ドラゴン・タトゥーの女

 監督:デヴィッド・フィンチャー


 日本公開:2012年 2月10日



 2019年 1月11日に続編「蜘蛛の巣を払う女」が日本で公開したので前作にあたるこちらを鑑賞。


 主人公の一人、記者ミカエルは実業家ヴェンネルストレムをスクープするも名誉棄損で訴えられ敗訴。

 全財産をなくした彼に別の大物実業家ヴァンゲルから、1本の電話がかかってくる。


「私の一族の謎を解決してほしい」


 ヴァンゲルはそういった。解決したら、敗訴した裁判の判決を覆すある決定的な証拠をくれてやるという。

 彼の依頼は、40年前のある日、忽然と1人の少女が消えたことの真相を明らかにしてほしい、というものだった。

 ミカエルは依頼を引き受け、調査に乗り出す。

 調査の途中、フリーの天才ハッカーで龍の入れ墨をした少女リスベットと知り合い、協力して様々な謎に迫る。

 未解決の猟奇的連続殺人との関わりや、意外な真実が明かされる。





【感想】

 ミカエルを演じるのは、新007シリーズでボンドを演じたダニエル・クレイグ。

 劇中ではだいたいファーストネームの「ブルムクヴィスト」と呼ばれるので、僕は最後まで名前を覚えることが出来なかった。

 だって他にも、ヴェンネルストレムやら、アルマンスキーやら、パルムグレンやら出てくるもんだから。


 そして、タイトルにもあるドラゴン・タトゥーの女を演じるのは、ルーニー・マーラ。正直、誰?って感じ。

 調べたら、「ソーシャルネットワーク」にも出演されてる女性でした。


 ストーリーはしょっぱな、可哀そうなミカエルさん。

 そこに1本の電話で光明が差す。


 ありがちっちゃありがちな、謎解き。人探し。犯人捜し。


 ヴァンゲルさんから調査期間中、使っていいよって言われた家も超寒い。あ、でも猫が勝手に住んでて超かわいい。食事の買い出しついでに猫の餌を買うミカエルさんグッジョブです。

 姿をみせない猫を呼ぶときのミカエルさんも可愛めなので必見。

 しかし、ショッキングなこともありますので、猫好きさんは覚悟してください。


 一方、タトゥー女のリスベット。

 ピアスも色んな所にあけていて、見た目完全にヤバいねえちゃんです。

 その中身は天才ハッカーで、他人のPCなんて造作もなく覗き見ちゃいます。

 そんな彼女は過去にいろいろやらかしていて精神病院に入院経験もあったりと、壮絶な人生を歩んでいます。両親も不在。後見人の元で暮らしています。

 劇中も色んな災難に見舞われますが、そんな中、ミカエルと出会いハッキング含む情報収集の腕を買われ、調査に協力(といってもほぼ単独行動)します。


 オチは、個人的に「どっかで観たぞ」感が否めなかったので置いときますが、紐解いていく過程で重要なファクターとなるのは「写真」。

 なんでそんな都合よく写ってんだよとか、よう残っとったなそんな写真みたいな、今みたいにスマホでパシャパシャじゃない時代のそれで真相にたどりつくのは面白かったなぁ。



 蜘蛛の巣を払う女は残念ながらキャスト総替えみたいだけど、はやく観たいなぁ。ミカエルとリスベットの関係はどうなってるのやら。むふふ。







 

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