神様のオルゴール。その4

「なぁ、真墨。幸せか?」


うん、と答える。手を握りしめて、肩を寄せ合って座った。


「そっか。じゃあ、僕は神様よりスゴイんだな」


「すごいよ、春樹くん」


「そっか、すごいか…」


「うん…」


「……ははっ」


「ふふっ、えへへっ……」


お互いに顔を真っ赤にしながら見つめ合って、キスをした。




僕は、彼女の、彼氏になって。


彼女は、僕の、彼女になった。


二人で並んで、歩いて行くと決めた。




金色に輝くオルゴールが奏でるのは、僕らの想いだ。


嬉しいこと全部が、この中には入ってる。



──────神様のオルゴールが奏でる音は、僕から彼女、彼女から僕への最高のラブレターだ。

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神様のオルゴール こうやとうふ @kouyatouhu00

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