そうなんですよ。
何もせずに頼るばかりで、後になってから実行した相手を罵るのはおかしいんです。
そう言う流れになっていることが分かっているのなら、初めから声を上げるべきだったんです。代わりの策を出すべきなんです。
少なくとも、一瞬でもその反乱のお陰で安堵したり、喜んだり、称賛したりしたら……
決して褒められることではなかったとしても、責任を果たそうと体を壊しても体調として振る舞う姿は立派だと思います。
そして、ユラフ……全ては守るために……なんですよね。
作者からの返信
橘 月さん
ほんとうに深くまで考察して読み解いてくださいまして、真にありがとうございます。私もダグの心境は想像するにあまりあります。なお、ダグはエンダの先祖にあたります。エンダもダグも、護るべきものの為に、おなじような選択をしているのですね。そうして、ユラフもまた……
それでもこの物語は、報われる物語です。彼等の苦悩が、彼等の絶望が、ただの悲劇で終わることはありません。なのでどうか、安堵して読み進めてくださいませね。
うぉぉ……。こんなことが起こっていたのですね。
彼らの戦いを否定しないためにも、長は口を割らなかったと言うわけですね。
なにもかも、元はと言えば重税を課す男爵のせいだったんですね。
そして、なにも知らされずに、今の若者たちは朽ちゆく冬に縋り付いている。
どこをどう辿っても、この町は滅びるしかないと言うような袋小路ですね。
作者からの返信
お読みいただきまして、まことにありがとうございます。
八方塞りの状態で誰もが町と愛するひとびとの平穏を願った末路が「春殺し」という悲劇であった…というのがなんとも悲しく、わたしも書いていて胸が詰まりました
ちなみに反乱軍の男ダグが現在のエンダの父親にあたります(*^^*)