第2話 ここにもまた、一人の子供。

第三者side

 ここはとある山の奥深く。

ここにもまた一人の少女が居ました。


━━━━彼女もまた、《異能力者うらぎりもの》でした。


 彼女の名前はまだありません。

先天性の異能力だったので、生まれた時から体に異変があったのです。


 両親には


「こいつは《異能力者うらぎりもの》だ!!こんな奴と一緒にいるなんてひとたまりもない!!!」


「なんて醜い子なの...こんな子が居たら呪われてしまうわ!!」

と、言われてしまったのです。


 彼女もまた、《自然》の能力を持ちました。

だけど、シュンタとは少し違っています。


彼女は岩石を操り、岩石を創ることができました。


 なので今は、彼女には適材適所の場所、山の奥深くにいるのです。

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