過程

ガラス製 の 瞳孔 を 砕くと

崩れる 空 の 隙間 から 

半透明 の 夜 が 溢れ出す


人 の 顔 をした 魚 の 目 を 覆って

聳える 冷たい コンクリ を くるんで

丸めて

捨て 去って


逃げる よう に

逆さま の 現実 を 幻視 する

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

射影 笹乃秋亜 @4k1a

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ