秘湯戦隊ユカゲンドウジャー

紅月赤哉

第1話




【秘湯戦隊ユカゲンドウジャー】

 作詞・月代奏 作曲、編曲・BURN 歌・きねっち


<じゃんじゃじゃーんじゃじゃんじゃんじゃん>

<じゃじゃじゃじゃじゃーんじゃーん>

(間奏二十五秒)


 あははーん(あははーん)

 うふふーん(うふふーん)

 あははははははーうふううあふんーあふふんーふーん。

(いい湯加減じゃ)


 火山大国日本の、隠れた名所それは秘湯。

 男の煩悩くすぐるぜ。その数壮大百八つ。

(秘湯! 秘境! 秘湯! 秘境!)

 それを狙うは秘密の組織。悪の権化の名はA・H・U・N。

 自分の銭湯繁盛のため、秘湯の湯を狙ってる。

「だって秘湯なんだもの。誰も知らないから大丈夫」

 そんな屁理屈言い放ち、ホースで豪快に汲み出すの。


 そこに向かうは三つの光。

 秘湯の平和を守るため。

 でも秘湯を見つける手間が、めんどくさいからー。

 行くのは必ず、A・H・U・Nの後さー!

(秘投! 秘闘! 秘刀! 卑怯!)


 ああー、秘湯戦隊。

 一文字変えれば、卑怯戦隊(一文字多いよ)

 三人そろって、秘湯戦隊ユ・カ・ゲ・ン………ドウジャー!

(はーっはっはっはっはっはっはっはっはっはー!)


<じゃっじゃじゃーんじゃんじゃじゃんじゃん>

<じゃがじゃがじゃがじゃがじゃんじゃんじゃんじゃーーーーーん>

(終わりまで二十秒)


* * * * *


 暗闇。

 そう言い切ることまではいかないながらも、その空間に確認できる光は微かなものではあった。

 生い茂る草は侵入者を絡めとり、足取りを重くさせる。

 空を覆う深緑の屋根の下は、光が届かない深海のごとく薄暗い。さながら森の中を歩くのは海を進む魚か。

 その魚――タクトは歩みを止めぬまま時計に視線を移す。時刻は午後二時。微かに差し込んでくる陽光からも、まだ日はタクトの上にあるはずである。昼間だというのに太陽を感じないというのは、タクトが考えていたよりも彼の神経をすり減らしていた。

(もう……少し、なんだ)

 本当に水の中に浸かっているように、濃密な空気は弾力を持ってタクトの前進を妨げる。思い過ごしだと何度も自らに言い聞かせるが、実際に木々が放つ粒子が多く含まれた空気は質量をタクトへと感じさせていた。

 息が切れ、顎が上がり、肩の上下が徐々に激しくなっていく。

 肺へと取り込まれる空気は良質であり、血液に乗ってタクトの身体を清めてはくれるのだが、絶え間ない疲労の需要に供給が追いついていない。

 太腿へと滲み出す乳酸。

 激しくリズムを刻む心臓。

 身体が限界を迎える、その直前。

「――見えた」

 進行方向から洩れでる光。森林の出口へと、タクトは一気に走りぬけた。

 光の中に飛び込んで、真っ白に染まる視界。

 身体が感じるのは心地よい温度。

 タクトは目的地に間違いないと歓喜して、背負っていたリュックをその場に下ろすと服を脱ぎ始めた。その間に白煙は消え、視界に広がるのは揺らめく水面。いや、お湯だ。

「秘湯だー。むふふー」

 タクトの前に広がるのは、樹海の中に確かな存在感を示す天然の温泉だ。

 磨き上げられた岩に囲まれた内部へ張られている湯。訪れる者がないはずの場所に、その温泉は誰かが使うことを想定しているかのように露天風呂の形を保っていた。

 誰もこない場所にある、誰かが使うための風呂。

 秘湯と呼ばれし、伝説と化した風呂。

 タクトは頬を緩め、ジーンズのベルトを緩めて生まれた時の姿を空間にさらけ出した。それまで押さえつけられていた圧力から解放され、衣服と言う名の拘束具からも解放されて、タクトの筋肉はプルルンと震える。汗に濡れた上半身は微かに届く陽光に煌き、肌を流れていく光の粒を見てタクトは微笑む。自らの身体から滲む汗は、歩んできた道の象徴だからだ。

「さて、さっぱりするぞー!」

 汗だくの身体を湯に付ける際の快楽。それが楽しみでタクトは二十五年間生きた中で得た全財産を投げうってまで秘湯を探すのだ。これまで見つけた秘湯はたった一つだったが、その時の絶頂を彼は忘れていない。

 風呂に浸かる、その瞬間のために生きているといっても過言ではないだろう。

 だからこそ秘湯へと突入しかけた時に進路を遮られたことは、タクトの頭を沸騰させるのに十分な理由だった。

「もふー! もふー!」

 そう叫んでタクトを取り囲むのは漆黒のタイツに全身を包んだ者達だった。

 顔には張り紙がしてあり「湯冷め注意」の文字。ぴっちりと体を覆ったタイツにはくっきりと筋肉の形が浮かんでいる。息苦しさにもがいて叫んでいるように見えるのは自分の勘違いか? とタクトは思うが、奇声を上げつつ徐々に包囲を狭めてくる彼等に、考える余裕は消える。

「な、何だお前等!」

 タクトは肩に手ぬぐいをかけたまま拳を握り、足を肩幅に開いた。

 無論全裸。

「おーっほっほっほ。一番風呂は私と決まっておりますのよ」

「……誰だお前は!」

 漆黒のタイツの先にある湯船。そこに浸かるは白いタオルを身体に巻きつけている女性だった。

 髪の毛は見間違えようもない真紅。おそらく下ろせば背中まで達するであろうその髪は、湯で濡れないように頭の上でソフトクリームのようにとぐろを巻いている。タクトを射抜く視線を放つ瞳はさながらサファイヤの輝きに満ちていて、その瞳だけで高貴さを漂わせる。

 全身を舐めるように動かされた視線はある一点に止まり、タクトはようやく気がついて肩の手ぬぐいを腰に巻いた。

「その程度の武力で私と張り合おうとするなんて、へそで茶が沸きますわ」

 湯から立ち上がり、バスタオルに包まれた豊満な胸をタクトへと突き出す女。タクトも内からこみ上げる衝動を何とか抑えるが、ただ唸るだけだった。

「くそ……俺をどうする気だ?」

「どうもしないわ。そこで、私達の行動を見ていなさい」

 言葉と同時にさっと右手を掲げる女。左手はバスタオルの胸のあたりを抑えている。次の瞬間、木々の合間から出てきたのは巨大な車だった。上部にはタクトを軽々と飲み込めそうなホースがついており、先端が秘湯へと入る。

「――まさか!」

「吸い込み開始!」

 顔を青ざめさせたタクトの前で、女は号令をかける。するとホースが音を立てて波打ち始めた。耳をつんざく音と共に減っていく湯面。

 湯がもそもそと吸い上げられていた。

「やめろぉおお!」

 タクトは手を伸ばし、血を吐き出そうかというくらいの叫び声を発しながら女へと突進する。だが黒タイツの集団にがっちりと前を固められると、純粋な力比べではやはり負けてしまう。タクトはその場に完全に留められてしまった。

「止めろ! 止めろ! 止めてくれ!」

 ついに涙を流しだすタクト。顔を濡らし、くしゃくしゃにしながらも、彼は叫びを止めはしない。

 その姿を見て高笑いを続ける女。

 だが、どんなに笑われようともタクトは叫びを止めなかった。

「俺の……俺の数少ない楽しみなんだ!」

 どんなに醜い姿をさらけ出そうとも、彼には成し遂げたい想いがあった。

「俺から希望を、奪わないでくれっ!」

 心の奥から湧き上がる、ただ一つの想い。

「誰か――」

 自分の全てを賭けてでも掴みたいもののため、彼は血の咆哮を撒き散らす。

「誰か! 助けてくれ!」

 魂の叫びが秘湯の面を揺らめかせる。

 その時、一陣の風が吹いた。

 舞い上がる土と、タクトの腰を覆っていた手ぬぐい。土は高笑いを続けていた女の顔に当たり、風に乗った手ぬぐいは空を翔け、秘湯吸い上げ機械(仮)の上にいつの間にか立っていた三人の一人の顔をふんわりと包んだ。

「悪行もそこまでだ!」

 手ぬぐいを顔から剥ぎ取り、腰に巻きつけたのは赤い全身タイツに身を包んだ男だった。顔には「のぼせ注意」の張り紙。それを見てタクトは見出した希望が薄れていくのを感じる。

(あいつらの仲間!?)

 しかし、次の瞬間にはその不安は払拭される。

 赤タイツの両隣に立っていたピンク色タイツと白タイツに身を包んだ二人は天高く飛び立ち、片割れのピンクタイツから放たれた黄土光は次々と黒タイツ軍団を貫き、地へと叩きつけた。そしてピンクは顔面にぶち当たったほかほかの温泉卵に苦鳴を漏らしてのたうち回る黒タイツ達の中心へと降り立ち、悠然と立ち上がる。

 その勇姿は、闇の世界を切り開く聖なる桃色だ。

「熱さの後にはさらさら美肌! 秘投戦士! ほんのりピンク!」

 両手の指先の間に温泉卵をはさみ、顔の傍で腕を交差させるピンク。ポーズを決めているピンクに、隙だと感じた黒タイツの残りが殺到する。だが、同時に飛んだはずなのにようやく降りてきた白タイツが、着地と同時に殺到する黒タイツへと拳を打ち込んでいた。

「うーらららららららららららららららららららららららららららぁあ!」

 高速で打ち出される拳は弾幕のごとく黒タイツを弾き返し、数秒の後には残っていた黒タイツ全ても地に伏した。ぴくぴくと痙攣していた体はすぐに固さがほぐれ、弛緩する。その後にはゆったりとした寝息が聞こえてきた。

「叩いて叩いてストレスほぐせ! 秘闘戦士! ゆったりホワイト!」

「……おのれぇ」

 顔についた土を秘湯で洗い流し、女性はバスタオルを大きな動作で剥ぎ取った。下にはチューブトップの水着を着用。それがまた豊胸を際立たせるはずだったが、腹に三番目の胸があることで魅力はプラスマイナスゼロとなる。

「……おのれぇ」

 しかし、ピンクは自分の胸を確認しつつうめく。臨戦体勢を整え、桃白と女性は真正面から対峙する。その間に降り立ったのは、最初に叫んだ赤タイツだった。

「ふん。秘密組織A・H・U・N幹部のヨネコだな。お前達の企み、これでは達成できまい?」

 赤タイツは腰にある刀をゆっくりと抜き、女性――ヨネコの鼻先へと突きつけた。

「我が刀に宿る火は、脂肪を燃やす灼熱の刃! 秘刀戦士、熱湯レッド」

 鋭い視線――張り紙のためにタクトからは見えないが――がヨネコを貫く。だが細胞を震わせるような視線にもヨネコは不敵に笑い、右拳を掲げた。その拳を見て、三人は息を飲む。

 それまで普通の女性のものだったはずの右拳は、いまや焼かれて破裂寸前の餅のごとく膨れ上がっていた。腹にあったはずの三番目の脂肪格納庫も消えている。右拳に少し垂れ下がるようについている球体はさしずめ、色が肌色の鉄球といったところか。

「あなたの刃と手合わせしてみたかったのです、熱湯レッド」

 ヨネコはタオルと共に自らのリミッターも外したのか、その膨れ上がる闘気を感じて一歩、また一歩と三人は下がっていく。ヨネコは逆に高笑いを続けながらレッドへと歩みを進めていく。

「私は己の脂肪を操ることが出来る。普段は邪魔だからお腹に貯めているけれど、こうして右手に集約した脂肪を私の筋力と遠心力を使えば……石橋を叩いて砕くくらいわけないですわ」

「いまいち威力が微妙だが……面白い!」

 レッドは張り紙の下に刃を入れて、すすっと横に滑らせた。どうやら舌で刃を舐めたようで、うっすらと赤い液体が残る。

「おまへのひぼう! のこひゃずやいへやるへ!(お前の脂肪! 残らず焼いてやるぜ!)」

 刀を正眼に構えて、少しずつヨネコとの距離をつめるレッド。他の二人もタクトも、ヨネコとレッドの動向を固唾を飲んで見守っていた。ヨネコはぐるぐると右手を回し、レッドはある程度進んで動きを止めた。場を包む緊迫感が空気を伝わってきたのか、タクトは肌を打つ静電気のような感触に顔をしかめた。

(って、土の欠片が飛ばされてくるのか!?)

 ヨネコがぐるぐると腕を回すたび、地面すれすれを通る脂肪球が地面を抉り取っていた。そうして生まれた破片が風圧でタクトのいる位置まで飛んできていたのだ。掠るだけでそこまでの威力を持つ脂肪に、タクトは唾を飲み込む他ない。

 レッドとヨネコ。あと一歩進めば球と刀が交錯する……刹那!

「はぁああああ!」

 レッドの刀が赤色に染まり、振り下ろされる。逆の軌跡を進んできた脂肪と真正面からぶつかり合い、ガキンッ! とありえない擬音が鳴り響く。文字通り肉の焼ける匂いと音。油が滴り落ちていき、一瞬にして辺りは何とも言えぬ悪臭に包み込まれた。

「おおおおお!」

「死亡なさい!」

 互いに命を賭けた一撃。拮抗した二人の力。

 ――――崩れるのは、一瞬。

「剛剣! チンシャ・タイシン!」

 レッドの上段からの振り下ろし。更に母なる大地の手に手繰り寄せられて、ヨネコの脂肪は威力を急速に失っていった。そのまま押し切られるようにして、脂肪は刃が食い込んだまま地面へと轟音を立てて突き刺さる。ただのぜい肉と化したそれは、まるで湯船に入れた丸い温泉の元のごとくシュワシュワと溶けていく。

 ヨネコは自分の武器……肉体の一部が消えていく様を呆然と見ていた。

「見事ですわ。自らの力と重力を利用した一撃。完敗、ですわね」

「お前の力も正に横綱球、もとい横綱級だった」

 もう抵抗はないと感じたレッドは開いている左手へと手を差し伸べる。だが、ヨネコは右手の脂肪をプチッと千切ると一歩引き、二歩引き、三歩引いてから一気に飛びのいた。そして生い茂る木々のうち一本の枝へと飛び乗り、三人へと指を突きつけながら叫んだ。

「これで勝ったと思わないことですわ! まだ日本には秘湯があるのですから!」

 そのままヨネコは樹海へと姿を消した。

 静けさを取り戻した秘湯。残ったのはもう少しで消滅する脂肪と、そこから香る微(妙な)臭。タクトは嵐のような一連の出来事に呆然と、前も隠さず立ち尽くす。そこから意識が戻ったのは、臭いが霧散した後に肩を叩かれてからだった。

「あなたの熱い想い、確かに届いた」

 赤タイツの男は顔に張ってあった紙を取り、素顔をさらしていた。温和な笑みの上に乗る縁無し眼鏡。口元を緩めて微かに横へと開かせると、タクトの頭からつま先まで電流が走る。男も女も構わず魅了するスマイルが、ゼロ円で買えた。

「さあ、共に入ろうじゃないか」

 差し出された手ぬぐいを受け取り、熱に浮かされた心地のまま頷くタクト。誘導され、ようやく目当ての秘湯へと体をうずめると、今までの疲れが秘湯の中ににじみ出ていくように感じられる。

「ああ……ええきもっちゃぁ……」

「湯加減はどうかな?」

 体内から解放された声が湧き上がる湯気と交じり合い、溶けていく。いつのまにかタイツを脱いで三人も湯に浸かっている。ピンクがバスタオルで身を覆っているのを見て、タクトは初めてピンクが女性だと気づいた。それを言わないことにして、タクトは気になったことを尋ねた。

「……ところで、皆さんは一体なんなんです? ヒトウうんたら言ってましたけれど」

 タクトの問い掛けを待っていたのか、三人は同時に立ち上がり、タクトの眼前に腰を突き出してしゃべり始めた。無論、タオルは巻いてある。

「我々は秘湯戦隊ユカゲンドウジャー!」

「日本に散らばる百八つの秘湯を秘密組織A・H・U・Nから守るため!」

「二十四時間日本を駆け抜けているのだ!」

 何故か爆音のような音が聞こえたと同時に、ばしゃあとタクトの顔に湯がかかる。思わず目を閉じ、両手でお湯を拭い取ると三人の姿はどこにもなかった。

 正に一瞬のこと。タクトは誰もいなくなった秘湯の中で、急に芽生えた寂しさに胸がキュンとなった。

【一つ、忘れないで欲しい】

 銭湯の中での残響のように、タクトの耳に輪郭のぼやけた声が聞こえてきた。周囲を見回しても見えるのは自分を取り囲む木々だけ。そして思うところあって上を見ると風呂敷を両手足にくっつけて浮遊しているレッドがいた。

【秘湯とは、誰も知らないから秘湯というのだと……】

(……つまり、ここはもう秘湯じゃないと)

 半眼で睨みつけるタクトの気迫に押されるように、レッドは徐々に天高く舞い上がっていった。その姿が点となり、やがて確認できなくなってからタクトはまたゆっくりと肩まで秘湯――元秘湯に浸かった。

 次なる秘湯を見つけるための旅に向けて、英気を癒すために。

「まだまだ、日本は広い」

 湯の下に落ちていた手ぬぐいを拾い上げ、きつく絞ると頭の上に乗せる。自然と奏でられる鼻歌。単音の旋律は湯気と共に空へと昇っていった。


* * * * *


【疲れた後はひとっ風呂】

 作詞・月代奏 作曲・BURN 歌・きねっち


 走れ! 飛べ! 這ってあお向け芋虫四足歩行ー。

 一汗~かいて~。あははんはんはんごさっぱり。

 一日の、ストレス含めた全てを流す。

 みなぎる力。飛び散る飛沫。

 明日の活力。ビタミン牛乳。

 足のツボを刺激すりゃ、快眠ばっちり朝は四時起き。

 ははーん。ひとっぷろ。

 敵も味方もまとめてお風呂。

 昨日の敵は今日の強敵。明日になったら魂の友。

 行こう行こうよ温泉街へ。

 今日ははしごで! 二十件~。

(さっぱりさっぱりごさっぱり。さっぱりさっぱりごさっぱり…………)



『次回へ続く(わけがない)』


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

秘湯戦隊ユカゲンドウジャー 紅月赤哉 @akatuki206

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ