出会いの場ってどんな感じ? 異世界で「合コン」してみたよ!

皆さん、どうも! 異世界プロブロガーのはばけんです!


いやあ、異世界ブロガーネットワークを抜けたとはいえ、つい他のブロガーのことが気になってしまいますね(苦笑)


チャットは覗けないように一回登録から外してもらったんですけど、他の人のブログでネットワークのこと書いてあったりするとつい読んじゃったりして……何のために抜けたんだ、って感じですよね。笑


せっかく自分で決意したので、なるべく気にしないで進んでいこうと思います!





さて、不肖はばけん、このユリーガノ王国で遂に、「意見交換会」またの名を「食事会」つまり「合コン」に参加することになりました!笑


こっちに単身で転移してくる人からすれば、出会いの場がどんな感じなのかは気になるところですよね。なので、今日はこっちでの貴重な体験談をレポートします!



■きっかけ


こっちで出来た、ほぼほぼ同い年の人間の男友達、ガイトスに「男の方、1人急に来れなくなったんで、良かったらどう?」と誘われました。

もう思わず聞いちゃいますよね。


「え? メンツは人間だよね?」

「人間に決まってるだろw」


いや、エルフとかハーピー来たらそれはそれで面白くない?笑


とはいえ二つ返事でOKして、4vs4の合コンが決まりました。決まった瞬間って何か楽しみですよね! そっちの世界でも何回かしか行かなかったからなあ!(ちょっとだけ行ったことあるアピール)





■開始前


開催場所は、間接照明を上手に使った、割と小洒落た酒場でした。といってもカウンタ―でドワーフがガバガバと飲んでましたけどねw


男性陣はガイトスと彼の友人2人と僕。夕方、先に男性だけで集まって、1杯飲んでました。僕は持ち前のコミュニケーション力(←)を存分に発揮して、友人2人ともすっかり仲良くなりました。


そして女性4人の登場。ガイトスの家は木造建材を扱う仕事らしいのですが、その仕事繋がりの女性、カルンが幹事となって4人集まりました。みんな美人! 髪も金・銀・オレンジと色りどりで綺麗~。


年齢も僕達と同じくらいで、20~25くらいの8人が集まったって感じですね。


このくらいの年だと「友達を作る」みたいな気楽なスタンスで飲めるからいいですよね。30近くなると結婚相手を見つけるってニュアンスがどうしても強まる気がして……笑





■乾杯!


そんなわけで、合コン開始です! ビールで乾杯からの自己紹介! この辺りは世界は違えど王道ですね。


ちなみに僕は自己紹介する前から「はばけんでしょ!」と完全にバレてましたw



まずは適当に料理を頼み、自己紹介で出たキーワードを拾いながら互いの興味を探っていきます。日本と違って電車で通勤してる人が集まってるわけじゃないので、ご近所の話題が出ることもしばしば。「あの店のタパレ、甘すぎなくてメチャクチャおいしい!」みたいなジモティ的なトークがしょっちゅう出てきます。笑


ちなみにタパレは、甘いシロップを鬼のようにかけた異世界パイですね。


[「別腹の味方」ユリーガノ王国のスイーツ4品と、書いてて気づいた王都の魅力]

https://kakuyomu.jp/works/1177354054887528809/episodes/1177354054887925441



あと、「男女どっちが料理を取り分けるか?」みたいな論争はこっちにはないみたいですね。好き勝手に自分のお皿に取って食べる感じ。こっちの方が僕は気楽で好きです。笑





■中盤(気付いたこと)


会も真ん中あたりになると近くの人とじっくり話せる時間が取れました。


僕ね、正直これに自信あったんです。日本の話すれば無双できるよな、と思ってw でも実際はうまくいきませんでした。笑


というのも、説明するのが以外と難しいんですよね。


例えば、自動車の話をしようとしても、「ガソリンで動く」って言っても分かってもらえないし、僕も自動車の原理をそこまで知っているわけではないので、「車輪が4つ付いて、馬車より凄く速く走る乗り物」くらいしかいえないんです。笑


盛り上げようと思って「時速100kmとか出るよ!」って言っちゃったけど、kmの概念がなかったw 「まっすぐ直進で走れば、明るいうちに出て明るいうちにユリーガノ縦断できるんだよ」って伝えたら初めて驚いてもらえました。結構技量を要しますw



あと、僕が何の仕事してるか説明しづらいってことにも気づきましたw


「文章を書いて、その文章を見た人からお金を貰ってる」って何とか説明したんですけど、女子幹事のカルンが質問したことで、ちょっとおかしな流れに……笑


「吟遊詩人が歌ってお金貰うのと一緒?」

「う、うん、まあ」

「そっか、じゃあ歌わない吟遊詩人みたいなものね!」

「いや、そういうとなんかニュアンスが……」

「みんな、分かった? はばけんは歌えない吟遊詩人なんだって!」


結果的に吟遊詩人の劣化版みたいな扱いになりましたw





■終盤


「じゃあ、王様ゲームやりましょう!」

「おっ、いいね!」


カルンとガイトスの計らいでゲームに! やったぜ、お楽しみの王様ゲーム……と思ったのも束の間、こっちのゲームは一味違うんですよね……笑



「あ、ワタシが王様ね! んっとね……じゃあ各自、今全体的に王国内に医者が不足してるって言われてるけど、その対策を『国からの支援』と『医者による後代の育成』の2点から方針を考えて具体的な施策に落とし込んでくれる? 発表は1番から!」

「げええ、難しい!」

「厳しい! 王様厳しいぞ!」



なんでこんなこと合コンでやるんだ、って感じですけど(笑) でも今思うと、これで賢さとか価値観を見てるのかもしれませんね。なるほど、学歴みたいな概念がないから、こういうゲームを通じて相手を理解するのもありかもしれないなあ。




■締め


そんなこんなで王様ゲームも盛り上がって飲み会は無事に終了。こっちも家長は男ということもあり、お会計は男性が多めに払うのは日本と一緒ですね。「この後どうする?」って聞かれて「2次会があるんだ!」と思って楽しみにしてたら、「あそこの林でかくれんぼしようぜ!」となりましたw なんでだよw



でも久しぶりに全力でかくれんぼして大はしゃぎしましたw こんな青春も悪くないね!


ちなみに、スマホとかないですから連絡先交換とかありません。家の場所教えてもらったので、興味があれば直接デートに誘いに行くことになります!笑







というわけで、こっちにも出会いの場は結構ありそうです。

日本の皆さん、こっちでカレカノ作ってのんびり過ごそう!

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