2:まずは、とても基本的な彼のプロフィールから。

 さてそんな彼は、どんなひとなのか。

 まずはすごく基本的なところをご説明いたします。



 すっごくプロフィール的な、ほんとに基本的なところですが。

 彼は、二十五歳の男性で、お仕事は会社員ということになると思います。こっちから見てるとかなりめっちゃ働いてるなーといった印象です。学生時代からカラオケで深夜とかもバイトしてがっつり稼いでいたので、なんかそういうとこのあるひとですね。

 出会いは高校のときの文芸部でした。彼のほうが、一個下の代です。つまり私のほうが一個先輩だったのですね。社会的立場としては、いつのまにか追い越されてしまいましたが……。

 中学までは部活や習いごとなどでけっこういろいろ体育会系なことをやってたらしいのですが、なんか体育会系に疲れてしまったんですかね。高校からは演劇部と文芸部で、大学でもそのまま演劇は続けていましたね。

 高校と大学ともに、そもそも演劇をやるという性質上クセのある人間ばかりの演劇部という場ででかなり立派に部長を務めていたみたいなので、なんだかんだそういう能力や素質はあるのだと思います。しっかりするのが好きなわけじゃないけど必要に応じてならできる、みたいな……。


「彼氏さん、どんなひと?」と尋ねられると私があくまでももっとも浅いレベルで答えることは、だいたい決まっていて。

 リアルのほうのお友達や親戚のかたがたには、「なんか一見まじめなのにすごい変で独特なひと」。

 どっちかって言うと創作やオタク仲間のほうのひとには、「ガチゲーマー」と答えています。

 どっちも、ほんとうです。とくにガチゲーマーなことについては、あとでまた詳しく書くと思います。



 さて、基本的なところをひと通り説明し終わったところで――。

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