必要なもの
カロン
必要だったもの
私は何をしていたんだろう…ただそれだけが頭の中に浮かんできた。
後悔なのか解放感なのかわからない感情を抱いて私は立っていた。
足元には汚らしい肉がごろごろと転がっていた。
“汚い…”そんな光景を見てもこういった感想しかでてこなかった
しばらく“ぼー”っとしているとかわいらしい声が耳に入ってきた。
「魔王様!次はどこに行きますか?」
その声に淡々と私は答えてしまった
「どこでもいい…この感情がなくなるなら」
かわいらしい声の持ち主は「うーん」と首をかしげた
「なら!いいとこ知ってますよ!魔王様が好きなあの感情を持った人がいる場所」
いたずらを今からするように彼女は小声で話した
「なら、そこに行こうか」
「はーい!」
私たちはまた歩き出した、次の町で待ち受けることも知らずに…
必要なもの カロン @dool_live
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。必要なものの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます