第20回 曹叡の死

 漢文大系本、第3巻、72ページ。

 西暦239年。


 ◯魏主有疾。召司馬懿入朝、以曹爽為大将軍。魏主叡殂。僭位十四年、改元者三、曰太和、青竜、景初。子芳立。是為廃帝邵陵厲公。芳八歳即位。司馬懿・曹爽、受遺詔輔政。懿為太傅。


 ◯魏主、やまひ有り。を召して入朝せしめ、さうさうを以て大将軍と為す。魏主えいす。位をせんすること十四年、改元する者三、曰はく、太和、青竜、景初。子はう、立つ。これを廃帝せうれうれいこうと為す。はう、八歳にして位にく。さうさうせうを受けてまつりごとたすく。たいと為る。


 ◯魏主(そうえい)は病気になった。を呼んで入朝させ、そうそうを大将軍とした。魏主のそうえいは死んだ。十四年のあいだ帝位をせんしようし、元号を三度改めた。それぞれ太和、青竜、景初という。子のそうほうが継いだ。これを廃帝しようりようれいこうという。そうほうは八歳で即位した。そうそうは、そうえいの遺言を受けて政治を補佐した。たい(教育係)となった。

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