得点源! SF(スモールフォワード)
まずもってNBAで
スモールとは。
さて、このポジションについてWeb上で軽く調べてみると、「点取り屋のポジション」と書かれている事もあり、「オールラウンダーのポジション」と書かれている事もあります。
どっちやねんって感じです。
実はこれは
今回はそのあたりを紐解いていくとしましょう。
フォワード、すなわち前衛のポジションでありながら、基本的にはアウトサイドを定位置とする事が多いです。具体的にはゴールに対して斜め45度~0度(ゴール真横)の角度の、3Pライン沿いのあたりです。
一方で後述の
これは言い方を変えると、義務的な役割がないという事です。
つまり、義務的な役割への配慮の必要なく、インサイド・アウトサイドをもっとも自由に行き来する事ができ、点を取る事に専念できるポジションなのです。
また、
まず、3Pラインは半円形のようで、実は緩やかに縦長の楕円形を描いています。そのため0度(ゴールから見て真横)の3Pライン沿い、俗にコーナーと呼ばれるそこは、「もっともゴールまでの距離が短い3Pシュート」を撃てる場所です。
実際NBAでも、コーナーからの3Pシュートは平均39%と高い成功率が記録されています。コーナー以外からの3Pシュートは32%程度なので、得点期待値で言うと3×7%=0.21の差があります。これはなまじのシュート練習で埋められる期待値の差ではありません。
加えて、「斜め45度~0度の3Pライン沿い」という位置は、ドリブル突破からの得点を狙う際にも強みがあります。
例えばゴール正面方向からドリブル突破を仕掛けると、目の前のディフェンスを抜いても、左右からヘルプディフェンスが飛び出してきて止められやすいです。
しかしゴール側面からであれば、逆サイドにいる選手とは距離があるため、ヘルプディフェンスに入られる可能性が低く、ドリブル突破がイージーシュートに繋がりやすいのです。多くの指導者が「45度から攻めろ」と教える理由の一端がここにあります。
かくのごとく、
ただ当然ながら、チームで一番の点取り屋となるためには、個人の得点技術が求められます。シュートの上手さやディフェンスを抜き去るスピードはもちろん、時にはゴール下で真っ向勝負で点を取りに行く事もあるため、ある程度のパワー、体格、スピード、技術、それらがまんべんなく必要になります。
逆に、義務的な役割を免除されたポジションである事から、体格もスピードもない選手が消去法で
さて、ここまで
ですが前述の通り、
これまで
裏返せば、
そのため、得点力だけでなく、走力、体格、パワー、ジャンプ力、そしてそれらをフルに活用できる状況判断力とスタミナを併せ持っている
速攻戦の人数が足りない時は擬似的な3人目の
まあ実際には点取り屋かオールラウンダーかというのは、1か0かというような極端な話ではないと筆者は考えます。
たいていの
さてそれでは総括です。
・もっとも自由に立ち回る事ができ
・自由さを活かして効率よく点を取りやすい存在であり
・多彩な得点手段を実行するためにバランスの良い能力とそこそこの体格が求められ
・場合によっては自由さゆえにオールラウンダーにもなりえる存在
です。
スラムダンクで言う流川楓のポジションだけあって、花形ポジションという印象の強い
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます