第3話 elna エルナ
had erig za:ce ganz.
あれはひどい屈辱だった。
yazdava ci ned e+zezo wega "gxafsa cedc wognozo" decris a:jsunxe ot.
十六歳で『子供のようなことを』してしまった自分が許せない。
gow cemsova zev koksazo.
だが気持ちを切り替えなければならない。
koneva ci "no:vce vols"ule dog ers i+dewofe yu:jenartis.
伝説の傭兵である『黒き狼』に出会えたのだから。
"jen tom tav su:je era cu?"
「いまのお前の体調は?」
"mende era ned!"
「問題ありません!"
elna garoga duyfum nan ca:ritse.
エルナは少し大きな声で叫んだ。
"savu:r.payu jar era"
「待て。もう夜だぞ」
"vekava li!"
「わかっています!」
bomboga sxumetisama yurfazo tsas yujuga elnale.
師匠がいつもエルナに言っていた言葉を思い出した。
tom u:tav za:ce zadkec era i+gace.
お前の一番の欠点は感情的なところだと。
ham fu:mova ta narum sehava zev.
もっと落ち着いて、深呼吸をせねばならない。
gow,elna abogo.
だが、とエルナは思った。
wamfig "no:vce vols" menva del vaz.
なぜか『黒き狼』は彼女を見つめ続けている。
rxafsa jabmilm sindiga fa+pabce vunzo yuditse.
用心するように少女は豊満な胸を両腕で隠した。
maduga kul semczo tavle.
体には肌着をまとっているだけだ。
elna era mig na:faman rxafsa.
エルナはとても発育の良い少女だった。
kozfiya e+zema ameszo now sxala kap li cu+pozo reysima minizo.
自分の外見に自信はあるが男たちの目を引きつけることも知っている。
pali era selefe o:dor ta casma: era va:rin lakis.
瞳は鮮やかな青で髪は見事な銀色だ。
caf era eln ta mo:yefe.
顔は白く、可愛らしい。
a:mofe lots yujugu re sud to:jsunxe "eto mig lakfe".
何度も「君はとても綺麗だ」と街で言われたことがある。
u:tusum,elna era mig lakfe rxafsa gow lokiya ned e+zema ameszo reysi ers zoskoce.
実際、エルナはとても美しい少女だが男たちが鬱陶しいので自分の容姿が好きではなかった。
'no:vce vols' ers uldons now za:ctowa ci ned azuz.
黒い狼は老人だが彼はあなどれない。
ers holts yem uldonsma di:ktiga dampowa ned mevga had mi+gxan kilnozo dog.
まだ老人の老人の筋力が衰えていないのはあの激しい戦闘を見たので明らかだ。
ers jabce foy sxega mi:fe sxupitnxe cod reysule.
同じ寝室でこの男と寝るのは危険かもしれない。
now elna gisxa sxupsefma cod sxupitzo kul.
とはいえエルナは宿のこの部屋しか借りていない。
dactuma du:ce rxubasma asro solca se+pitzo.
小さな机のロウソクの炎が部屋を照らしている。
"a...elna foresa.bamel yem cuchato ned lo:no meg cu?"
「あの……エルナ嬢ちゃん。ところで仕事についての話はまだか?」
"a...jen,abova cucha da tel ongo meg"
「あ……いま、あなたに依頼についてお話しようと思っていたんです」
"fm..."
「ふむ」
uldons puligi casxulzo.
老人が頭を掻いた。
a:mofe maba: satowa.
大量のふけが落ちる。
"o,ongo era welzad be:tna"
「い、依頼は山賊退治です」
elna yujuga.
エルナは言った。
"welzadi...wob patca era cu?"
「山賊か……数はどれくらいだ?」
"vekava ci ned"
「わかりません」
uldons narum ho:mnigi.
老人は大きくため息をついた。
"vekato ci ned cu? ers za:ce davka"
「わからない? 悪い冗談だな」
no:vce vols holtsum afukes.
黒い狼は明らかに呆れていた。
"joyiv ci ned vekav ci ned ja:mma kilno tigazo nxal"
「敵の戦力がわからないなら準備ができん」
"ers foy.gow..."
「かもしれません。ですが……」
"dusonvav za:ce davkazo.sxalto li kazoszo cu?"
「俺は悪い冗談は嫌いだ。お前は世の中を知っているのか?」
"melrum ers!"
「もちろんです!」
"dusonvav o:zurazo kap"
「俺は嘘も嫌いだ」
uldons yujugu.
老人は言った。
"wam rxa:fe rxfasa fayuga honef jabce tarsefle cu?"
「なんで若い娘があんなやばい酒場に入ったんだ?」
"nagogav li tuz teg..."
「あなたを探していたので……」
"yem vekate ci ned...magdi!"
「まだわかってないのか……糞がっ」
uldons me+galm cuches del.
老人は怒ったように話し続けた。
"eto mo:yefe rxafsa! gurf cedc reysi burogo had tarsefnxe.azim resmarki wa:sves erenum capoce solsuyzo.bac vis yav ned halle nxal..."
「お前は可愛い女の子だぞ! けだものみたいな連中があの酒場には群れていた。奴らの金玉にはとんでもない量の精液がたまっていたんだ。もし俺がいなければ……」
no:vce vols yujugu.
黒い狼が言った。
"jen,tom aln tav bxagdiya voy eln nxa+gatse..."
「今頃、お前の全身は白い粘液まみれだったろうな」
"eln nxa+ga?"
「白い粘液?」
vekega ci ned uldonsuma yurfama ye:nizo.
老人の言葉の意味がわからなかった。
"wob eln nxa+ga era cu?"
「白い粘液ってなんですか?」
no:vin vols hxa:molm bitsugu.
黒い狼が疲れたようにつぶやいた。
"ers reysma solsuy"
「男の精液だ」
"ne+do! eto vilnin reys!"
「やだ! あなたはいやらしい人ですね!」
"ta sxalto ned talmefzo!"
「そしてお前は常識を知らんっ!」
no:vce vols mogos elnazo.
黒い狼がエルナをにらみつける。
"cuchav ci ned tuz! jen sog voksuto kul yuriduszo!"
「お前とは話にならん! いままで魔術だけ学んできたのか!」
ers dasce yurfa gow ers tems foy.
厳しい言葉だが真実かもしれない。
"sxulv ned adsizo.kozfiva kul sxumetisazo.vo tsisogav welma gojnxe.aviva mig e+kefe aln solfuzo...somc elvig chagfe to:jsunxe.wenev ve:yizo,mevi ilmofe reysuzo...ers cod to:js.a:mofe reysi pedalos val.now aln reysi tanjugu sxuls teg erav yuridresa..."
「私は両親を知りません。信じられるのは師匠だけです。私たちは森の小屋で暮らしていました。毎日が素晴らしい暮らしで……ときどき私達は近くの街に行きました。買い物をしたり、いろんな人を見たり……それがこの街です。たくさんの男たちが私につきまとってきました。でもどんな男も私が女魔術師だと知ったら逃げて……」
"dog duvikate ers indin ko:rad...indis ku+sin reysule.gow honef u+galm reysi..."
「だからそれが効果的な手だと勘違いしていたのか……普通の男には効くがな。でもあんなあらくれ共には……」
"payu vekeva li.now,dec solf fulnxe ot,vam sxumetisa yujugu val.'to alvot zev to:jsunxe.ta lepnxa:r fa cod gojle ne+sxi mefofega nxal.bac wamfig hasos fa nxal,lagt lepnxoto to:jsule ta nagos van yu:jenartiszo.jensor ongo jod yu:jenartisle welzad be:tnazo'"
「それはもう理解しました。でも、十日前に、師匠が私に言ったんです。『お前は街に行かねばならない。そして一週間たったらこの小屋にもどりな。もしなにかが起きていたら、また街に戻っていい傭兵を探すんだよ。それからその傭兵に山賊退治を依頼しろ』」って。
"wob hasogo gojnxe cu?"
「なにが小屋であった?」
"aln asroga re.aln..."
「みんな焼かれていました。なにもかも……」
elna kaga vuchzo.
エルナが唇を噛み締める。
"ta sekiva 'no:vce vols'ma hi+sazo cod to:jsunxe...ers i+dewofe yu:jenartis teg..."
「それでこの街で『黒い狼』の噂を聞いたんです。伝説の傭兵だって……」
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