第3話 彼は走り出す

第三者side

 シュンタは今まさに、英雄ヒーロー達に追われていました。


 今なぜ彼は英雄たちに追われているのかって?

ならば、ここまでの径路を説明しましょう。


 ━━━━彼は、今までとある山の森に体を潜めていました。

そこには沢山の動物が居ました。

人懐っこい犬や、さびしがり屋のうさぎ、ずる賢い狐に心優しい雀。

性格も様々な動物たちが住んでいました。


 彼は動物かれらがなにを言ってるのかまでは分かりませんでした。

ですが、動物かれらが何を伝えようとしているのかは理解していました。


 例えば、お腹が空いただとか、遊びたいだとか。

彼らは森の中で和気藹々としていました。


 ━━━━あのきつねが、言うまでは。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

能力を持った僕らは。 悪運 @akun0719

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ