うざい自分語り
私事。呪いを解いてきました
当コラムで書いたとおり、筆者はバスケの試合に出た経験が一度もありませんでした。
中学では3年間ずっと試合に出られず、高校では入部半年後に先輩らが集団万引き事件を起こして部が活動停止になったのをきっかけに退部。
さいたま市市民大会2部所属の社会人サークルチームでバスケを再開したものの、もともとのセンスのなさにブランクもあいまって戦力外であり、一人だけ試合に出してもらえなかった事で学生時代の嫌な思い出が甦ってきて気持ちがプッツリと切れてしまい、サークル脱退。
その後、もう少しレベル低めのチーム(こう言うと現所属チームに失礼ですが)を探して渡り歩き、あるチームに流れ着きました。が、筆者が入会した直後にそのチームは、メンバーの平均年齢が高くなってきた事を理由に40歳以上のみのシニア大会以外参加しない方針となり、筆者は試合に出られないチームとなりました。
筆者としては思うことがいろいろありました。
ここまで来ると、もう試合に出られない呪いにでもかかってるんじゃないのかというような感覚。
チームで一番上手くなれば誰も文句言わず試合に出させてくれるだろこんちくしょう、と年甲斐もなくヤケクソ気味に努力して、結果として怪我をしたりもしました。
安くない金をオンラインバスケ講座に払って、今更ながらに技術を吸収しようともしました。
平日の夜にできる事はないかと考え、最寄り駅の近くのジムで体を鍛えもしました。
そうまでしてなかなか上手くならない、周りの人に追いつけない苛立ちと恨み辛みから、怪我をしたりさせたりする危険も厭わない乱暴なプレイに走った事もありました。
前述のチームとは別のチームに掛け持ちで所属して、本日2019年1月12日、ようやく試合に出られるチャンスにありつけました。
試合の一ヶ月前に怪我をしたり、試合の日に急な予定が入ってきたり、やはり呪われてるのかと思う事もありましたが、全部ぶっちぎって試合に出てきました。
ようやく出られました。
約18分出場して、無得点(フィールドゴール0/4)、3リバウンド1スティール1ブロック3ターンオーバーでした。
正直ここのところ、バスケに対する思いが自分でわからなくなっていた部分がありました。
中学時代から一度も試合に出られなかった未練を断ち切りたいだけなのか。一度でもまともに試合に出られれば満足なのか。
それとも自分はもっと心からバスケを楽しみたいのか。まだやり足りなくて、もっと上手くなって、もっと活躍したいのか。
試合に初めて出られたら、そのあとで考えてみようと思っていました。もし前者であるなら、最初で最後の試合をもって、バスケをもう辞めてもいいかと思いながら。
この記事を書いているつい1時間ほど前、試合を終えてきました。
ああ、緊張したなあ。
練習してきた事を全部は発揮できなかったし、結局シュートも一本も決められなかったなあ。
でもディフェンスで最低限は仕事したと思うし、俺ぜんぜんダメってわけじゃないと思えたなあ。
次はもっと活躍したいなあ。
また練習頑張ろう。
そんな気持ちでした。
西山いつき36歳、もう少しバスケを続けます。
4年後にシニアチームでさいたま市市民大会デビューを目標に。
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