3:たぶんまずひとことで、彼のことを言ってみるならば。
まあまず踏み入っていくならば。
彼はたぶんもし一般的な状況や関係性において言うなれば、「なに考えてんのかよくわかんないひと」です。
私が彼と出会ったのは高校の部活だったので、それからさすがに十年もしていま、彼はその時間と経験により社会性でかなり愛想や社会性というものが身に着いている(私よりずっと社会性はありそうな感じです。一見)というのはわかります。
が。
高校当時のほかのひとたちや彼の大学の友人のひとたちに聞いてもやっぱそういう「よくわかんないひとだよね、おもしろいけど」という印象は強いらしいので。
おそらくですが、笑顔と礼儀というものを使えるようになったとかいうたぐいの変化はあれど、いまも基本的には「なに考えてんのかよくわかんないひとポジション」として外部のどっかではいつも位置していることと、思います。
いや……でもまあね……その……ほんとにね……。
この印象、ほんとだと思うんです。
わりかしマジでほんとになに考えてんのかよくわかんないひとでした。
と、いうのもですね――?
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