2章 第12話

ヒナガ達の訓練を別の部屋から観戦している、ミツルとアリサ。


ヒナガ達はトウマの実験に手伝う代わりに二人はいた。しかし、二人の方もトウマの実験に別の部屋で付き合わせれていた。


「この武器にヒナガのアルドノアをブレンドしている。これを10発撃った後、別のターゲットに3発撃て」

「解ったわそれにしても随分と細かい注文ね」

「アリサ。別にいやならラン達とバリケードの見張り番交代してもらえば」

「それだと、ヒナガ達と約束の意味ないじゃない」


アリサは動かない的(まと)に銃弾を10発、次の的に3発撃つ、トウマはアリサ達の後ろから指示をする。ミツルは指示した通りに的を撃ち抜き、トウマの指示通りに動く。カレンはアリサ達の動きをデータに撮っていた。今後の【獣の死者】に対して、対策を練るために。


その後、ヒナガ達が訓練を終え。ミツルとアリサのいる部屋に向かう。 


「アリサ、ミツル、訓練終わった。この武器結構役に立つ」

「アスガはこのヤリで死者達を串刺しにしてから氷で倒したけど、これってコンボだよね、あれ」


アスガは目を点にする。ミツルとアリサがだいぶ疲れたように横になっている。カレンがヒナガ達に先程のミツル達がブレンド状態の武器を実験していた事を説明した。


「やはり、ブレンドした武器はしばらくの間は能力が消えない、そして、弾にもブレンド能力が付くが、入れた場合のみだった。そしてブレンドしている武器はどんな事をしても【武器が壊れることはない】それが解ったが一体なぜ…ゴニョゴニョ」


トウマはカレンが撮った、データを解析してアリサ達が使った。ブレンド付きの武器を真剣な眼差しで観察していた。カレンはトウマの後ろからヒナガ達が訓練終わったことを伝えると。トウマは観察を止め。ヒナガ達の向き直る。


「二人共、どうだった?」

「「使える」」

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デット・テンペスト~銀色のミーティオ~フェノメノンの在処 オール @39016239

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