひぜひ、二人の未来を見届けてあげてください!

  • この物語、やっぱり深いですね…。
    異種族の差別、寿命の長さの差、いずれ来る死にどう向き合うか…と、魅力的なキャラクターの裏に、重いテーマが感じられて、思わず考えさせられます。
    ハッピーエンドが好きな私として、やはり最後は共に同じ寿命で生きて欲しいなぁーとも無責任に思いつつ、でも、限りある命だからこそ、紡げる幸せもあるんですよね。

    加えて、さすが物語前半といいますか…星の未来図、クォームなどなど、気になる言葉がたくさん…!
    わくわくしつつ、また続き読ませて頂きますー!

    作者からの返信

    コメありがとうございます(^^
    砂伝は、特に二部以降はシリアスで重めの内容というか……人間が紡いできた歴史と、悲劇すらも超える愛の絆を、主軸にしてますね。
    でも、最後はハッピーエンドです。ので、どうぞ安心してください!

    永遠に共にあることが幸せなのか、刹那でも暖かな思い出が残るのなら、それが幸せなのか。
    たぶん一概に言えるものではなくて、誰とどんな風に過ごすのか、その先にある未来を受け入れられるのか、が重要なのかもしれません。
    彼ら彼女らがどんな選択をするのか、見届けてあげてくださいね(^^