第23話 tems 真実

kozfis ci ned.

信じられない。


nomil yu:jes cemsogo solu:sama zemtavzo e+ga zemtavle.

おそらくユージェスはソルーサの死体を動死体に変えたのだろう。


gow ers mxuln.

だが妙だ。


decris te+sxu fulnxe ot zemges solu:sazo.

十六年前にソルーサを殺した。


now had so:rol,yem yu:jes erig ned zemnariama zereys.

しかしあのとき、まだユージェスはゼムナリアの僧侶ではなかったのだ。


ti+juce napreys cemsogo foy zemtavzo e+ga zemtavle.

別の誰かが死体を動死体にしたのかもしれない。


napreys ers cu?

誰が?


melrum,zemtav guza.

当然、死体は腐る。


rapdasum,uldons fikugo mi+gxan e+tetzo casxule.

突如、老人は頭に激しい痛みを感じた。


bombogo ci ned zemges solu:sazo so:rolma su:jezo.

ソルーサを殺したときの状況を思い出せない。


dubemogo bomobogo fog ned zad ju:m cedc o:mozo teg cu?

思い出したくない悪夢のような記憶なので忘れたのだろうか?


wobfig ers mxuln.

なにかがおかしい。


"no:vce vols!"

「黒い狼!」


tigas garogo.

ティガスが叫んだ。


"...mende era ned"

「……大丈夫だ」


"had e+ga zemtav tanjuwa li"

「あの動死体が逃げていくぞ」


abogo batsos.

違う、と思った。


solu:sa yuva viz yu:jesma pe+sxele.

ソルーサは俺をユージェスのところに誘っているのだ。


dew reysi ajugu del.

二人はあるき続けた。


ta tsades kumpon kumsep cedc la:ponle.

そして広大な広間のような空間にたどり着いた。


"wob cod ers cu?"

「なんだこりゃ?」


tigas pe:dlines.

ティガスが舌打ちした。


a:mofe solbas batis del ilmofe pe+sxenxe.

いろんな場所で多くの松明が燃えている。


ta a:mofe reysi yeg.

そしてたくさんの人々がいた。


ers dec ant a:van asmotzo reysi.

十人ほどの武器を持った男たち。


ers ma+dun eln rxumzo uldce resa.

白いローブを着た老いた女。


ta sa+gxan rxumma fon reys.

そして汚いローブの長身の男だ。


damtuma elna ye kumsepma tsasuncunxe.

裸のエルナが広間の奥にいた。


"ers e+kefe.e:lolm pasote foy tur zematvcho.jocyiv tuz.um,jocyiv fog ned yuridinma edsuzo gow.aa,tenato sup ned yuiduszo"

「素晴らしい。君たちは三体の死体と楽しく遊んだようだ。歓迎するよ。おっと、ユリディンの犬は歓迎したくないがね。ああ、呪文は使うべきじゃないな」


welzad ulf go:wis yu:jenartisi avas li jasarszo.

山賊あるいは元傭兵たちは弓矢を持っている。


a:mofe jas bosus voy tigasma tavle bac az tenas yudiuszo nxal.

もし呪文を使えば多くの矢がティガスの体に刺さるだろう。


"tom caf era za:ce"

「お前は顔色がよくないが」


yu:jes za:fuhalm yujugu.

ユージェスが嘲るように言った。


"susve bombogo temsuzo cu?"

「ついに真実を思い出したか?」


"tems?"

「真実?」


uldons yujugu.

老人が言った。


"ya:ya.ers tems.tems batsos tom ingoma o:mole"

「そうだ。真実だよ。真実はお前の偽の記憶とは違う」


"ingoma o:mo? wob jod ers cu?"

「偽の記憶? それはなんだ?」


"ozurato del e+zema koksale"

「お前は自分の心に嘘をつき続けている」


fikus e+zema koks mi+gxasum taktos.

自分の心臓が激しく鼓動するのを感じる。


vekes ci ned wam e+ze vecbos li.

なぜ怯えるのかがわからなかった。


vecbos?

怯える?


"tsas tems ers magsxed"

「真実はいつも残酷だ」


yu:jes neces.

ユージェスが微笑した。


"gow,tems ers tems.yujuv 'se+gxon temsuzo' tel.evig ned zemanariares.ta...solu:sa kap evag ned zemnariaresa"

「だが、真実は真実だ。お前に『正しい真実』を教えよう。俺はゼムナリア信者じゃなにかった……そして、ソルーサもゼムナリア信者ではなかった……」


"ers o:zura!"

「嘘だ!」


'no:vce vols'garogo.

「黒い狼」は叫んだ。


"ers ned o:zura.had so:rolnxe ot,vo evig ku+sin kilikores.now,urjeto vol.dog segte miznutzo e+zetse zemgas voz tsem.ers 'yu:jes ta solu:sa era tic zemnariaresi'.now ers ned tems.ers tom mo:wa"

「嘘じゃない。あのときは、俺たちは普通のキリコ信者だった。だが、お前は俺たちに嫉妬していた。だから俺たち殺すために自分で理由を作り上げたんだ。それは『ユージェスとソルーサはゼムナリア信者に違いない』というものだ。しかし、それは真実じゃない。お前の妄想だ」


"mo:wa...ne+do! vo mig magsxedum zemges reysuzo!!!"

「妄想……違う! お前たちはひどく残虐に男を殺した!」


"ya:ya...now,had reys erig u:tav zad! zadnaxugo a:mofe ku+sin gxafsazo ta rolgolm zemges.dubemote cu?"

「ああ……だが、あの男は最悪だった! たくさんの幼女を犯して弄ぶように殺した。

思い出したか?」


ers o:zura.

嘘だ。


"dubemogiv"

「俺は思い出した」


un reys yujugu.

一人の男が言った。


ers soln cafma reys gu+za yas dafle.

金色の髭の男で額に傷がある。


erig welzadima os,gu+zas.

山賊のかしら、グッザスだ。


"had reys erig za:ce.now,lensololicum konav ci tel,bu:ros"

「あの男はひどかった。けど、ひさびさにあんたに会えたな、団長」


gu+zas hures.

グッザスが笑った。


"bu:ros,had so:rolnxe ot,holtsum eto ned ku+si.zemgato solu:sazo.ta martote tanjun ba:bocho yu:jeszo.gow,lagt yu:jes lepnxes.ta falel ers mig rxo:bin.elfasum 'temin zemnariama zereys vego had pe+sxenxe.ta zereys yujugu..."

「団長、あのときは、あんたはどう見ても普通じゃなかった。あんたはソルーサを殺して、赤ん坊と逃げたユージェスを追いかけていった。けど、またユージェスは戻ってきたんだ。運命ってのは恐ろしいな。たまたまゼムナリアの僧侶があの場所にやってきた。そして僧侶は言った……」


"...egav ci cod resazo.erig ned o:zura.mavi:r! solu:sa yem ega del!"

「……私はこの女を動かすことができる。嘘ではなかった。見ろ! ソルーサはまだ動き続けている!」


abogo cod ers tic zad ju:m.

これは悪夢に違いないと思った。

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