前回までのあらすじ:【Ⅰ】

【Ⅰ】「Ⅰ(シャオ)の国・メノーの森」~「Ⅲ(ギーシャ)の国・王都レンダ」まで。


Peace:zero~Peace:Ⅶ


 栄養士を目指す女子高生、梶原 愛(かじわら めぐみ)。


大好きなチョコレートをコンビニエンスストアで購入し、いつも通りに家に帰る途中、白い小さな動物にチョコレートを奪われて、謎の異世界に入り込んでしまう。そこで知り合った傭兵のラインヴァルト。元の世界に帰る為に、彼と共に行動をするも、汽車の中で山賊の追い剥ぎに遭いかけ、つり橋を切り落として、ラインヴァルトと別れて、命からがら、単身で逃げることになってしまった。


 王都レンダに着いた愛は、この世界に根深く残る、種族間差別の匂い、悪魔崇拝(あくますうはい)の悪しき文化の密かな噂を王都レンダで目にすることになる。彼女は、ヨハネス王に話をしに、手紙を綴って会いに行くことにした。しかし、彼は猜疑心(さいぎしん)が強い王で、愛を地下牢に投げ込んでしまう。そこで、出会ったのはリザードマン(竜人)のアルバーン=アイマールだった。彼もヨハネス王に話があって来たのだが、その夜、差別によって宿屋に泊まれずに投獄された人物だった。地下牢で二人は手を組んで、冤罪の人々を釈放してから、脱獄し亡命するために、愛はアルバーン家族のいる、Ⅹ(ムーズ)の国のメシェバ原野まで、馬を走らせたのだった――。




【Ⅰ】PeaceⅠ~PeaceⅦ


Ⅰ(シャオ)の国~Ⅲ(ザイシェ)の国:モデルはドイツ。(小麦とジャガイモ、家畜の肉など)




・Peace:Ⅰ~Ⅲ【Ⅰ(シャオ)の国】


●特徴:レンガや土壁の家が建ち並ぶ。


料理はエールやウインナー、ベーコンなどのドイツ風で、小麦が取れる。


近くにメノーの森が存在し、夜にはグール(悪霊)が住み着いている。




●人物


・ラインヴァル=トラパツィンスキ(男性):主人公のお付き。


・ポー=ヘッグ(男性):人のよいおじさん。肉屋


・ヴェルナー=ミヒェル(男性):髭を整えた、紳士的な男性。仕立て屋、防具屋


・古商人:名前は不明。




・PeaceⅡ~Ⅳ【Ⅱ(バンジ)の国】


●特徴:メノーの森、シャトリ山脈、山脈鉄道、ガロの谷などが存在する。竜鉄鉱の原産地で、鉄鉱員もい

る。貴族を狙った強盗殺人が絶えず、危険な無法地帯になっている場所でもある。




●人物


・山賊三人他:名前は不明。




・PeaceⅤ~Ⅵ【Ⅲ(ギーシャ)の国】


●特徴:レンガ敷きの街路に、洋風建築の建物の街。王都レンダを中心地とし、白く高い外壁に守られている不動の城下町。堅固な城もある。地下牢には五百人以上の囚人がおり、国王・ヨハネス=ヘンライン


による独裁制になっている。


  


●酒場:愛は「チェリー・ブロッサム」を頼み、錬金術師の老人と話をしたようだ。


  


●人物


・アルバーン=アイマール:リザードマン。仲間になる。


・ヨハネス=ヘンライン:疑心暗鬼の国王。


・ビョエルン = ゲイラー:大臣


・近衛兵数人


・老人錬金術師:名前は不明。孫娘の名前はローゼと言うらしい。




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