第7話 sxu:lu 情報
jod tarsef ega: ned sa+gxan "had tarsef" sar.
その酒場は「あの酒場」よりは汚くなかった。
jen zamwowa li reysitse ers solmes ma:suma so:rol teg.
今は昼食どきなので人々で賑わっている。
o+dol oniges li vu:k elw rxe:wozo ilmefe pe+sxetse.
客が麦酒や料理をあちこちで注文していた。
ers ned bazce reysi nodos tarsuyzo solmesnxe ot yapfe no:do suy ers sxa+guce selna:danxe teg.
安全な飲料水がセルナーダでは少ないので人々が昼に酒を飲むことは珍しくない。
algamum sekiya ci reysima yurfazo.
自然と人々の言葉が聞こえてくる。
"dec reys zemges re foy"
「十人が殺されたらしい」
"tu+kores yem ya: cod to:jsule cez"
「犯人はまだこの街にいるって話だ」
"erv rxo:bin"
「おっかねえな」
gow uldons chofle tebago kotsos ned cafzo.
だが老人は顔色一つ変えずに椅子に座った。
"sxafum jinmiv fog jod hi+sazo.teminum,soriv tom solmes ma:suzo"
「その噂を詳しく訊きたい。もちろん、昼飯代は俺のおごりだ」
yu:jenartis yujugu hi+san reysile.
傭兵が噂をしていた男たちに言った。
"alov! cuchav tel aln sxu:lce metsfigzo.yoy,vomov jinmi:r!"
「ありがてえ! 知っていることはなんでもあんたに話すよ。さあ、訊いてくれ」
reys payu duyfum tarxas foy.
男はすでに少し酔っているようだ。
"welzad selna jod ha:sole cu?"
「山賊がその事件に関係しているのか?」
"welzad?"
「山賊?」
reys nafes li.
男が考え込んだ。
"aa...'bo:ra wel'ma welzad cu?"
「ああ……『離れ森』の山賊か?」
elna tirega.
エルナは驚いた。
tsisoga 'bo:ra wel'ma gojle sxumtesacho.
彼女は師匠と「離れ森」の小屋に住んでいたのだ。
"soy,a:mofe welzadi sinvis li 'bo:ra wel'le tes.hal era foy rxo:bin pe+sxe.za:ce yuridresa kap tsisos li cez"
「そう、たくさん山賊が『離れ森』に隠れているって聞いた。あそこはやばいところらしい。悪い女魔術師も住んでいるって話だ」
"wob?"
「なんですって?」
elna mega.
エルナは怒った。
"vam sxumtesa era ned za:ce yuridresa!"
「私の師匠は悪い女魔術師じゃありません!」
tarsefma reysi ti:ralm mavs rxafsazo.
酒場の男は驚いたように少女を見た。
"lakfe rxafsa era"
「綺麗な娘だな」
"nm? uld ma+vi sud had rxafsazo.gachig omov del lakin casma: era mig bazce teg."
「ん? 昔、あの娘を見たことがある。銀色の髪は珍しいんでちゃんと覚えている」
"kap omov del! era yurideresama etireresa!"
「俺も覚えているぞ! 女魔術師の弟子だ!」
"yoy"
「おい」
reysima ta:rxa dusdas foy.
男の酔いが醒めたらしい。
"eto yuridresa cu?"
「あんたは女魔術師なのか?」
ku+sin reys rxobis yuridresazo.
普通の人間は女魔術師を恐れるものだ。
"ya:ya.era yuridresa.ta erv cosjon re cod rxafsale yu:jenartis.cod rxafsama sxumtisa zemga re welzadle.dog chasos li welzad meg"
「そうだ。彼女は女魔術師だ。そして俺はこの娘に雇われた傭兵だよ。この娘の師匠は山賊に殺された。だから山賊について調べている」
"vekev.gow...duyfum tirev.eto yuridresa...hm"
「わかった。だが……少し驚いたな。あんたが女魔術師か……ふむ」
elna vinlipum fikuga reysima minizo.
エルナは男たちの目にいやらしいものを感じた。
"era van rxafsa.kodkuwa fog welzadle sxumtisa tsem"
「いい娘なんだ。師匠のために盗賊に復讐したがっている」
"um,vekav cod rxafsama koksazo"
「うーん。この娘の気持ちはわかる」
now elna abowa reysima vecbozo.
だがエルナは男は怯えていると思う。
teminum,atma del honef reysile.
もちろん、こんな人々には慣れている。
fuljarma reysi ers du+kusin.
昨夜の男たちが異常だったのだ。
"ers hi+sa now welzadma patca era dewdec ant cez"
「噂だが盗賊の数は二十人くらいって話しだ」
"dewdec...gow hxufas ci napreyszo honef fa:decnxe"
「二十……だがこんな辺境で誰を襲うっていうんだ?」
"sxulv ned jodzo.tanjus foy isxurinasiapo fa:decsa.somc landos chagfe toszo cez"
「それは知らんよ。イシュリナシアから辺境に逃げてきたらしい。ときどき近くの村を略奪するって聞いた」
aln to:js yelnas na:vu toszo navus ci ned padikzo colnxe teg.
あらゆる街は畑で耕作はできないため、農村を必要とする。
dog a:mofe padikres tsios li cod to:vsuma chagfenxe.
だからたくさんの農民がこの街の近くに住んでいるのだ。
welzad hxufas foy honef toszo.
山賊はそうした村を襲っているのだろう。
"soy,col era mig du:ce to:js.sxumreys wons aln wognozo welzadle.welzad kap hxufa ci ned colzo gab ya: teg"
「そう、ここはとても小さな街だ。領主は盗賊になんにもしない。盗賊も城壁があるからここまでは襲えないんだろう」
"alov tom sxu:lule"
「情報を感謝する」
yikde reysi nedis da tarsefzo.
やがて男たちは酒場を出はじめた。
ovaset era mi:fe uldons jinmis ti+juce reysile.
老人は別の人々にも話を訊いたが結論は同じだった。
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