過去の振りかえりとは、本来つらいものです。人によっては、泣きますし、またフラッシュバックによって、病棟にもどられる方々も少なくはないでしょう。それほどまでに、大変な事柄です。龍神さんはその体験を詩に残し、生き抜いている。お世辞にも私たちは「生き抜いている」と本当に言えるでしょうか?そう問いかけてくれるような、詩です。ぜひ読んでみてください。私もそうですが、これは万人の根本にあるべき思想なのかもしれません。
統合失調症で自殺願望もある作者/龍神さんの魂の叫びが詩と本文で表現されています。文章から、本音でこれを書いているのだな。と伝わってきて、『リアル』を感じます。ここまで生々しい本音はなかなか書けるものではありません。きっと作者/龍神さんはとても純粋な方なのだと思います。素晴らしいです。